K-1 2.27 東京体育館:第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントに玖村将史、金子晃大、佐々木洵樹、璃明武が出場。残り4人は外国人を予定。KANA、ベルト懸け壽美とリベンジ戦
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K-1 WORLD GP 2022 JAPAN 2月27日(日)東京体育館大会の第一弾対戦カード発表記者会見が12月21日、東京で行なわれた。そのレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(写真:(C)K-1)
第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント開催!玖村将史、金子晃大、佐々木洵樹、璃明武の出場が決定 「この階級で一番強いと自分で分かっているので、それを証明するだけです」(玖村)
今大会で第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメントの開催が決まった。武居由樹の返上で空位になっていた王座を争うトーナメントは、これまで通り日本人選手・外国人選手を交えた8選手によるワンデートーナメントとして開催。この日の会見では「すでに外国人選手はピックアップしていて、それぞれ入国の手続きを進めている段階」(中村拓己K-1プロデューサー)のため、日本人4選手とトーナメントの枠組みが発表される形となった。
トーナメントには第6代Krushスーパー・バンタム級王者の玖村将史、第3代Krushバンタム級王者の金子晃大をはじめ、第5代Krushバンタム級王者の佐々木洵樹、現Krushスーパー・バンタム級王者の璃明武の出場が決定。以下の組み合わせが発表された。
一回戦(1):金子晃大vs現在調整中
一回戦(2):璃明武vs現在調整中
一回戦(3):玖村将史vs現在調整中
一回戦(4):佐々木洵樹vs現在調整中
準決勝(1):一回戦(1)勝者vs一回戦(2)勝者
準決勝(2):一回戦(3)勝者vs一回戦(4)勝者
決勝:準決勝(1)勝者vs準決勝(2)勝者
トーナメント出場選手のK-1 JAPAN GROUP戦績はそれぞれ金子=12戦11勝(6KO)1敗、璃明武=11戦10勝(4KO)1敗、玖村=13戦12勝(4KO)1敗、佐々木=6戦6勝(1KO)とほぼ負けなし。金子・璃明武・玖村の1敗についても金子は玖村・璃明武は佐々木に喫したもので、玖村の負けは前王者・武居由樹に喫したもの。名実ともにK-1スーパー・バンタム級のトップ4選手が揃った形となる。中村プロデューサーは「スーパー・バンタム級は武尊・武居由樹が巻いてきたベルト。このトーナメントから新たなK-1の顔になる、象徴にチャンピオンが出てきてほしい」と期待を寄せた。
優勝候補大本命の玖村が「この階級で一番強いと自分で分かっているので、それを証明するだけです」とぶっちぎりの優勝を予告すれば、対抗に目される金子は「一回負けている玖村選手がいるので、決勝戦でリベンジして優勝できる」とリベンジ宣言。璃明武は「実力、実績も揃った4人なので、このメンバーの中で優勝すれな文句はないと思う」、佐々木は「玖村選手は僕のことは眼中にないと思わていると思いますが、台風の目になって噛みつきたい」と対抗心を燃やした。各選手のコメントは以下の通り。
◆金子晃大
「(トーナメントは)3試合あるので、いい試合を見せたいと思いますが、負けている玖村選手がいるので決勝戦でリベンジして優勝できるのが一番いいかなと思います。(ベルトに対する想い)ベルトが1つの形ですが、僕はベルトよりもこのトーナメントでしっかり勝ちたいという想いの方が強いです。(今回のトーナメントで玖村へのリベンジの機会が来たが、今までどんな想いでどう過ごして、どう勝ちたいか)一回負けからの復帰戦で強いところを、見せられましたが、あれから全部KOでいかないと意味がないと思っているし、今回のトーナメントで人の記憶に残る勝ち方で優勝したいと思います。(K-1のチャンピオンになるために倒すべき相手は?)今揃っている日本人はそんなに差はないと思いますが、一回負けている玖村選手をKOで倒せば、分かりやすく強くなっていると思われます」
◆璃明武
「この間Krushのチャンピオンになって、次はK-1の世界チャンピオンを狙っていて早い段階でこうやってチャンピオンになれるチャンスが来たので、しっかりここで3試合勝ってチャンピオンになりたいと思います。(ベルトに対する想い)K-1のチャンピオンをずっと目標にしていたので、特別な想いというよりはこの階級で一番強い選手だというのを証明したいので、ここで優勝すればベルトは付いてくるものだと思います。(王者初戦でどんな戦いを見せたいか)Krushだと、自分のレベルの相手はいないので次やるならこの3人かなと思ってました。自分的には早いと思っていないので、ここで自分の実力を見せたいと思います。(K-1のチャンピオンになるために倒すべき相手は?)実力、実績も揃った4人なので、このメンバーの中で優勝すれな文句はないと思うので誰とやりたいというのはないです」
◆玖村将史
「お久しぶりです。優勝するのはもちろんですが、先日の木村”フィリップ”ミノル選手がK-1 FINALを迎えて新生K-1を創ってきたファイターたちがどんどんいなくなっています。これからK-1はネクストジェネレーションに入っていくと思いますし、そこを引っ張っていけるのは自分しかいないと思います。圧倒的に優勝して時代を創ります。楽しみにしていて下さい。(ベルトに対する想い)僕は武居選手に負けているので、今やり返すことはできないので、次のトーナメントで武居よりも玖村が強いというのを証明するだけです。他にベルトの似合う選手はいないので僕が獲ります。(スーパーバンタム級の自分の立ち位置をどう思う?)自分はチャンピオンという形ではありませんが、この階級で一番強いと自分で分かっているので、それを証明するだけです。(K-1のチャンピオンになるために倒すべき相手は?)マジで誰でもいい。逆にやりたい選手は上がってきてほしいです。(金子がリベンジしたいといっているが)今まで僕に負けた選手の一人としか思っていないです」
◆佐々木洵樹
「前回の試合から辞める辞めないでかなり悩んだのですが、離れている間に、なぜ格闘技を始めたのかを自分に問いかけて学生の頃の色んな卒業文集とかを見たら、全部にK-1チャンピオンになると書いてあって、こんなに想い入れがあったんだなと改めて思って、この話をいただきました。やり残したことをしっかりやって、練習もしっかり積んで、やることをやるだけです。(ベルトに対する想い)K-1のベルトには自分にとって凄く想い入れがあるし、獲りたいという気持ちは凄く強いし、元ジムメイトの由樹くんが巻いていたベルトです。自分の後輩でしたが、人として尊敬しているので由樹くんが巻いていたベルトをPODに持って帰りたい気持ちはあります。(PODの周りからどういう期待があるか)もちろんPODで由樹くんが活躍してきて、同じベルトを目指すので期待はされていますが、特に意識はしていないです。やることをやるだけという感じです。(K-1のチャンピオンになるために倒すべき相手は?)一人一人戦っても全くイメージがあるので、全員倒さないといけませんが一回戦が玖村選手。玖村選手は眼中にないと思わていると思いますが、台風の目になって噛みつきたいと思います」
王者KANAvs挑戦者・壽美の女子フライ級タイトルマッチが決定!「改めて自分がK-1女子を引っ張る存在だというところを見せる」(KANA)「毎日KANA選手に勝つ。そのことばかり考えて練習してきた」(壽美)
K-1女子フライ級王者・KANAの復帰戦がタイトルマッチに決定。1年3か月前に敗れた壽美を挑戦者に迎えて初防衛戦を行う。
KANAはK-1女子を牽引してきたエース。女子離れしたパワーで数々の強豪を葬った。しかし昨年11月のK-1福岡大会で壽美とのスーパーファイトに敗れ、初のVS日本人黒星を喫した。その後ケガの治療のため長期欠場。2月のK-1東京体育館大会での復帰戦に、壽美とのタイトルマッチを迎える。復帰戦がいきなりのタイトルマッチ。さらには黒星を喫した壽美という試練の一戦を迎えるKANAだが「壽美選手しかやりたい相手がいなかった」とリマッチはのぞむところ。「前回負けているので、壽美選手に挑戦する気持ちで臨みたい」と、挑戦する姿勢をもって壽美に立ち向かう構えを見せた。KANAが不在の1年3か月の間、数々の女子選手がK-1のリングを賑わせた。「女子選手が増えてきてレベルが高くなってきた」と、女子の活躍を歓迎する構えのKANAだが、その一方で「まだまだ迫力が足りない」と先駆者としての立場から苦言。「改めて自分が引っ張る存在だと見せたい」と、壽美戦を機に再びK-1女子を牽引する覚悟を見せた。
対する壽美は昨年11月にKANAから勝利を奪って以来、破竹の快進撃。今年1月からスタートした第5代Krush女子フライ級王座決定トーナメントを制し、王座戴冠。9月のK-1横浜アリーナ大会では櫻井梨華子を下し、KANA戦を含み現在6連勝と勢いに乗る。悲願のK-1王座まであと一歩。壽美はここまでの道のりを「練習の毎日を繰り返すと一日があっという間」と、意外と短かったと感じているという。その練習前のロードワーク中にはいつもKANAに勝利するイメージをしていたという壽美。「(イメージの中では)何百回も勝ってる」と、イメージトレーニングは万全だという。この一戦に向け「本当に毎日毎日KANA選手のことを考えてばかりいた」という壽美は、KANAも同じく壽美のことを考えていたと聞くと「両思いですね」と笑顔でコメント。1年3か月前には無かった、実績に裏打ちされた自信を感じさせた。
◆KANA
「今回は防衛戦になるんですが、前回は壽美選手に負けているので、自分がしっかり壽美選手に挑戦する気持ちで臨みたいと思います。試合当日に一転の迷いもなくリングに上がれるように準備していきます。
(対戦相手の印象は?)壽美選手は一戦一戦別人なぐらい成長していると思います。前回以上に強くなった状態で挑んでくると思うので、自分も強くなった姿で試合をしたいと思います。
(試合が決まった時の気持ちは?)いつかは必ずリベンジしないといけないので、いよいよ決まったなという感じです。1年3カ月ぶりの試合になるので、ブランクは試合当日にならないとどうなるかわからないですけど、しっかり準備して当日に向かいたいです。
(ベルトへの思いは?)女子のK-1は自分が作ってきたと思うので、女子選手が増えてきてレベルが高くなってきたとは思いますが、まだまだ迫力が足りないと思います。しっかり自分の試合を見てもらって、改めて自分がK-1女子を引っ張っていく存在だというところを見せたいと思います。
(この1年3カ月はどう過ごしていた?)第一はケガを治すことに専念していました。その間も練習を休むこと無く、やれることは続けてきました。人間的にも選手としても成長した期間かなと思います。(本格的に練習を再開したのは?)去年の11月に手術をして、スパーリングが始められたのは3カ月後くらいですかね。
(休んでいる間に女子の選手を見ていてどんな風に感じていた?)インタビューで自分の名前を出してくれる選手がいて、本当に女子のK-1を目指す選手が多くなってきたのは形としてうれしいなとは思いますけど、やっぱりプロのリングなので、試合でしっかり見せてナンボ。KOで試合を魅せられるのは自分だけだと思うので、どんどんこれからも女子選手が増えてくるとは思うんですけど、その先頭を走っていきたいと思います。
(壽美から毎日KANAのことを考えていたと言っていたが、KANAはどうだったか)私も負けてから壽美選手のことしか考えていないです。(復帰までの1年3カ月、自分のプランとしては時間がかかったか)時間はかかりましたね。(壽美と再戦するまでに別のカードを挟みたいとは思わなかった>)それも考えましたが、やりたい相手が壽美選手しかいなかったので、どんなリスクでも自分がリベンジする形が一番だと思いました。
(会見の様子が1年3か月前より表情が硬いが)久しぶりだから緊張しています(笑)。(後輩の菅原美優の活躍について)美優ちゃんも前回リベンジマッチ(vsMIO)だったので、リベンジするまでの練習の姿勢はすごく刺激を受けました」
◆壽美
「やっと試合を決めていただいて、私はこのタイトルマッチに向けて本当に毎日毎日KANA選手に勝つことを考えて練習してきたので、2月27日は必ず私がベルトを巻いてチャンピオンになると決めています。
(対戦相手の印象は?)自分と戦っていただいたときの試合から、その後の動きを見れていないので、だからこそいろんな想定をして練習を出来ているかなと思います。(ここまでの道のりは長かった?)意外と短かったかなと思います。格闘技を練習する毎日を繰り返していると、一日が短くて。試合が決まると3か月後に決まっているのにひゅんとすぐ終わって当日の試合だなとなるので、あっという間だったかな。
(前回は憧れの存在と言っていたが、今はKANAにどんな想いがある?)毎日勝つ、勝つ、勝つ。KANA選手のことばかり考えていましたね。(K-1王座への思いは?)みんなが格闘技といえばK-1というイメージがあって、私もアマチュアでやっているころから観にいっていた舞台です。そこの王者になるということは、強いだけじゃなくて本当に心がキラキラしているチャンピオンになりたいと思っているので、心がきれいで強いK-1のチャンピオンになりたいです。
(自分が勝っている姿を何度もイメージすると言っていましたが、KANAにはイメージの中で何回勝っている?)練習前に必ず走るんですけど、いつもそういう想像をしているので、毎日だから何百回ですかね。(しっかりイメージできている?)いろんな得意な技とか、こういうシチュエーションとか、ワンパターンじゃなくていろんなパターンで考えています。(KANAから壽美のことをずっと考えているといっていたが、怖いとは思わない?)両思いだなと思っちゃいました(笑)」
K-1屈指のテクニシャン・佐々木大蔵がブラジルの空手家ヴィトー・トファネリと対戦「この1年でどんどん格闘技にのめりこんできた。それが試合でどう出るか楽しみ」(佐々木)
第8代Krushスーパー・ライト級王者・佐々木大蔵がスーパーファイトに出場。KRESTで同門の野杁正明とも拳を合わせたヴィトー・トファネリと対戦する。
佐々木はK-1スーパー・ライト級きってのテクニシャンとして、K-1のリングを席捲。9月のK-1横浜アリーナ大会では元同門で元K-1ライト級王者の林健太と戦い、ダウン応酬の末の接戦に競り勝った。
今回対戦するトファネリは、佐々木と同門の野杁正明と昨年11月のK-1福岡大会で対戦。野杁の強打に耐え抜き、そのタフネスぶりを見せつけた。 今年に入ってからも元Krushスーパー・ライト級王者の鈴木勇人にTKO勝利し、林健太とダウンを奪い合う激戦を繰り広げるなどインパクトを残し続けている。
記者会見で佐々木は「頑丈という一言」と、トファネリのタフネスぶりを賞賛。「空手仕込みの回転系とか気を付ける部分」と、簡単な相手ではないという認識を見せる。 2018年11月のゲーオ・ウィラサクレック戦以来の国際戦となる佐々木だが「同じ人間なので」と、特別な意識はしない様子。「拳で会話をできたら」と言葉を超えたコミュニケーションを図り、「倒せる場面があれば倒せる」と流れの中でKOのチャンスを見出すと語った。
なお、トファネリは会見を欠席。「佐々木大蔵に勝って、いつか必ずK-1チャンピオンになる」とコメントを会場に寄せている。
◆佐々木大蔵
「K-1の大会に出場できるということで楽しみです。自分自身もK-1とともに日々生きてきて、楽しい充実した日々を送っているので、2月27日はお客様を巻き込んで、そういった姿を見せたいと思います。 (相手の印象は) 頑丈っていう一言ですかね。なんでも空手仕込みということで回転技とか、気を付ける部分はあるのかなと思います。
(2018年11月のゲーオ戦以来の国際戦で意識するポイントは?) 同じ人間なのでといったらあれですが、僕も英語をしゃべれないので、トファネリ選手とは拳で会話をできたらなと思います。 (どんなアートを見せる?) 本当にその日を迎えてみないとわからないですが、自分も毎日試合に照準を合わせてやっていくので、その中で生まれてくるんじゃないかなと思います。(何かを)見せたいというよりはK-1を楽しみたいと思います。
(外国人選手のフィジカルに対して、日本人選手を完封してきたテクニックで通用する?) vs外国人はフィジカルの部分でという印象を持たれる方もいると思いますが、僕はフィジカルというよりも体の使い方にフォーカスして日々取り組んでいます。昔はウェイトトレーニングも取り入れていましたが、ここ最近はいかに自分の体でできることをやっていくかというところに焦点を合わせてやっている。去年からはボクシングジムにも通いはじめて、新たな試みというか、この1年を通してどんどん格闘技にのめりこんできた部分が、2月27日にどう出てくるか楽しみですね。
(外国人選手で空手出身、日本人とは違うものがあるが、テクニックは同じように通用する?) どうですかね。やってみないとわからないですし、同門の野杁正明も試合をしている選手で、本当に頑丈だなという印象はあります。その中で倒せる場面があれば倒せると思うし、ヴィトー選手も僕に対して同じだと思うので、気を抜かずに3分3R、延長Rもフルに楽しみたいと思います」
◆ヴィトー・トファネリ
「佐々木大蔵は強いと思うが、私もこの試合に向けて準備をしているから、絶対に勝つ。ここで佐々木に勝てばベルトに挑むチャンスも出てくると思う。2月27日、佐々木大蔵に勝って、いつか必ずK-1チャンピオンになる」
新階級設立に向けて絶好調の神保克哉が“ブラジリアンタイのビッグボス”ダニロ・ザノリニと激突!「親分の首をしっかり取ったる」(神保)vs「私にもチャンピオンになるチャンスはある」(ザノリニ)
新階級(-75kg)設立を目指して3連勝と好調の神保克哉が-75kgのスーパーファイトに登場。在日ブラジル人ファイターとして4団体のベルトを獲得したダニロ・ザノリニと対戦する。
ザノリニは1999年に来日し、日本を拠点に中量級のトップファイターとして活躍。K-1 MAX時代には佐藤嘉洋とも対戦するなど、数々の日本人ファイターと対戦してきた。近年は自身が主宰するブラジリアン・タイの指導者としてK-1に選手を送り込む立場だったが、今回はファイターとしてK-1のリングに立つことになる。
一方、かつてブラジリアンタイのジュリオ・セザール・モリに勝ったこともある神保は「親分が登場っていうことで、今回は親分の首をしっかり取ったろうと思います」とニヤリ。「ダニロの親分も出てきてくれたし、75kgで俺とやりたいヤツはどんどん出てきてほしいですね。これで親分を倒したらもう新階級いいでしょって俺は思ってます」と改めて新階級設立をアピールした。
会見に同席した中村拓己K-1プロデューサーも「神保選手が新階級(-75kg)設立をアピールして、しっかり結果も残してきた。今回のダニロ選手のように、-75kgでK-1に出たいという選手も増えて来ている。2人にはこの階級の面白さ・魅力が伝わる試合をしてほしい」とメッセージ。新階級設立に向けて重要な一戦になりそうだ。
◆神保克哉
「(ブラジリアン・タイの)親分が登場っていうことで、今回は親分の首をしっかり取ったろうと思います。(ダニロの印象は)ジャン=クロード・ヴァン・ダムっていう感じですかね、 キックボクサーです。(新階級の手応えは?)手応えはバッチリです。こうやってダニロの親分も出てきてくれたし、75kgで俺とやりたいヤツはどんどん出てきてほしいですね。これで親分を倒したらもう新階級いいでしょって俺は思ってます。(ダニロのジム経営の話を聞いて)あんまり無理しない方が、ビジネスしてた方がいいと思います」
◆ダニロ・ザノリニ
「自分はもう20年日本に住んでます。今回、もう1回K-1に上がってすごい嬉しいです。今回2月27日で一番いい試合をやります。みなさん、よろしくお願いします。
(神保の印象は?)神保の試合は見ていて、ずっと勝ってるから強いと思うし、強い選手だからK-1でやりたいと思いました。いま海外から選手の入国が難しいですが、私はISAKの世界タイトルを獲っているし、神保とだったら面白い試合になると思います。リングの中で外国人と日本人、どっちが強いかをみんなにお見せします。
(K-1について)私はずっとK-1を見て、K-1が世界で一番大きい大会だと思います。今回また上がっていい試合をして、外国人の強いイメージを残したい。私は日系ブラジル人で相手は日本人だけど、リングに上がったら勝つしかないです。チャンピオンになるためのイメージを残したいです。
(試合はいつ以来?)3年ぐらい試合はしてないです。1回現役をやめて、自分のジムを広めてました。今日本に7店舗、ブラジルには26店舗持ってます。しばらくはジムを大きくするために選手を休んでいましたが、その間に新しいチャンピオンやいい選手とずっと一緒にトレーニングしてました。今の自分のレベルでもチャンスがあると思うし、今うちのジムも上手くやってるから、もう1回チャンピオンになるチャンスがあると思います。(最後に日本人に負けたのは)たぶん佐藤嘉洋だから、10年前です。それからずっと負けてないです」
ウェルター級タイトル戦線へ殴りこむのはどちらだ!? 山際和希「連敗から脱出して迷いがなくなった」vs中野滉太「倒して勝つパターンしか見えていない」
今年11月に連敗を脱出した山際和希と、昨年10月以来、約1年4カ月ぶりの復帰となる中野滉太のウェルター級スーパーファイトが決まった。
K-1・Krushウェルター級で長らく活躍し、昨年夏にKrushウェルター級のベルトを巻いた山際。今年1月のKrush王座防衛戦で加藤虎於奈に敗れて3連敗を喫したが「前に出たからこその失敗だった」と前向きに捉え、この11月のBigbangでKO勝利を収め復活を果たした。今回、約3年8カ月ぶりのK-1出場が決まり「もう一段上の倒せるチャンピオンになる」とさらなる飛躍を誓う。
対する中野は昨年10月に佐々木大蔵の持つKrushスーパー・ライト級王座に挑戦も、痛恨の計量失敗で王座奪取ならず。今回ウェルター級に階級を上げ再起を図る。試合間隔こそあいたものの「その分、練習が出来たのでプラスになってる」とブランクの影響はなし。「倒して勝つパターンしかない」と圧倒的勝利で再起を果たす自信を見せた。
王者・野杁正明と安保瑠輝也に続く“ウェルター級第3の男”争いともいえる一戦。勝利を掴むのはどちらだ?
◆山際和希
「今回約4年ぶりにK-1に出場できてうれしく思います。4年前は木村“フィリップ”ミノル選手に負けたのが最後で、そのときは本当に先が見えなくて。その後も4連敗したり、ウェルター級王座決定トーナメントに出られなかったり、つらいこともあったんですけど、諦めないで良かったと思います。勝てない時も支えて下さった方に感謝して、2月はいい試合をして勝ちたいと思います。
(対戦相手の印象は?)アマチュアのときから活躍されているので見ています。ものすごく攻撃力のある選手。攻撃力だけじゃなくテクニックもあって、最初から打ちにくるのではなく、最初はローキックで削って意識を下に集中させてから打つ戦い方も上手いので、しっかり気をつけたいです。
(連敗を脱出してのK-1参戦にどんな思いがある?)去年の8月にKrushチャンピオンになってから、自分なりに選手としてもう一段上がりたいという思いがありまして。もう一段上というのは、倒せるチャンピオン。お客さんを沸かせるようなチャンピオンになるということ。
そこからいろんなテクニックを取り入れようとしたんですけど、それもなかなか上手くいかなくて4連敗してしまいました。ですが前に出たからこその失敗だと思うので、それがやっとまとまってきたので、結果も内容も良く出来たので、今は迷いがないので、しっかり2月にぶつければ倒せると思っています」
◆中野滉太
「試合するのが1年4か月ぶりくらいで、9月のウェルター級のトーナメントを見ていたんですけど、すごく日本人が活躍したトーナメントだったし、チャンピオンが野杁選手ということで、少しでもそこに近づけるような試合をして、倒してアピールしたいと思います。
(対戦相手の印象は?)キャリアもすべて自分より遙かに上の選手だと思います。気は抜かず、しっかり倒して勝つことしか考えていないし、倒して勝つパターンしか見えていないので、しっかり結果で見せます。
(昨年10月以来の試合、どんな取り組みでどんな進化をしたか?)1年ちょっと試合が空いて、その分練習はできたのでプラスに考えています。練習は誰にも負けないくらいやっていると思うので、しっかり2月に成長もじゃないけど、しっかり見せられたらと思っています」
KOショー必至の一戦!アビラル・ヒマラヤン・チーター「新しい自分に期待してください」vs松下大紀「ここで勢いを取り戻して上にいく」
新王者・和島大海が誕生したスーパー・ウェルター級でアビラル・ヒマラヤン・チーターと松下大紀のスーパーファイトが決まった。
アビラルは2020年12月のK-1両国大会で木村”フィリップ”ミノルを相手にK-1デビュー。最後はパンチによるカットでTKO負けを喫したものの、木村の強打に真っ向から打ち合いビッグインパクトを残した。今年は3月のK-1日本武道館大会で小鉄をKOし、7月のK-1福岡大会で和島と対戦。和島から先制をダウンを奪うも、最後は和島の奥足ローでマットに沈んだ。和島戦後は自身が保持するHEATミドル級王座の防衛戦でK-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTの藤村大輔の顔面をヒザ蹴りで切り裂いてTKO勝利。約7カ月ぶりのK-1参戦が決まった。今回の試合に向けて「新しい自分を見せられると思うので期待していてください」というアビラル。新王者・和島を「華がなくて、ベルトが似合わない」と切り捨てると「7月に倒された分も全部ぶつけて倒してやる」とリベンジを宣言した。
対する松下はK-1・Krushきっての激闘派で、2020年からスーパー・ウェルター級に転向。今年3月のK-1武道館大会では城戸康裕に敗れはしたものの、その強打でダウンを奪ってあわやの場面を作って会場を沸かせた。「前回の城戸さんの試合は1Rいい動きができたので、あの動き、自分の動きを出してKOします」と松下。和島vs木村を「本当に素晴らしい試合」としつつ「今回の試合は結構いいカードだと思うので、ここで勢いを取り戻して上にいきたいなと思います」と再浮上を誓った。
◆アビラル・ヒマラヤン・チーター
「前回初めてKO負けして、そこから悔しくて練習を頑張ってきました。やっとまたK-1のリングに上がって、新しい自分を見せられると思うので期待していてください。
(対戦相手の印象は?)身長は僕と変わらなくて、髪が長くてレゲエの好きな選手だと思ってます。(前回のK-1参戦からどこが変わった?)7月は自分の弱かった部分が出てしまいました。そこをやり直して、また強くなった自分を見せたいので、楽しみにしていてほしいです。
(和島については?)負けた自分が言うのもアレなんですけど、今は華がなくて、ベルトが似合わない王者がいるので、 来年中に必ず、7月に倒された分も全部ぶつけて、倒してやろうと思うので、来年は期待していてください」
◆松下大紀
「今回、久々にK-1、しかもいい時に呼んでもらって、そろそろ結果で見せたいなと思っています。(対戦相手の印象は)勢いもあってタフで、いい選手だなと思います。でも逆に僕がKOショーしたいなと思っています。(前回のK-1参戦からどこが変わった?)前回の城戸さんの試合は1Rいい動きができたので、あの動き、自分の動きを出してKOします。
(和島については?)あの試合は本当に素晴らしい試合で、僕も負けられないなと思いました。今回の試合は結構いいカードだと思うので、ここで勢いを取り戻して上にいきたいなと思います」
対戦カード
K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント・一回戦(1) 3分3R(延長1R)
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krushバンタム級(53kg)王者)
未定
K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント・一回戦(2) 3分3R(延長1R)
璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス/Krush同級王者)
未定
K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント・一回戦(3) 3分3R(延長1R)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/元Krush同級王者)
未定
K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント・一回戦(4) 3分3R(延長1R)
佐々木洵樹(POWER OF DREAM/元Krushバンタム級(53kg)王者)
未定
K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R)
K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R)
一回戦(1)勝者
一回戦(2)勝者
K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント・準決勝(2) 3分3R(延長1R)
一回戦(3)勝者
一回戦(4)勝者
K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント・決勝 3分3R(延長1R)
準決勝(1)勝者
準決勝(2)勝者
K-1 WORLD GP女子フライ級(52kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/王者、元Krush同級王者)※初防衛戦
壽美(NEXT LEVEL渋谷/挑戦者、Krush同級王者)
75kg契約 3分3R(延長1R)
神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
ダニロ・ザノリニ(ブラジル/ブラジリアン・タイ/元RISEウェルター級王者、元ホーストカップ&HEATミドル級王者、元ISKA世界スーパーウェルター級王者)
スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場/HEATミドル級王者)
松下大紀(BELIEVE MAN)
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
山際和希(谷山ジム/元Krush&Bigbangウェルター級王者)
中野滉太(POWER OF DREAM)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Krush同級王者、元Krushライト級王者)
ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ/闘英館)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~サブタイトル未定~
日時 2022年2月27日(土) 開場・14:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・16:00
会場 東京体育館(JR総武線「千駄ケ谷」または都営地下鉄大江戸線「国立競技場」徒歩1分)
中継 ABEMA 格闘チャンネル(生放送)、GAORA
チケット料金 ロイヤル100,000円 アリーナSRS 60,000円 アリーナRS 35,000円 アリーナS 15,000円 2階スタンドS 15,000円 3階スタンドA 10,000円 ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要 ※12月22日(水)AM10:00よりK-1.SHOPにて先行発売。一般発売は未定
チケット販売 チケットぴあ ローソンチケット イープラス K-1.SHOP グッドルーザー K-1ジム各店舗 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/