RISE GIRLS POWER 9.12 後楽園ホール:宮﨑小雪「伊藤選手に勝って自分の技術は本物と証明したい」×伊藤紗弥「ムエタイじゃないからとか言い訳したくない」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
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RISE GIRLS POWER.5(9月12日(日) 後楽園ホール)で対戦する宮﨑小雪と伊藤紗弥のインタビューがRISEから届いた。
第7試合 セミファイナル QUEEN 46.5kg契約 3分3R(延長1R)
宮﨑小雪(TRY HARD GYM/RISE QUEENアトム級(46kg)王者)
伊藤紗弥(尚武会/BOM女子ピン級王者、元WPMF世界女子同級王者、WBCムエタイ&WMC世界女子ミニフライ級王者)
宮﨑小雪「『女子は面白くない』それは昔の話だよっていうのをこの大会で証明する
RISE GIRLS POWER.5にて伊藤紗弥と対戦するRISE QUEENアトム級王者の宮﨑小雪が9月3日、TRY HARD GYM(神奈川県相模原市)にて公開練習を行った。トレーナーが持つビッグミットに気持ちがこもった攻撃を畳みかけ今までの試合とは違った一面も見せた。
――ビックミットお疲れ様でした。いつも1分半でやってるんですか。
宮﨑 いつもはやってないですね。やる時は区切って、バッてやって他の人がやってる間休んでみたいな感じですね。1分半はあんまやらないかもしれないです。
――じゃあいつもやるのは30秒とか1分とかもっと時間を凝縮してやるような感じですか?
宮﨑 そうですね。結構ギュッてやって休んで、ギュッてやって休んでっていう感じが多いです。
――今日左右のステップを踏んでパンチとキックのコンビネーションを程よく見せてくれた感じがしましたけど、これは実践でも使うような感じですか。
宮﨑 そうですね。結構3Rのラスト10秒20秒とかは結構本能とかで戦う事になると思うんで、そういう練習でもあり、っていう感じですね。
――いつもラストは本能で戦ってる感じですか。
宮﨑 そうですね、ほとんど何も考えずに戦っているっていう感じです。
――この間お姉ちゃんの若菜選手が凄く良い勝ち方をしましたけど、良いバトンを渡されたっていう感じはありますか。
宮﨑 本当になんか、相手に勝ったっていうのも凄い嬉しいんですけど、自分の殻を破ってたというか、そういう感じがして本当に強くなってるなっていうのは思いましたね。
――間近で見ててお姉ちゃんが殻を破れた最大の要因って何だったと思いますか。
宮﨑 まあやっぱチームで戦ってるんで試合の日もそうなんですけど、試合前から皆でサポートして送り出してっていう感じが凄い良かったのかなって思います。
――じゃあ今回小雪選手もチームワークによってバックアップを受けて背中を押されて決戦のリングに上がるっていう感じになりますかね。
宮﨑 はい。結構作戦とか対策とかしてるんで、それが結構自信になってるし、それをより一層磨きをかけてリングに上がりたいなと思います。
――じゃあもう伊藤紗弥対策はバッチリ?
宮﨑 そうですね。結構自分の無意識に出来るようになってきてるんで、そこはすごく良いのかなって思うんで、あとは実際戦ってみないと分からない力加減だったり、距離感っていうのもあると思うんでそれを試合中に掴んで戦えたらなって思ってます。
――現時点ではどんな試合になるっていう風に想像しますか?
宮﨑 うーん、まぁそうですね。RISEは打ち合いが求められてると思うんですけど、打ち合いっていうよりかは距離をとって技術戦みたいな感じになるのではないかなって思っています。
―― 一部ではお互い蹴りが得意なんで蹴り合いになったらどうなるんだろうって見方もありますけど、その辺はどうですか。
宮﨑 そうですね、ミドルとか前蹴りとかが凄い上手だなって印象があるんですけど、自分もそれに負けないくらいの技術を持ってると思うんで、蹴りでもパンチでもどんな攻撃が来ても自分の方が勝ってるなっていう自信はあります。
――今回20数年ぶりに女子キックだけの大会が後楽園って感じなんですけどその部分は意識しますか。
宮﨑 やっぱこう女子は面白くないとか色々言われたりするんですけど、それは昔の話だよっていうのをこの大会で証明してこれからも女子キックを後楽園ホールとか、後楽園だけじゃなくてもっと大きい会場でも開けるくらいにしていきたいなって思っています。
――今大会で自分が一番目立つ勝ち方が出来る自信はありますか。
宮﨑 ありますね。試合順はどうなるか分からないんですけど、メインである二人(寺山日葵×小林愛三)に負けないように(※インタビュー後、セミファイナルに決定)。他の選手もそうですけど、女子選手しか出ないからこそ気持ちだったり技術だったりっていうのを今まで以上に見せていかないと一番目立てないと思うんで、どういう勝ち方をすれば一番インパクトがあって目立てるのかっていうのも分かってるんで、あとはそれを成し遂げるだけだなって思います。
――同じ大会にでる同門の平岡琴選手とはどんな事を話してますか。
宮﨑 色々練習とかもしてるんで、こういう風に来るんじゃないとか対策とかもし合ったりだとか、試合の日の事とかも話したりして色々コミュニケーションとって一緒に頑張ろうっていう感じですね。
――今大会の試合のテーマは何ですか。
宮﨑 テーマは圧倒するっていうのが一番のテーマですね。あとは一番目立つっていうのが頭の中にあります。
――どういった戦いが出来れば一番目立てると考えていますか?
宮﨑 一番インパクトに残る試合をするには一つの方法しかないと思うんで、それを成し遂げるだけだし、女子はKOが少ないって言われますけどそれをしないと目立てないんで倒すだけかなって思ってます。
――自身のリフォームスタイルにしていくために何か練習で取り組んでることってありますか?
宮﨑 私は結構パワーがないとか言われるんですけど、そのパワーの部分だったり倒す力みたいのをつけてるんで、それは練習して試合で発揮できればなって思います。
――王者になって王者の風格が出てきたように感じますが、王者として後楽園のリングに立つというのは気持ち的にはどうですか?
宮﨑 RISEチャンピオンが3人いて3人とも後楽園ホール大会に出場するということはすごく嬉しいし、自分がその中の一人であるということも嬉しいんですけど、その分しっかり責任を持って他の選手よりもいい試合をしなきゃいけないし、誰にも負けない試合をしなきゃという責任とかはありますね。
――伊藤選手の試合をこれまで観たりとか技術的対策とはいかがですか?
宮﨑 あんまり作戦みたいのは言えないんですけど、やっぱ蹴りが上手いというか全体的に技術がすごく高くて、今まで戦った選手で一番と言っていいくらい技術はあるのかなと思ってるんで、伊藤紗弥選手に勝って自分の技術は本物だということを証明したいなって思ってます。
――伊藤選手はムエタイスタイルの選手だと思いますが、ホームのリングで他団体の選手を迎え討つということで対抗意識とかはありますか?
宮﨑 自分のホームで戦う以上絶対に負けられないし、何が何でも勝たなきゃいけないし勝つのが当たり前で、勝ち方を問われるようになると思うんで勝ち方を意識して試合をしていきたいなと思います。
伊藤紗弥「とにかく勝ちたいので、勝ちにこだわってやりたい」
RISE GIRLS POWER.5のセミファイナルでRISE QUEENアトム級王者の宮﨑小雪と対戦する伊藤紗弥が尚武会(東京都八王子市)で公開練習を行い、得意のミドルキックを左右30連打ずつに加え、切れのあるパンチも見せるなど、2二度目のRISEルールに向けて好調をアピールした。
――試合を目前に控えていますけど、コンディションの方がいかがですか?
伊藤 そうですね、一ヶ月くらいは肘無しと首相撲とか膝無しで練習してきているので大丈夫だと思います。キックボクシングの試合に向けてやっています。
――今回また改めてRISEルールに挑戦しようと思った動機は何だったんですか?
伊藤 とにかくちょっと負けたままじゃ終われないなっていう悔しさが一番ですね。
――以前RISEで負けたAyaka選手にはムエタイルールではリベンジしましたけど、今回は『RISE』っていうルールや団体にリベンジしたいって気持ちの方が大きいですか?
伊藤 そうですね、やっぱムエタイじゃないからとかそういう言い訳したくないので。ちゃんとRISEルールできっちり勝って、ムエタイじゃなくても大丈夫、いけるっていうところを見せたいと思います。
――練習積み重ねていくうちにだいぶRISEルールには適応・対応できるようになってきましたか?
伊藤 前回は本当にちょっと言い訳にはしたくないですけど、かなり練習不足だったと思うので、今回はそのRISEに向けて、一回経験してるのでどういうところが難しかったっていうところを自分でわかっているので、そういうのを踏まえて練習に励んでいるところです。
――今回対戦相手の宮﨑小雪選手に関してはいかがですか?
伊藤 現チャンピオンですし、すごい上手いなっていう感じがありますね。
――具体的に言うとその上手さというのはどんなところに感じるんですか?
伊藤 空手上がりだと思うので、そういうところの当て勘とか、当てて逃げるっていう速さとかすごい上手いなっていうのは思いますね。
――宮﨑小雪選手は発言やなんか聞いてみるとすごく強気な姿勢が目立つんですけど、そういう対戦相手と戦うってことに関してはどうですか?
伊藤 そうですね、最近は女子の選手も結構いう選手が多いと思うので、こっちも気合入れて頑張ろうかなって思います。
――伊藤選手自身は発言をどんどん相手に対して矢を放っていくという部分ではどうですか?
伊藤 そうですね、私はちょっと控えめなところがあるかなと思うんですけど(笑)。それは小さい頃から結構タイとかで自分より強い選手をいっぱい見てきたからこそ、弱気ではないけど上には上がいるっていうのをわかってるから、そこはちょっとわきまえて。やるときはしっかりやりたいです。
――宮﨑選手は「天才は二人いらない」っていうことを記者会見で述べてましたけど、あの発言を聞いてどんな風に感じましたか?
伊藤 まず私が天才って思われてることにはありがたいなって思うし、私自身は自分が天才だと思ってないし、色々努力したり練習してきたことが結果に繋がってると思うので、確かに二人もチャンピオンはいらないと思うので、ムエタイ選手だけどキックボクシングのチャンピオンにも勝つつもりで頑張りたいと思います。
――今回の試合はどんなところを見てほしいと思いますか?
伊藤 やっぱキックボクシングの試合ですけど、そんな数ヶ月で自分のスタイルを変えるってことは出来ないので、自分はムエタイスタイルでいつも通りやっていくので、キックボクシングの勢いもあるけどムエタイの面白さも見せたいなって思います。
――前回のRISEでのAyaka戦なんですけど、最後KOされたとはいえそこまではほぼ伊藤選手の方がコントロールして試合の主導権を握ってたんじゃないかなと思うんですけど、自分ではどうですか?
伊藤 試合中は私もセコンドも1、2ラウンド負けてると思ってたので、その焦りとか勢いで来ると思うのでそれに対して組めないっていうやりづらさとかすごいあって、精神的にも結構追い詰められたっていうか、ちょっとスタミナとかを消耗して最後ちょっと諦めちゃったかなっていうのはありますね。
――その最後諦めちゃった自分は許せないですか?
伊藤 はい。人生で初めてなんですけど、ちょっと心折れましたね。
――それってやっぱり自分の中でわだかまりが残ってました?
伊藤 残ってます、はい。それが悔しいっていうか相手は違いますけど、やっぱムエタイルールじゃないっていうところを言い訳にしてきたところもあるから、今回リベンジというかもう一度挑戦してやりきりたいなって思います。
――前回のBOMでやったオープンフィンガーグローブでの試合は今回の試合に何か活きるところってありますか?
伊藤 ガードしててもパンチが入ってくるので、特にキックボクシングなのでパンチ多めだと思うんですよ。そうところはちょっと前回の試合を踏まえて色々作戦練ってるので、そこ頑張りたいと思います。
――先ほどもちょっと言われてましたが、宮﨑選手はステップワークをすごい使ってちょこまか動くタイプじゃないですか。ムエタイにはほとんどいないタイプということで、捕まえられる自信とか技術っていうのはあるんですか?
伊藤 私は結構苦手なタイプだと思うんですけど、ムエタイ選手にはいないタイプなので、そういうところは練習で色々頑張ってやってるので、試合で見せられたらいいなって思います。
――ちなみにRISEではお兄さん(伊藤澄哉)が頑張ってますけど、RISEの話とかはされるんですか?
伊藤 そうですね、たまにします。お兄ちゃんは結構RISEのルールがすごい合ってる選手なのでそこは応援しています、チャンピオンになってほしいなって思って。
――以前RISEに出られるときにRISEのチャンピオンとONEのチャンピオンの二つをこれから狙いたいとおっしゃってましたけど、今はどんなことを目標に考えていますか?
伊藤 私が強いなって思う選手はやっぱONEにいるのでONEは目指してますけど、今のコロナの状況の中海外に行くのは結構難しい、でもやっぱ試合はしたいっていうのはあるので、なるべくオファーもらったらいろんな試合出たいなとは思ってます。
――これからもキックボクシングのルールの方でも試合はやっていきたい?
伊藤 そうですね、頑張りたいなとは思ってます。
――ちなみに先ほどムエタイで勝負するとおっしゃってましたけど、パンチを多めにするとかいうのも考えていますか?それとも蹴りで行きますか?
伊藤 私はたぶん蹴り主体なので、基本的には蹴りで行くかなと思います。でもパンチも凄い練習しているので打ち負けないようにやります。
――今ミドルで30連打最後にやったじゃないですか、最高で何連打やったことありますか?
伊藤 最高で…。最近は30でずっとやってるんですけど。ムエタイじゃないので、前回もそうだったんですけどムエタイって結構ダメージがポイントになるというか、いかにダメージ、相手を効かせるかっていうところがポイントになってくると思うんですけど、こっちがバンバン蹴ってても相手の手数で負けるってことが結構あったんで、そういうところも踏まえながらダメージもそうだけど、当てるだけの蹴りとかそういう手数も増やしていきたいなって思います。
――対戦相手の宮﨑選手が今回の試合のテーマとして「王者として圧倒したい」という言い方をされていますが、伊藤選手は今回の試合について改めてテーマというのはどういうところに置いてますか?
伊藤 宮﨑選手は今のRISEのチャンピオンですから、簡単じゃないと思ってるので。勝ちにこだわりたいかなと思います。
――極端な話、判定であっても勝ちを獲るっていうところがご自身にとって重要なポイントいうところですか?
伊藤 もちろん倒しに行くっていうのはあるんですけど、「倒すぞ」って思うとやっぱり力んじゃったりとかするので、いつもの感じで。とにかく「勝ちたい」ので、勝ちにこだわってやりたいと思います。
対戦カード
第8試合 メインイベント QUEEN 49.5kg契約 3分3R(延長1R)
寺山日葵(TEAM TEPPEN/RISE QUEENミニフライ級(49kg)王者、RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020(47.6kg)優勝)
小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/RISE QUEENフライ級(52kg)王者、WPMF女子世界フライ級王者)
第7試合 セミファイナル QUEEN 46.5kg契約 3分3R(延長1R)
宮﨑小雪(TRY HARD GYM/RISE QUEENアトム級(46kg)王者)
伊藤紗弥(尚武会/BOM女子ピン級王者、元WPMF世界女子同級王者、WBCムエタイ&WMC世界女子ミニフライ級王者)
第6試合 QUEEN フライ級(52kg) 3分3R(延長1R)
YAYAウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/RISE QUEENフライ級(52kg)2位、J-GIRLSスーパーフライ級王者)
AKARI(TARGET/RISE QUEENミニフライ級(49kg)1位、RISEミニフライ級NEXT QUEENトーナメント2021優勝)
第5試合 QUEEN アトム級(46kg) 3分3R(延長1R)
平岡 琴(TRY HARD GYM/RISE QUEENアトム級2位)
奥脇奈々(エイワスポーツジム/RISE QUEENアトム級7位)
第4試合 Spcialエキシビションマッチ 3分1R
KINGレイナ(フリー)
村上悠佳(TEAM TEPPEN)
第3試合 QUEEN フライ級(52kg) 3分3R
山本知美(FAITH)
辻井和奏(BRING IT ONパラエストラAKK)
第2試合 QUEEN 45kg契約 3分3R
坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)
菊地美乃里(GONG-GYM坂戸)
第1試合 QUEEN 43kg契約 3分3R
島田美咲(SQUARE-UP KICKBOXING道場)
西原朱花(TEAM TEPPEN)
概要
大会名 RISE GIRLS POWER.5(ライズ ガールズ パワー ファイブ)
日時 2021年9月12日(日) 開場・17:00 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 SRS席 15,000円 RS席 10,000円(完売) S席 8,000円 A席 6,000円 ※当日500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 チケットぴあ イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https