Krush 9.26 後楽園ホール:計量クリアの玖村将史「王者としての強さを見せつけて、期待以上の試合をする」、軍司泰斗「ここで勝たなきゃ終わり」
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Krush.117(9月26日(土)後楽園ホール)の公式計量が25日午後1時より、東京都新宿区のGENスポーツパレスで行われた。第4試合の「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント・一回戦」で新美貴士(名古屋JKファクトリー)と対戦する知良(RBアカデミー)が、計量前に脱水症状を起こしドクターストップとなった。新美は57.2kgで計量をクリアしたため、新美の不戦勝・トーナメント準決勝進出、知良の不戦敗となる。その他の試合の選手は計量をクリアしている。計量後の記者会見のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(写真:(C)K-1)
Krushスーパー・バンタム級王者・玖村将史「王者としての強さを見せつけて、期待以上の試合をする」vs挑戦者・軍司泰斗「ずっとやり返してやろうと思っていた。ここで勝たなきゃ終わりだと思っている」
メインイベントでKrushスーパー・バンタム級タイトルマッチを戦う王者の玖村将史と挑戦者の軍司泰斗は揃って計量をパスし、万全の状態で会見場に姿を現した。今回のこのタイトルマッチは、2019年の2月の「Krush.98」で行なわれた第6代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント決勝戦の同カード。その試合で勝利した玖村が王者となり、敗れた軍司はアゴの骨を骨折し長期欠場と、両者の明暗がくっきりと分かれた試合だった。その試合以来、1年7カ月ぶりの再戦は、濃厚な因縁を含んだタイトルマッチとなる。
特に敗れた軍司は、「やっとこの日が来た。明日はリベンジできるのが凄くうれしいことで、ここで勝たなきゃもう終わりだと思っている」と、復讐の念に燃えている。練習中も「やり返してやろうというか、リベンジの面が凄く高かった」と、常に玖村へのリベンジを念頭に置いて練習に没頭していたことを告白した。
リベンジを受けて立つ玖村だが、「明日はチャンピオンとして強さを見せつけるだけです」と淡々とコメント。計量で軍司と向き合い、「リベンジに燃えている感じは伝わりました」と感じ取ったものの、「前回と変わらないんじゃないかなというのを見せられる」と自信たっぷりに語った。
Krush EVANGELIST(クラッシュ・エヴァンジェリスト)の石川直生さんも玖村と軍司を「玖村選手は相手をスパッと刀で切るような攻撃力を持っていて、軍司選手は木刀でフルスイングするかのような迫力とパワーを持っている。どちらにしろ一撃で試合を決することができる、軽量級とは思えない破壊力を持った両者」と評価。「Krushらしいタイトルマッチになる」と大きな期待を寄せていた。
◆軍司泰斗
「やっとこの日が来たっていうか、明日はリベンジできるのが凄いうれしいことです。ここで勝たなきゃもう終わりだと思っているんで、明日はしっかり勝ちに行こうかなと思っています。(計量で向き合ってみて、改めて対戦相手の印象は?)いい目つきしていて、やっと明日戦えるなと思って、凄い楽しみですね。(今日まで練習しながら一番思っていたことは?)1年半前に対決して、負けて、さらにアゴも折れてしまって、そういう気持ちが強かったんで、やり返してやろうとか、リベンジの気持ちが凄く大きかったですね。(お互いのこれまでの試合を見て、前回とこの辺が違うなという部分は?)まあ、これが違うなっていうか、凄い穴のない選手だなというのはずっと思っているんで、そこをどうやって攻めていくのかは、明日楽しみにしててください。(これから試合までに必ずやること、食べるものは?)帰ったらうどん食べて、一回寝て、ランニングするというルーティンですね。(ファンの皆さんへのメッセージは?)明日はやっとリベンジという形で、早い機会にチャンスをもらえたので、そこはしっかりものにして、勝ちに行こうと思っているので、応援よろしくお願いします」
◆玖村将史
「明日はチャンピオンとして強さを見せつけるだけです。(計量で向き合ってみて、改めて対戦相手の印象は?)リベンジに燃えている感じは伝わりました。(今日までどのような信念を持って、練習しながら一番思っていたことは?)とりあえず強くなることだけを考えて練習してきました。(お互いのこれまでの試合を見て、前回とこの辺が違うなという部分は?)明日試合しをたら、前回と変わらないんじゃないかな?というものを見せられると思います。(これから試合までに必ずやること、食べるものは?)夜は焼き肉を食べます。(ファンの皆さんへのメッセージは?)明日はみんなが期待する以上の試合するので楽しみにしててください」
第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント開幕!Krush Evangelist・石川直生の優勝候補=玖村修平「このトーナメントは『玖村しかいないな』と思わせる試合をする」
第5代Krushフェザー級王座決定トーナメントの一回戦に出場する選手のうち、会見には新美貴士、玖村修平、森坂陸、山浦力也、林京平、岡嶋形徒の6選手が出席。計量に遅れてやって来た秀樹(フォトセッションのみ出席)と知良は欠席となった。
まず、Krush Evangelistの石川直生さんより「佐藤嘉洋さんを彷彿とさせる実力者」と評価された新美は、「今までアグレッシブに試合をしようと思ったことはないんですけど、このベルトを獲るために全員ボコボコにして、アグレッシブに試合をしようと思っている」と、落ち着いた口調ながら血気盛んなコメント。しかし会見終了後に対戦相手の知良が減量中に体調不良を起こしたため欠場が決定。不戦勝で11月27日(金)に開催される「Krush.119」での決勝トーナメントに労せずして駒を進めることになった。
また、石川さんをはじめ、「優勝候補」に推す声が多い玖村は、トーナメントの一回戦が1年ぶりの怪我からの復帰戦。そのため、「この1勝だけのために全力で仕上げてきた」と、まずは明日の試合に集中することを明言。しかし「『玖村しかいないな』と明日思わせるんで、楽しみにしていてください」と、優勝候補と呼ばれる実力を証明することを誓った。
そして石川さんに「独特のスタイルとパワーで一戦ごとに進化している」と評された森坂は、「僕が一番華があると思っていますし、僕が勝たないとおもしろくないトーナメントだと思っているので、個性を出して明日は圧勝したいと思います」と強気の発言だ。ワンデートーナメントには自信があるらしく、「1日2試合やるなら2試合目のほうが調子いいんで。明日勝てば自分のもん」と、早くも11.27「Krush.119」での決勝トーナメントを見据えて意気込んでいた。
対する山浦は選手の欠場を受けて、急遽参戦が決定。今年の4.4「KHAOS.10」以来の試合となるが「このトーナメントに参戦が決まってから人生を懸けて仕上げてきた」と、巡ってきたビッグチャンスに燃えている。「本当に覚悟を決めて、人生を懸けて、明日勝つことだけを考えて生活してきたので、明日は全てぶつけたい」と悲壮な覚悟を表明し、トーナメントに挑む。
計量に遅れながらも会見には間に合った林は、今年の2.24「Krush.111」でスーパーアンジにKO勝利して以来の試合、そしてフェザー級に階級を下げての試合となる。「久々にフェザー級まで減量したんですけど、問題なくクリアできた」とコンディションの調整には成功した様子。「明日は勝ち方にはこだわらずにしっかり勝って、一歩でもベルトに近づけるように進んでいきます」と、堅実に勝利を目指す。
その林と一回戦を戦う岡嶋は、トーナメントに参戦する新美、山浦、秀樹の3選手に勝利したことがあるプロ無敗の若き新星だ。「急にビッグマウスになるつもりもないんで、明日は普通に勝ちます」とコメントした岡嶋は「今はまだベルトは似合わないんで、3試合終わった時に僕が一番ベルトが似合う男になります」とチャンピオンになる気は満々。「今フェザー級もおもしろい選手がいっぱい出てきて、その中でも僕が一番強いんで、岡嶋形徒に注目よろしくお願いします」と、最後はビッグマウスを吹いていた。(※各選手コメント全文はK-1公式サイトの記事をご覧ください)
島野浩太朗「Krushのリングで果し合いを体現する」vs佐野純平「明日は必ず下剋上します」、西京佑馬「練習通りの動きを出せば負けることはない」vs横山朋哉「生きるか死ぬかのリングでバチバチに壊し合う」
今大会で注目されているのが、Krushスーパー・フェザー級のワンマッチ=西京佑馬vs横山朋哉、島野浩太朗vs佐野純平の2試合だ。西京と島野は共に元Krushスーパー・フェザー級王者。現在、Krushスーパー・フェザー級王座はレオナ・ペタスが保持しているが、この2試合は今後のスーパー・フェザー級のタイトル戦線を占う重要な試合となる。
計量を無事にパスして会見に臨んだ4人。まず、元王者の島野に挑む佐野は、試合が決まってからの2カ月間、「島野選手のことだけ考えてやってきた」と、集中して練習に取り組んできたようだ。しかし、相手が名前もあり、元王者という実績の持ち主でも、「練習していくうちに、これだったら通用する、これだったら絶対勝てるっていう自信が湧いてきた」と臆するところはない。「明日は必ず下剋上します」と必勝を誓う。
一方、会見に出席したKrush Evangelistの石川直生さんから「Krushってどういうリングなんですかって聞かれた時に、言葉で説明するより島野浩太朗の試合を見てください。それぐらい激しくワイルドな試合をしてくれる、Krushを体現してくれる選手です」と紹介された島野。
その言葉通り「この一戦決死の覚悟を持って準備してきました。明日はここKrushのリングで名前の通りの果し合い、それを体現する覚悟です」と、まるで死地に赴くかのように決意を語る。計量の時に向き合った佐野に関して、「彼はこの一戦で自分の殻を破りに来てるなと感じました」と、その覚悟は受け止めたようだが、「今回その殻ごと僕が叩き壊します。全てを込めて」と容赦なく叩き潰すことを宣言していた。
もう一つのスーパー・フェザー級ワンマッチを戦う西京と横山は、共に二十歳のフレッシュな対決。石川さんも「西京選手はコンピューターのように冷静な判断力、相手を刺すような的確な攻撃力を持っている。横山選手は相手を嵐に巻き込むかのような凄まじい瞬発力と爆発力とスピードを持っている。この試合は西京選手のコンピュターを横山選手がどう破壊するかが見どころ」と語る通り、対照的なファイトスタイルを持つ者同士の一戦だ。
横山は「僕は西京選手より上回っているものがそんなにないんで、気持ちだけで勝ちに行くっていう感じですね」と、持ち前の気持ちの強さをぶつけるつもり。西京には兄の横山巧がK-1甲子園とKrushのリングで2度負けているだけに「兄の分までしっかり勝って、今後につなげたいと思っています」と仇討ちの気持ちもあるようだ。「明日は生きるか死ぬかのリングで、西京選手と思いっきりバチバチに壊し合いをしたいと思います」と、鼻息荒く意気込んだ。
この横山を迎え撃つ西京にとってこの試合は、昨年の9.16「Krush.105」でレオナに敗れ、王座陥落して以来、1年ぶりの復帰戦だ。「1年ぶり、敗戦からの復帰戦なので、何がなんでも勝ちに行きます」と、この試合で復活の狼煙を上げたいところ。兄の仇討ちに燃える横山を、「瞬発力と爆発力はずば抜けている」と評しながらも、「練習通りの動きを出せれば負けることはない」と断言。今後は階級アップも視野に入れているそうで、王座奪還ではなく、まずは「次の試合に集中するっていう感じですね」と、目の前の敵に集中する。「明日は熱い試合になると思うので、見逃さないように注目お願いします」と、ファンに熱闘を誓っていた。(※各選手コメント全文はK-1公式サイトの記事をご覧ください)
対戦カード
第9試合 メインイベント Krushスーパー・バンタム級タイトルマッチ(55kg) 3分3R(延長1R)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/王者)※2度目の防衛戦
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/挑戦者、元Krushバンタム級王者、K-1甲子園2016 -55kg優勝)
第8試合 セミファイナル スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krush王者、K-1甲子園2016 -60kg優勝)
横山朋哉(リーブルロア)
第7試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
島野浩太朗(菅原道場/元Krush王者)
佐野純平(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1カレッジ2017 -65kg優勝)
第6試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
山本直樹(優弥道場)
中島千博(POWER OF DREAM/極真会館2017年全日本軽重量級優勝)
第5試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
小倉尚也(スクランブル渋谷)
吏羅(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第4試合 第5代Krushフェザー級(57.5kg)王座決定トーナメント一回戦(4) 3分3R(延長1R)
○新美貴士(名古屋JKファクトリー)
×知良(RBアカデミー)
不戦勝
※知良は脱水症状でドクターストップがかかり計量失格。新美が57.2kgで計量をクリアし勝者に。
第3試合 第5代Krushフェザー級(57.5kg)王座決定トーナメント一回戦(3) 3分3R(延長1R)
玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/元NJKFバンタム級王者)
秀樹(レンジャージム)
第2試合 第5代Krushフェザー級(57.5kg)王座決定トーナメント一回戦(2) 3分3R(延長1R)
森坂 陸(エスジム)
山浦力也(北斗会館浅科道場)
第1試合 第5代Krushフェザー級(57.5kg)王座決定トーナメント一回戦(1) 3分3R(延長1R)
林 京平(湘南格闘クラブ/Bigbangライト級王者)
岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
プレリミナリーファイト第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
水津空良(優弥道場)
しの(KSG)
概要
大会名 Krush.117
日時 2020年9月26日(土)開場・17:00 開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 AbemaTV(全試合生中継)、GAORA(9月27日(日)13:00~17:00)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円(前売り完売) ※通常よりも席の間隔を空けております ※小学生からチケットが必要です
チケット販売 K-1.SHOP
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/