新日本キック 4.15 後楽園ホール:勝次、後輩2人とのエキシで4か月ぶりのリングへ。「『KNOCK OUTのトーナメントがピークだった』なんて思わせない」
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新日本キック「TITANS NEOS 23」(4月15日(日)後楽園ホール)で勝次が藤本ジムの後輩・HIROYUKIと皆川裕也を相手に1vs2ののエキシビションマッチを行う。勝次は昨年12月のKNOCK OUTの初代ライト級王座決定トーナメント決勝で森井洋介にTKO負けして以来のリング登場。正式な復帰戦は7月8日の新日本後楽園大会を予定しており、KNOCK OUTライト級アジアトーナメント一回戦での森井へのリベンジを熱望する。(記事提供:新日本キック)
勝次「KNOCK OUTが開催するアジアトーナメントの一回戦で森井に雪辱したい」
――天下分け目の一戦となった森井洋介戦は残念な結果に終わってしまいました。その後どのように気持ちを切り換えました?
勝次 気持ちの切り替えですか…。その日は負ける事を考えてなかったので、全ての予定が狂いましたね。本来はベルトを持ってそのまま(両国国技館から後楽園ホールでやっていた)協会の興行に行くつもりでしたが、正直悔しいという実感もなく『自分は何やってたんだ?』と自問自答をずっと繰り返してました。それから負けたんだって実感して、だんだんと悔しい気持ちが込み上げて来た。動画を見て負因、要因を考えながら、悔しい日々を過ごしてきました。『絶対にリベンジしてやる』って気持ちで自分で自分を研究して練習してるだけです。気持ちの切り替えなんて綺麗事はないです。今でも悔しいだけです。
――失礼しました。ケガやダメージはなかったんですか?
勝次 トーナメント始まってからケガやダメージは蓄積される一方でしたよ。トーナメントが終わってから完全に治しゆっくりしたいと思いました。
――それはそうと、今回はなぜ実戦ではなくエキシビションマッチなのですか?
勝次 今回のエキシビションは伊原(信一・新日本キック)代表からの提案でした。トーナメント終わって年明けに伊原代表が気に掛けてくれて話す機会を設けてもらったというか誘ってくださったんです。そこで今後の再起に関して話し合いました。ケガとダメージを取り除いてから少しづつ復帰する提案をいただけまして、試合感覚が鈍らない程度に調整してやっていこうと伊原代表から激と喝を注入されました。
――いい話ですねぇ。その結果、キックでは珍しい1vs2のハンディキャップマッチになったことについては?
勝次 エキシビションの相手は同門の2人とすることになりましたが、馴れ合いなんかはせず目黒(藤本ジム)の伝統に従い「いかなる時も倒す気迫で!」で行きたいと思います。これを忘れずにやりたい。相手となる2人が気を抜けない状況にしたかった。
――今回のエキシビションを通じて何を伝えたい?
勝次 僕はまだまだ発展途上でこれからももっともっと強くなるってことをアピールしたいですね。「勝次はKNOCK OUTのトーナメントがピークだった」なんて思わせない、これからもどんどん練習して強くなって行くので今後は今までと変わらず、いやもっと応援して貰える様にアピールしたいですね。
――実戦での復帰はいつになりそう?
勝次 本格復帰は7月8日、後楽園ホールで開催の新日本キックボクシング協会のリングになります。年頭に伊原代表が考えてくれたプランに沿って完全復活をしたいと思ってます。伊原代表には「強い相手を呼んで来るからな」と言ってもらえたので、これからを賭ける一戦るなると信じて臨みます。
――最後に今後の目標を教えてください。
勝次 まずは伊原代表に声をかけてもらえたように世界に通用する自分である事を応援してくれる方々に解って貰いたいです。そしてリベンジですね。KNOCK OUTプロデューサーの小野寺(力)さんから声がかかればいつでもKNOCK OUTのリングに上がる準備、そして森井選手との再戦をアピール出来る試合をする準備は虎視眈々と狙ってます。KNOCK OUTライト級アジアトーナメントが開催される話も耳にしてますのでその、1回戦で森井選手と組まれても良いと思ってます。1回戦で森井選手を倒して僕が優勝する。そんな事も考えています。そうやって勝ち進んで行けば、応援している方々が満足して貰えることにもつながるので、今年の目標としては是が非でも叶えたい現実であります。(スポーツライター 布施鋼治)
斗吾「他団体のミドル級の選手とどんどんやっていきたい」
――試合が近づいています。調子はいかがですか。
斗吾 いつも通りいい感じで仕上がっています。練習では(伊原信一)会長から厳しく見ていただいて、常に自分と向き合って気持ちを強くしていくように言われています。
――前戦の3月大会を振り返っていただきたいのですが、昨年12月に引き分けた齋藤智宏選手と対戦し、2R1分1秒TKO勝ちと短期決着でした。
斗吾 3Rみっちりいくのかと思いましたが、倒すことに必死でした。12月の試合が終わってからずっと齋藤選手のことばかり頭にあって眠れないぐらいでしたね 。それが試合結果につながったんだと思います。今まで50戦近く試合をやってますが、ここまで相手のことばかり考えた試合はありません。前回の引き分けが物凄く悔しく、このままでは終われないと思ったので会長にまた同じ相手で試合を組んでいただいて感謝しています。ああいう結果で自分自身にすっきりしましたし、自信を持つこともできました。
――今回の相手、任朝恵選手についてはどのような印象を持っていますか?
斗吾 沖縄を主戦場にしている選手なのでなかなか情報が入らなかったのですが、パンチも蹴りも両方できる選手なので、凄く面白い試合になると思います。
――以前には、ミドル級の他団体のチャンピオンと対戦していきたいと言われれていました。
斗吾 他団体の元チャンピオンということでモチベーションは上がっています。70kg級が盛り上がっていますが、自分がミドル級=72kg級ももっと面白いというのを見せていきたいですね。
――70kg級に階級を落とすと選手層も厚くなると思うのですが、斗吾選手は72kg級にこだわりがあるのでしょうか。
斗吾 こだわります! 70kgだと減量がきついですし、自分のベストは72kgなんです。次の試合をクリアーしたら、ベルトをもう一本狙いたいですね。あと変わらず、他団体のミドル級の選手とどんどんやっていきたいです。
――最後に会場に来てくれるファンにメッセージをお願いします。
斗吾 いつも熱い応援ありがとうございます。4月の試合でも倒せるように、斗吾らしい試合を出来るように皆さん の応援よろしくお願いします。毎試合そうですが、試合に懸ける想いを見て下さい。(新日本キックボクシング協会広報部)
対戦カード
第12試合 56kg契約 3分5R
江幡 塁(伊原道場本部/WKBA世界スーパーバンタム級王者)
ユン・ドクジェ(韓国/MAX FC 57kg級王者)
第11試合 ライト級 3分5R
重森陽太(伊原道場稲城支部/前日本フェザー級王者)
ウ・スンボム(韓国/KMMAF韓国60kg級王者)
第10試合 70kg契約 3分5R
緑川 創(藤本ジム/前日本ウェルター級王者)
アニバル・シアンシアルー(アルゼンチン/伊原道場アルゼンチン支部/南米ムエタイ2014王者)
第9試合 スペシャルエキシビションマッチ
勝次(藤本ジム/日本ライト級王者)
HIROYUKI(藤本ジム/日本バンタム級王者)、皆川裕也(藤本ジム/日本フェザー級4位)
第8試合 73.5kg契約3分3R
斗吾(伊原道場本部/日本ミドル級王者)
任 朝恵(ワイルドシーサー沖縄/元TENKAICHIミドル級王者)
第7試合 59kg契約 3分3R
葵拳士郎(マイウェイジム/INNOVATIONスーパーフェザー級王者)
高橋亨汰(伊原道場本部/日本フェザー級1位)
第6試合 ミドル級 3分3R
Tomo(天下一道場沖縄/TENKAICHI王者)
本田聖典(伊原道場新潟支部/日本2位)
第5試合 ライト級 3分3R
春樹(横須賀太賀ジム/日本4位)
涼介(不死鳥ジム)
第4試合 ライト級 3分3R
ジョニー・オリベイラ(ブラジル/トーエルジム/日本5位)
千久(伊原道場本部/日本13位)
第3試合 ライト級 3分3R
渡邉涼介(伊原道場新潟支部/日本6位)
大月慎也(治政館ジム/日本7位)
第2試合 ライト級 3分2R
林 瑞紀(治政館ジム)
松崎祐樹(トーエルジム)
第1試合 フェザー級 3分2R
瀬川 琉(藤本ジム)
小田切健吾(マイウェイジム)
概要
日時 2018年4月15日(日) 開場・16:45 開始・17:00
チケット料金 SRS¥20,000/RS¥15,000/S¥10,000/A¥7,000/B¥5,000/立見¥4,000
お問い合わせ 伊原プロモーション 03-3780-1338