GRACHAN 10.25 大阪 176BOX:手塚基伸「憧れの所英男選手のスタイルを受け継ぐ長野選手と戦えることに喜びを感じています」×長野将大「前回のRIZINのように攻めて攻めて自分の試合をしたい」。八木匠×吉田剛の談話も

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GRACHAN 86(10月25日(日)大阪・176BOX)のメインイベントで対戦する手塚基伸と長野将大、セミファイナルで対戦する八木匠×吉田剛のインタビューが、GRACHAN事務局から届いた。
第8試合 バンタム級 5分2R・延長1R
手塚基伸(シークレットベースドミネート/コブラ会/同級5位)
長野将大(リバーサルジム武蔵小杉所プラス/同級7位)
7月のGRACHAN83でフェザー級の八木匠を判定3-0で下し、盤石の強さを見せた元王者・手塚基伸が主戦場のバンタム級に戻ってくる。卓越したポジションコントロールで相手を完全に封じ込めるグラップリングスタイルは百戦錬磨のキャリアに裏打ちされており、トップ戦線への再浮上を狙う同級5位が今度は何を見せるか。
対する長野将大は同じく7月、RIZIN広島大会で元他団体王者・神田T-800周一を判定3-0で撃破した勢いそのままに乗り込んでくる。打撃から流れるようなテイクダウン、バックを奪ってからのアームロックやツイスターと、変幻自在のグラウンドワークは決定力も十分だ。
焦点はグラウンドにおける主導権争い。相手を封じ込める手塚の鉄壁のコントロールに対し、長野がスクランブルでポジションを入れ替えて自らのフィニッシュへと繋げられるか——元王者の壁を突破して一気にランキング上位へ駆け上がりたい長野と、バンタム級でも支配力が揺るがないことを証明したい手塚。高密度のスクランブルマッチが幕を開ける。
第7試合 フェザー級 5分2R・延長1R
八木匠(パンクラス大阪稲垣組/同級6位)
吉田剛(BRAVE/同級4位)
2025年に大搗汰晟、村田俊を判定で下し、フェザー級の上位に食い込んだ八木匠。しかし今年2月は高橋孝徳に2R一本負け、7月のGRACHAN83では手塚基伸に判定0-3で敗れた。連敗からの巻き返しを懸け、再び大阪・176BOXのケージに立つ。高い身体能力を生かした積極的な攻めで、上位ランカーを崩せるか。
対する吉田剛は、同じ7月のGRACHAN83で有田一貴を開始41秒、スタンドのパンチでTKO。昨年12月の佐藤藏ノ介戦、今年5月の倉水大輝戦から続く3試合連続の1R TKOで、ランキング4位へ浮上した。第3回MMA甲子園フェザー級優勝の実績を持つ吉田が、今度は八木を相手にその決定力を示せるか。
焦点は序盤の主導権争い。吉田が近2戦で見せたパンチの決定力を発揮するか、八木がその攻撃をしのいで自らのペースをつくるか。同じ会場で明暗の分かれた7月から3カ月。再起を懸ける6位と、連勝を伸ばしたい4位が、フェザー級のランキング戦線で直接ぶつかる。
手塚基伸、所英男への憧れと長野将大への敬意「大阪で戦えることに喜びを感じています」
10月25日の長野将大戦を前に、再びバンタム級で戦う手塚基伸が現在の思いを語った。フェザー級で感じた体格差、カルペディエムで深めてきた技術への理解、そして所英男のスタイルを受け継ぐ長野との対戦。元GRACHANバンタム級王者は、目の前の一戦に向き合いながら、王座への再挑戦やRIZIN、海外での挑戦にも思いを巡らせている。
―― 今回はバンタム級で、長野将大選手との対戦が決まりました。長野選手がRIZINで神田選手に勝った試合は見ましたか?
手塚 試合全体はまだ見ていなくて、ダイジェストだけなんです。いい動きだったという話は聞いています。
―― 神田選手は、手塚選手と世代も近く、パンクラスで戦っていた頃には、対戦する可能性もあった相手ですよね。
手塚 そうですね。少し下の世代だとは思いますけど、パンクラスのときも、そういう位置にはいましたね。
―― 長野選手は、練習での力を試合で出し切れていないところがありました。でもRIZINでは、笑顔でお客さんをあおる場面もあって、楽しみながら非常にいいパフォーマンスを見せていました。
手塚 大舞台に強いんですね。
―― 所さんの全面的な協力もあって、応援する方々が集まり、その期待に応える試合でした。周りに聞くと、練習ではいつもあの動きだそうです。長野選手の動きは、どう捉えていますか?
手塚 こちらが動いてスクランブルを仕掛けたら、絶対にそこで勝負してくる選手だと思います。本人も、その部分で自分が強いと分かっているんじゃないですかね。
―― そこで技術がぶつかり合うところが、格闘技の面白さでもありますね。
手塚 そうそう。そこが面白いんです。
―― 手塚選手の技術と、長野選手の隙を取る動きがぶつかる。格闘技を深く見ている方には、特に楽しんでもらえるカードだと思っています。現在のコンディションはいかがですか?
手塚 体調は大丈夫です。練習も変わらずできています。
―― カルペディエムでの練習を通じて、技術面での変化は感じていますか?
手塚 お世話になって、もう少しで1年くらいになります。岩崎さんに教わることで、今まで自分がやっていたことについても、理解が深まりました。
今回は相手もグラップラーですし、そこで学んできたことを、しっかり発揮できるかというのもありますね。
―― 今回はフェザー級からバンタム級に戻しての試合です。改めて、階級を戻した理由を聞かせてください。
手塚 フェザー級でも戦えるという思いはあったんです。でも、フェザー級だったら、正直、当日計量でもいけるくらいの体ではあったので。
バックを取ってつぶしても、体の力で戻されるようなことがあって。たぶん、同じバンタム級だったら、ああいう形にはならなかったと思うんです。
年齢を重ねて、自分の体が弱くなっている部分もあるとは思いますけど、階級による違いも感じました。
―― 人から言われるだけではなく、実際に戦って体感したからこそ、分かる部分がありますよね。
手塚 そうですね。10年前は、まだいけると思っていましたから。
―― フェザー級のほうが、減量の負担は少なかったですか?
手塚 それは楽でしたね。フェザー級だったら、本当に調整くらいでよかったので。
今はバンタム級の減量も昔より楽になっていますけど、それでもフェザー級の楽さはありました。
―― 一方で、試合当日の体重やフィジカルには差が出てきますね。
手塚 そうですね。自分は計量後も体重がそんなに戻らないので。
これから、自分がどこまで、どういう場所で戦えるかは分かりません。でも、まだ第一線でやりたいという気持ちはあるので。そう考えると、やっぱりバンタム級だなと思います。
―― 長野選手との試合は、どんな展開になると思いますか?
手塚 正直、分からないですね。RIZINのダイジェスト以外にも、YouTubeに上がっている試合は見させてもらっています。
相手の動きに一緒に乗っていったら、長野選手は強いと思います。そこをどうせき止めるか、自分の形に持っていくか。出てきた場面に応じて、切り替えながら戦うことになるんじゃないですかね。
―― 事前にプランを作っていても、実際の流れの中で判断する勝負になりそうですね。
手塚 そうですね。流れの中で、自分の形にはめたほうが勝つ、というところはあるんじゃないですかね。
―― お互いに仕掛け合うような展開もありそうです。
手塚 そうなるのか、どうなるのかは分からないですけど、長野選手はよく動いてきますからね。そこが面白いのかなと思います。
―― 長野選手は所英男さんのもとで練習しています。手塚選手にとって、所さんはどんな存在ですか?
手塚 自分も所さんを見て育った世代なので、憧れの選手の一人です。所さんとも戦いたかったですね。
―― 以前から、対戦したいと言っていましたね。
手塚 昔、GRACHANに参戦して、たぶんベルトを取ったときだったと思うんですけど、マイクで話していいと言われたので、「何でも言おう」と思って、所さんの名前を出したんです。それくらい、やりたかったですね。
―― 実は長野選手も、手塚選手と戦いたいと以前から思っていたそうです。
手塚 あ、そうなんですか。
―― お互いのスタイルを考えても、楽しみな一戦です。その先の目標については、どのように考えていますか?
手塚 上位の選手と戦いたいですし、やれるのであれば、GRACHANのベルトも欲しいです。
行けるかどうかは分かりませんけど、RIZINにも、もう一度出たいという気持ちはあります。
―― 海外での試合については、どうでしょうか?
手塚 海外にも、行けるうちにチャレンジしたいという気持ちが出てきました。来年とかでも、行けるのであれば、動けるうちに挑戦したいですね。
1週間くらいの予定で、前もって分かっていれば、どうにか調整できるかなと思っています。
―― お子さんも、格闘技に興味を持ち始めているそうですね。
手塚 そうなんです。最近、格闘技に興味を持ち始めて、少しグラップリングを教えたりしています。
―― 海外への挑戦なら、ブラジルという選択肢もありますね。グラップラーにとっては、本場です。
手塚 ブラジルですか(笑)。昔、練習に行きたいなと思っていた時期はありましたけど。
―― 仮に来年、海外での機会があったとして、どれくらい前に分かれば調整できそうですか?
手塚 3か月前くらいに分かれば、という感じですね。
―― 最後に、対戦する長野選手へメッセージをお願いします。
手塚 自分は所さんに憧れていた世代ですし、今でも憧れの選手の一人です。その血を受け継ぐというか、回転体のように動く長野選手の存在は以前から知っていましたし、映像も見させてもらっていました。
最近はRIZINなどでも結果を残していますし、ストライカーが有利な時代に、そのスタイルで成績を残しているのは、本当にすごいことだと思っています。
そういう選手と、また大阪大会で戦えることに喜びを感じています。ありがとうございます。
長野将大、RIZINでつかんだ手応えを手塚基伸戦へ「攻めて攻めて、自分の試合をしたい」
RIZINで神田選手に勝利し、「自分の中では過去最高の試合」と振り返る長野将大。大舞台では、これまで試合で出し切れなかった動きを見せ、自身も驚くほど吹っ切れた戦いができたという。
次に迎えるのは、バンタム級に上げたときから対戦を望んでいた手塚基伸。RIZINで得た手応え、階級変更後のコンディション、所英男と進める準備、そしてベルトへの思いを聞いた。
―― まずはRIZINでの試合を振り返って、いかがでしたか?
長野 最高でした。本当にすごい経験をさせてもらえたなと思います。
―― いつもとは違う長野選手だったように感じました。
長野 そうですね。吹っ切れて試合ができたなと思います。
―― 普段とは違う姿も見せていましたね。後から映像を見て、ご自身でも驚きましたか?
長野 びっくりしました。普段やらないようなこともやっていて。ちょっと初めての感覚でした。
―― お客さんをあおる場面もあって、「こんな長野選手は見たことがない」と、周りも驚いたのではないですか?
長野 そうですね。びっくりしていました。
―― もう一人の自分がいるような感覚だったのでしょうか?
長野 そうですね。あっという間に10分間が終わったな、という感じでした。
―― 対戦した神田選手は、長野選手よりも経験のある相手でした。実際に戦ってみて、イメージどおりでしたか?
長野 もっと力強いのかなと思っていたんですけど、そういう展開にもならなかったので。
―― 組みの場面も含めて、長野選手の得意な展開になっていましたね。
長野 そうですね。
―― 応援に来てくれた皆さんも、喜んでくれましたか?
長野 すごく喜んでもらいました。
―― 所英男さんも、長野選手のために動いてくれていました。勝利という形で応えられましたね。
長野 そうですね。所さんもすごく喜んでくれました。
―― 今回の試合は、ご自身の中でも過去最高の内容でしたか?
長野 自分の中では過去最高です。
―― 練習では、普段からああいう動きができているんですよね。
長野 普段はああいう動きが多いですね。ただ、なかなか試合では出せていませんでした。
―― 次は手塚基伸選手との対戦が決まりました。いつ頃から戦いたいと思っていたのでしょうか?
長野 バンタム級に上げたときには、もう戦いたいと思っていた選手の一人でした。
―― 神田選手に勝ったことで、さらに「やってみたい」という気持ちが強くなりましたか?
長野 そうですね。
―― 手塚選手には、どんな印象を持っていますか?
長野 やっぱり組みの強い選手ですね。体もすごく大きくて、強そうだなというイメージです。
―― ご自身との相性については、どう見ていますか?
長野 僕の展開になれば、チャンスはあるなと思っています。
―― スタミナの面では長野選手に分があるのでは、と感じています。そこもチャンスになりそうですね。
長野 そうですね。
―― 対戦が決まったときは、どんな気持ちでしたか?
長野 まさか受けてくれるとは思っていなかったので。「よし、来た」と思いましたし、勝たないといけないと思いました。
―― 手塚選手のことは、以前から知っていたのですか?
長野 自分がプロデビューした頃には、もう有名な選手だったので、知っていました。
―― フライ級からバンタム級に上げて、体調はいかがですか?
長野 コンディションはすごくいいですね。今は3~4kgくらいなので、減量というより調整という感じです。
―― フライ級のときは、減量の厳しさもありましたか?
長野 フライ級のときは、最後にちょっときついなと感じることがありました。
―― 体の動きも、バンタム級のほうがいいと感じていますか?
長野 僕はそうですね。いいと思います。
―― 手塚選手との試合に向けて、今はどんな取り組みをしていますか?
長野 所さんと一緒に作戦を考えながら動いています。前回のRIZINのように、しっかり動いて自分の展開にしよう、という話をしています。
―― 今回の試合で、ご自身が大切にしたいテーマはありますか?
長野 これは最近ずっとそうなんですけど、「ああしておけばよかった」と後悔するような試合にはしたくないです。しっかり自分から攻めて、攻めて、自分の試合をしたいと思っています。
―― 具体的には、どんな展開をイメージしていますか?
長野 スピード感のある試合をイメージしています。組まれたら、そこで勝負しようと思っています。
―― 対戦する手塚選手へ、メッセージをお願いします。
長野 今回は試合を受けてくださって、ありがとうございます。ここでしっかり手塚選手を超えて、チャンピオンベルトに絡んでいけるように頑張りたいと思います。
―― 最後に、応援してくださる皆さんへお願いします。
長野 前回はRIZINでしっかり結果を出せたので、ここでもしっかり結果を出して、また活躍できるように頑張ります。応援よろしくお願いします。
八木匠、吉田剛戦で完全復活へ「MMA、甘くないよ。それを試合の中で伝えたい」
2026年10月25日、大阪・176BOXで開催される「GRACHAN86」で、吉田剛と対戦する八木匠。前戦の手塚基伸戦では判定負けを喫したが、敗戦の中にも課題と手応えを見つけている。取り組んできた打撃の距離感を修正し、得意の組み技とどう結びつけるのか。さらに、RIZINで荒東選手をサポートした経験も、次戦への大きな刺激になったという。勢いに乗る19歳を相手に、復活する姿を見せたいと語る八木の思いを聞いた。
―― 大阪大会ではおなじみの存在になりました。今回が今年3試合目ですね。
八木 はい、3試合目です。毎回ありがたいですね。大きな怪我もないので、このくらいのペースで試合ができるのが一番いいです。
―― 前回の手塚基伸選手との試合は判定負けでした。振り返って、どんな気づきや反省がありましたか?
八木 ありますね。僕は試合の中で、自分が崩れてしまうことがあるんです。
2ラウンドにテイクダウンされたあと、立ち上がればよかったところで、下から打撃を当てようとしたり、クローズドガードで閉じ込めようとしたりしてしまいました。そういうところは良くなかったなと思っています。
それと、自分からもっとテイクダウンにいってもよかったですね。
―― 新しく取り組んでいたことを、試合で出そうとしていた面もあったのでしょうか?
八木 そうですね。テコンドーのステップや打撃をすごく練習していて、新しいものを取り入れている途中だったので、そちらを出していったところもあります。
戦っていく中で、自分の形も固まってきたので、それを次の試合で出していきたいです。
―― 打撃では、少し距離が遠いようにも見えました。相手の圧力で入れなかったのでしょうか。それとも、意識していた距離だったのでしょうか?
八木 まず被弾しないこと、自分の攻撃は当てて、自分はもらわない距離をすごく意識していました。
新しい距離感や距離の設定を取り入れていて、その中で、あの距離になっていたという感じです。
―― 実戦の中で、新しい距離感を確かめていたわけですね。
八木 あの日の時点では、実戦で出せるレベルだと思ってやったんです。でも、実際に試合になると遠すぎたりしたので、そこは修正しています。
―― 今は形が固まってきていますか?
八木 そうですね。残りの期間で、さらに練り上げていきたいです。
―― 次の相手は、打撃を武器にしている吉田剛選手です。取り組んできたことを試せる相手でもありますね。
八木 はい。そういう、打撃の強い選手とやりたかったです。
吉田選手は打撃が強いので、そこを組みで跳ね返したいなと思っています。
―― 吉田選手の前回の試合は見ましたか?
八木 見ました。倒しっぷりがいいですよね。
―― 勢いのある相手ですが、望むところだという気持ちでしょうか?
八木 そうですね。「やったろう」という感じです。
分かりやすいじゃないですか。組みたい人と、殴りたい、蹴りたい人。僕は組みたいので。
ただ、僕も組む前に殴るよ、蹴るよ、というのはあります。
―― 得意の組み技に加えて、形になってきた打撃も見せられそうですね。
八木 はい、そうです。
―― RIZINでは、荒東選手のサポートにも入っていました。間近で見て、心を動かされるものはありましたか?
八木 めちゃめちゃ響きましたね。
ONEでも活躍していた長谷川選手に、あの勝ち方ですから。自分のやるべきことをやり切って、3ラウンドのしんどいところでも、際の攻防を妥協せずにやり切った。それがすごく良かったです。
―― 近くで見て、荒東選手の打撃の強さも感じましたか?
八木 近い距離がすごいですね。離れ際にもよく当てますし、重いです。
ミットも僕が受けていたんですけど、ミドルキックを受けると前腕が痛くなるくらい重くて。ローキックももともとうまいですし、しっかり練り上げてきていました。インカーフも、すごく効いていたと思います。
―― 今回は、ご自身の成長につながる経験でもあったわけですね。
八木 そうですね。全力でサポートさせてもらって、本当に素晴らしい取り組みと、それをやり切った姿を見ることができました。めちゃめちゃパワーをもらいましたね。
―― サポートするメンバーの雰囲気や、それぞれの役割も良かったように感じました。
八木 僕は、自分で言うのもあれですけど、周りのことに気づくタイプだと思うので。水を持っていて、目線を見たらすぐに渡すとか、付き人のような感じで動いていました。
―― その姿を近くで見て、「自分もやるぞ」という気持ちになりましたか?
八木 そうですね。
それと、前の試合でも、自分なりに手応えを感じたところはあります。これまでは、相手の展開になると、そこから戻ってこられないことが多かったんです。
でも手塚さんとの試合では、1ラウンドの最初にテイクダウンされても、そこから戻ってこられたので。そういう部分も含めて、一戦一戦、気づきがあります。
―― その気づきを踏まえて、今回はどんな戦いをしたいですか?
八木 今回は、機械的な動きをしたいんです。
うまくいっていても、いっていなくても、感情に左右されないように。やってきたことを、機械的にただ出す。そういう試合をしたいと思っています。
―― 前戦から変わった姿を見せてもらえることを期待しています。
八木 はい。お見せしたいです。
―― 対戦する吉田選手へ、メッセージをお願いします。
八木 吉田剛選手は、打撃も思い切りが良くて、いい選手だと思います。でも、まだ19歳。「MMA、甘くないよ」と、跳ね返したいです。
それを僕が、試合の中で伝えたいと思っています。
―― 最後に、いつも応援してくださる皆さんへお願いします。
八木 いつも応援してくださっている皆さんには、僕が復活する姿を見せたいです。
勢いのある強い選手を跳ね返して、僕が完全復活する姿をお見せしたいと思います。本当に、いつもありがとうございます。
19歳・3連勝の吉田剛、八木匠戦へ「大阪大会で一番面白い試合をして、盛り上げます」
MMA甲子園での優勝を経て、プロデビューから3連勝を飾っている吉田剛。2026年10月25日、大阪・176BOXで開催される「GRACHAN86」では、デビュー前から意識していた八木匠と対戦する。
打撃で結果を残す一方、自分から攻める組み技にも自信がついてきたという19歳。プロの試合を重ねて感じた変化、八木戦への思い、そして2年後に見据える世界への挑戦について聞いた。
―― プロでは、ここまで3戦ですね。今回は八木匠選手との対戦が決まりました。オファーを受けたときは、どう感じましたか?
吉田 八木選手は、自分がデビューする前からランキングにいたので、結構意識していました。「いつかやるだろうな」という感じでしたね。
―― これまでは、吉田選手の得意な打撃で勝負してくる相手に対して、力を発揮してきた印象があります。グラップラーとの対戦経験については、どうでしょうか?
吉田 デビュー戦の相手はグラップラーでした。
―― ただ、あの試合では相手も打ち合いに応じてきましたね。
吉田 そうですね。
―― 八木選手はテイクダウンを狙ってくる相手だと思います。どんなイメージを持っていますか?
吉田 細かいイメージはあまりないんですけど、レスラーのような印象です。結構、ドロドロした試合をする選手というイメージですね。
―― MMA甲子園で優勝し、プロの試合を経験してきました。ご自身で変わったと感じるところはありますか?
吉田 プロの試合を経験して、アマチュアのときとはグローブも違うので、KOしやすくなったという感覚があります。少しずつ、KOのコツをつかんできた感じはありますね。
―― 試合中は、楽しいと感じていますか?
吉田 試合中のことは、あまり記憶にないんです。
―― とにかく、がむしゃらに戦っているような感覚でしょうか?
吉田 そうですね。一発当たれば、そこからは本能に任せるというか。
試合が終わってから、「そういえば、これを練習でやっていたな」と思うことがあります。
―― 練習した動きが、体に染みついているという感じなんですね。
吉田 はい。そうですね。
―― その感覚は、MMA甲子園に出ていた頃からあったのでしょうか?
吉田 いや、プロになってからですね。逆に、MMA甲子園のときは相手を見すぎてしまって、組まれることが結構ありました。
そこから、自分から攻める組みをしっかり練習して、組みにも自信を持ってできるようになってきた感じはあります。
―― 試合中の感覚について、先輩たちと話したりすることはありますか?
吉田 あまりそういう話はしないですね。自分では、結構、自分流という感じがしています。
―― デビューしたときから、世界を目指したいと話していました。そこに向かうためにも、今は試合を重ねて経験を積むことが大事だと思っています。
吉田 そうですね。
―― 今回の試合に勝てば、さらに上位の選手との対戦も見えてくると思います。今、GRACHANで戦ってみたい選手はいますか?
吉田 今は次の試合に集中しているので、具体的にはあまりないです。ただ、ランキング1位か2位の選手とは戦いたいですね。
―― ファイターとして、どのような将来像を描いていますか?
吉田 2年後には世界に挑戦したい、という感じです。今は、そこを目標にしています。
―― 2年後というと、そのときは何歳になりますか?
吉田 21歳くらいですね。
―― そこまでに、しっかり経験を積んでいきたいですね。世界の舞台も、ただ出ればいいというものではないと思っています。もし負けたとしても、その経験をどう次につなげるかが大切です。
吉田 そうですね。はい。
―― それでは、対戦する八木選手へメッセージをお願いします。
吉田 お互い、盛り上げましょう。
―― 最後に、応援してくださる皆さんへお願いします。
吉田 次の大阪大会で、僕が一番面白い試合をして盛り上げるので、応援よろしくお願いします。
対戦カード
第8試合 バンタム級 5分2R・延長1R
手塚基伸(シークレットベースドミネート/コブラ会/同級5位)
長野将大(リバーサルジム武蔵小杉所プラス/同級7位)
第7試合 フェザー級 5分2R・延長1R
八木匠(パンクラス大阪稲垣組/同級6位)
吉田剛(BRAVE/同級4位)
第6試合 バンタム級 5分2R・延長1R
柴田修杜(FIGHTER’S FLOW)
仲村詠太(reversal gym osaka anne)
第5試合 フライ級 5分2R・延長1R
村松竜眞(MIBURO)
滝川結都(パラエストラ天満)
第4試合 バンタム級 5分2R・延長1R
高松愁(パラエストラ加古川)
松尾康平(パラエストラ天満)
第3試合 ストロー級 5分2R・延長1R
田中創汰(MIBURO)
石松功大(EGOISM/TJA)
第2試合 フェザー級 5分2R・延長1R
松本大知(POLAR GYM OSAKA)
加々田優人(闇愚羅)
第1試合 フライ級 5分2R・延長1R
岡田達朗(パラエストラ大阪)
志水大空(闇愚羅)
概要
公演名:GRACHAN 86
開催日:2026年10月25日(日)時間:開場 12:30/開始 13:00
会場:176BOX(大阪府豊中市庄内東町5丁目7-25)
チケット料金 VIP席:20,000円 SRS席:13,000円 自由席:9,000円
チケット購入:イープラス https://eplus.jp/grachan/
LIVE配信 GRACHAN放送局:https://liteview.jp/grachan/ GRACHAN YouTubeメンバーシップ:https://www.youtube.com/@GRACHAN-MMA
お問い合わせ GRACHAN事務局 https://grachan.jp/



