このコ−ナ-では総合格闘技の各団体公式情報に加えて、未確認情報や怪しい噂、限りなく真実に近いオフレコただのガセネタ、ウソ、偽り、おおげさな表現、JAROにも相手にされないような、デマカセ、うさんくさいネタ、なんでも小耳にはさんだ情報などを、雑誌の片隅、新聞の隙間、商用ネットの暗闇から拾い上げ、当編集部の恐るべき取材力によって具体的に検証してお送りするコーナーです。胡散臭いものはより胡散臭く、確実なものはより正確に、あなたの御手元に届けます。

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<NEWS:ニュース>
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★★★★ 新聞・TV・ラジオ・公式HPなど公的メディア経由の情報
★★★  信頼できる情報筋からの情報、公認出来ないがウラの取れている情報
<RUMOR:噂>
★★ ウラ取りの出来ていない情報
信用することが難しい情報、風聞、推測情報
無印 デマ、与太、悪口、想像、でっちあげ
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2月28日のニュース ★★★★★ 公式情報

「3.22NK大会全カード発表」

▼リングスは3.22東京ベイNKホール大会の全試合カードを以下の通り発表した。(黄字が新しく追加されたカード)

  田村潔司 VS 金原弘光
  山本宜久 VS ヴァレンタイン・オーフレイム
  成瀬昌由 VS デイブ・フォン・ポパイ
  ランディ・クートゥア VS イリューヒン・ミーシャ
  坂田亘 VS ボリス・ジュリアスコフ
  クリストファー・ヘイズマン VS 滑川康仁

(井原芳徳)


2月28日のニュース ★★★★★ 財団法人日本レスリング協会

「全日本選抜レスリング選手権の出場選手発表」

▼ 4月17(土)18(日)、埼玉県朝霞市総合体育館で開催される全日本選抜レスリング選手権大会の出場選手が発表された。出場資格者は昨年末の全日本選手権上位入賞者、その後のプレーオフ参加者を中心に4名を決定。ほかに各クラス1名を予選会を経て追加、計5名にて行なわれる。

 この全日本選抜選手権は1999年の世界選手権大会代表選考会を兼ねている。今年の世界選手権(グレコローマンスタイルは9月23〜26日にギリシア、アテネ。フリースタイルは10月8〜11日にトルコ・アンカラで開催)で8位以内に入賞すると、翌年のシドニー五輪への出場権を獲得できる。

 1995年世界選手権62kg級2位、アトランタ五輪62kg級4位の和田貴広(和歌山県教育庁)は昨年末、69kgへの階級アップを表明したものの全日本選手権には膝の故障の回復が思わしくなく不参加。そのため、今回の全日本選抜には予選会からの参加となる。
 現在モスクワ近郊のオリンピックセンターで元日本レスリング協会コーチセルゲイ・ベログラゾフと調整中の和田は「全日本選抜に優勝して、世界選手権では8位以内に入賞してシドニー五輪に出ますよ。」と意気込みを語っていた。

(横森 綾)

<決定済み出場者>

グレコローマンスタイル
54kg級
 佐々木 昌常(自衛隊体育学校 98年アジア大会5位 98年全日本選手権優勝)
 豊田 雅俊(拓殖大学)
 中村 吉元(鳥羽高校教諭)
 村田 知也(日本体育大学)

58kg級
 西見 健吉(自衛隊体育学校 アトランタ五輪57kg級8位 98年全日本選手権優勝  98年アジア大会代表)
 笹本 睦(日本体育大学)
 桜井 正人(自衛隊体育学校)
 西島 隆(ブルーチップ・スタンプ)

63kg級
 元木 康年(自衛隊体育学校 98年全日本選手権優勝)
 平井 満生(日本体育大学 98年アジア大会5位)
 竹花 良二(国士舘大学)
 飯室 雅規(拓殖大学)

69kg級
 永田 克彦(警視庁 98年全日本選手権優勝 98年アジア大会代表)
 斉藤 柔(自衛隊体育学校)
 久保 雅紀(山梨学院大学)
 瀬川 博道(自衛隊体育学校)

76kg級
 片山 貴光(自衛隊体育学校 アトランタ五輪74kg級8位 98年アジア大会2位 98年全日本選手権優勝)
 三宅 靖志(東海商船 アトランタ五輪68kg級代表)
 伊藤 光伸(山梨学院大学)
 木村 孝夫(山梨学院大学)

85kg級
 横山 秀和(秋田経法大附高教諭 アトランタ五輪フリースタイル82kg級代表 98年アジア大会3位 98年全日本選手権優勝)
 杉浦 貴(自衛隊体育学校)
 木下 英規(自衛隊体育学校)
 佐々木 秀幸(飯山中学教諭)

97kg級
 岩渕 利則(警視庁 98年アジア大会代表)
 瀬川 浩寿(警視庁 98年全日本選手権優勝)
 山口 孝二(自衛隊体育学校)
 篠崎 正二(自衛隊体育学校)

130kg級
 浜上 稔(宮崎農業高教諭 98年全日本選手権優勝 98年アジア大会代表)
 鈴木 克彰(拓殖大学)
 室谷 正憲(室谷鉄工所)
 坂下 昇(綜合警備保障)


フリー
54kg級
 田南部 力(警視庁 98年アジア大会代表)
 田村 茂一(自衛隊体育学校 98年全日本選手権優勝)
 長尾 勇気(パライストラ日体大)
 戸井田 昌教(宮越工芸)

58kg級
 石嶋 勇次(綜合警備保障 98年アジア大会代表)
 関川 博紀(日本体育大助手 98年全日本選手権優勝)
 横瀬 二郎(クリナップ)
 山本 英典(自衛隊体育学校)

63kg級
 矢山 裕明(玉名工業高校教諭 98年アジア大会代表)
 栗尾 直樹(日本体育大学 98年全日本選手権優勝)
 宮田 和幸(クリナップ)
 山縣 健二(日本体育大学)

69kg級
 勝 龍三郎(綜合警備保障 98年アジア大会3位)
 天谷 満博(警視庁 98年全日本選手権優勝)
 織山 昭仁(自衛隊体育学校)
 吉本 収(小又設計)

76kg級
 小柴 健二(自衛隊体育学校 98年アジア大会2位)
 太田 拓弥(和歌山県協会 アトランタ五輪74kg級銅 98年全日本選手権優勝)
 目時 透(国士舘大学)
 友寄 隆康(自衛隊体育学校)

85kg級
 川合 達夫(日本体育大助手 アトランタ五輪90kg級代表 98年アジア大会4位 98年全日本選手権優勝)
 藤田 尚志(山梨学院大学)
 横山 武典(国士舘大学助手)
 池上 裕二(拓殖大学)

97kg級
 小菅 裕司(自衛隊体育学校 98年全日本選手権優勝 98年アジア大会代表)
 小平 清貴(山梨学院大学)
 矢野 倍達(三信電気)
 加藤 英之(西多賀養護学校教諭)

130kg級
 小幡 弘之(警視庁 ソウル五輪代表 98年全日本選手権優勝 98年アジア大会代 表)
 吉田 清太郎(国士舘大学)
 茂野 充宏(和歌山県教育委)
 諏訪間 幸平(中央大学)

2月25日のニュース ★★★★★ 公式情報

「ボテーリョVS宇野再戦決定!(3・28後楽園全カード発表)

▼3月28日(日)後楽園ホールで開催予定の「修斗The Renaxis 1999」の第2段興行の全カード発表になった。既に発表になっているメインイベント朝日昇vs巽宇宙のライト級チャンピオンシップに加えて、セミファイナルにヒカルド”リッキー”ボテーリョvs宇野薫という注目のカードが組まれた。 このカードは昨年10月の「ヴァーリトゥードジャパン98」のオープニングマッチとして行なわれ、宇野が3Rにインサイドガードからのパンチでボテーリョからタップアウトを奪った宇野の出世試合である。その後ボテーリョは雪辱を目指して再戦をアピールしてきたというが、ここまで早く実現した背景には、宇野が目指す同階級のトップに君臨する佐藤ルミナ戦への最終ステップであるという位置づけがあるからだろう。ボテーリョは現在ウェルター級2位であり、かつてルミナの存在を修斗の中核選手に押し上げるに至った因縁の一戦の相手でもある。宇野としてはボテーリョを踏み台に、佐藤戦へすっきり駒を進めたい所であろうし、ボテーリョにすれば借りの残る宇野を阻止して、佐藤との再戦への道を開きたい所であろう。どちらが制するにしても、その先にはウェルター級初代王座挑戦というテーマが、見え隠れしているのは間違いない。

 他にも昨年4月の「Shoot Double Cross」で現役ライト級王者・朝日がノンタイトル戦ながらまさかの失神TKO負けを喫したアレクサンドレ・フランサ・ノーゲラが再上陸。同級5位の大石真丈がこれを迎え撃つ。、ノーゲラはこの勝利で一期にライト級1位に躍り出たが、それがフロックではなかった事を証明する事が出来るかが注目される。

メインイベントライト級チャンピオンシップ3回戦

 朝日昇(PUREBREDシューティングジム大宮・王者)vs 巽 宇宙( K'z FACTORY#2・挑戦者〉

セミファイナル(ウェルター級3回戦)

 ヒカルド・ボテーリョ(ブラジル/ジョー・アルベルト柔術#2〉vs 宇野 薫(和術慧舟會#5〉

第5試合(ライト級3回戦)

 アレクサンドレ・フランサ・ノゲーラ(ブラジル/コアント・テンポー・テインデ・アカデミーア)vs 大石真丈(日本/SHOOTO GYM K'z FACTORY)

第4試合(ウェルター級3回戦)

  桑原卓也(PUREBREDシューティングジム大宮)vs 五味隆典( K'z FACTORY)

第3試合(ヘビー級2回戦)

 アンソニー・ネツラー(PUREBREDシューティングジム大宮)vs 佐藤耕平(J.J.A.)

第2試合(ウェルター級2回戦)

 藤崎諭(STG横浜)vs 石川真(PUREBREDシューティングジム大宮)

第1試合(ウェルター級2回戦)

 竹内幸司(STG横浜)vs 阿部和也(パレストラ)

 またこの大会からプロ修斗の開催形式が改革され、これまで興行を全面的に受け持ってきていたワールド修斗から、各オフィシャルジムが主催に乗りだす事になった。ワールド修斗は今後、一歩下がった位置で選手のブッキングやマッチメイク、大会の演出など、大会プロデュースの役割を担うことになった。今回主催を担当するのはPUREBREDシューティングジム大宮。 今後決定しているプロ修斗公式戦興行は以下のとおり。

4月9日(金) 北沢タウンホール K'z FACTORY 主催

5月27日(木) 北沢タウンホール ガッツマン・プロモーション主催

5月29日(土)横浜文化体育館


2月24日のニュース ★★★★★ 公式情報

「負傷の松井に変わって、佐野出陣。王座決定戦はシュルトVS近藤」

▼3月9日に開催予定の後楽園ホール大会の全カードが発表された。高田道場との対抗戦第2戦として注目を集めていた 山宮 恵一郎 vs 松井 俊介(高田道場) のパンクラチオン・ルール (パンクラス制定 NHBマッチ・ルールの呼称) での対戦だが、松井が練習中の怪我(頸椎捻挫)を負ったこと によりキャンセル。 替わって佐野友飛の出場が決まった 。佐野は二度のPRIDEシリーズ参戦により、NHB戦を2戦経験している。現在、高田道場は対抗戦2連敗中であり、キャリアに勝る佐野が出陣したことで、いよいよ剣が峰に立たされたことになる。

第7代チャンピオン・ガイ・メッツアーの返上により、パンクラス王座が空位となったコーナーでお伝えしたが、KOP実行委員会は4月18日の横浜文化体育館でこの空位を埋める王座決定戦のカードを発表した。すでに王座挑戦が確定していたランキング1位セーム・シュルト (オランダ・極真武道会)の相手に指名されたのは、ランキング2位の近藤有紀 (横浜) 。 シュルトは初の王座挑戦、近藤は昨年12月のメッツァー戦に続いて2度目。その 近藤、タイトル戦を控えて絶対に負けられない今大会、セミで ランキング5位の國奥 麒樹真とのランキング戦が組まれている。外へのアクセスが活発になっているパンクラスにおいて、”本道”と称されるパンクラスルール23がつマッチを支える事を託された両者。1年1ヶ月ぶり四度目の対決となるこのカードは、その頂点を競う戦いとして注目される。

(眞砂嘉明)

メインイベント・ランキング戦(15分1本勝負)

柳澤 龍志 (#7) VS 山田 学 (−) (横浜) (東京)

セミファイナル・ランキング戦(15分1本勝負)

近藤 有己 (#1) VS 國奥 麒樹真 (#5) (横浜) (横浜)

第5試合(10分1本勝負)

セーム・シュルト VS 伊藤 崇文 (オランダ) (横浜)

第4試合ノールール系スペシャルマッチ(15分1本勝負)

山宮 恵一郎 VS 佐野 友飛 (東京) (高田道場)

はかいさ第3試合(10分1本勝負)

稲垣 克臣 VS 長谷川 悟史 (横浜) (東京)

第2試合(10分1本勝負)

美濃輪 育久 VS 窪田 幸生 (横浜) (横浜)

第1試合(10分1本勝負)

石井 大輔 VS 渡辺 大介 (東京) (東京)


2月24日のニュース ★★★ BoutReview取材

「KRSは解散?! 4・29 PRIDE-5開催はなおも流動的」

▼2月16日、プロレスマスコミに対してバドミントントレーニングを公開するなど、復帰に積極的な動きを見せた高田延彦だが、その舞台となるであろうPRIDE-5について「4月29日名古屋レインボーホールで開催」と語り、一斉に報道された。その後BoutReviewが独自に調査した結果、 これまでPRIDEシリーズを主催してきたKRSはすでに解散状態にあり、事務所も撤去していることが明らかになった。そもそもKRSはイベンター、広告代理店、メディア関係者などが任意で集合した委員会形式のユニットであったが、今年に入って法人として登記「ドリームエンタープライズ 」という名称でPRIDEシリーズの開催を継承していくことになったという。既に、KRS時代のブッキングを担当していた川崎浩一氏がフリーのNHBブッカーとして独立するなど、スタッフの改組は進んでおり、近く発足の発表などが行なわれる模様。

したがって、PRIDE-5の開催日程、あるいは高田の復帰戦の相手として噂されるホイス・グレイシー の参戦などの噂はなおも流動的であるといえる。


2月21日のニュース ★★★★★ 公式情報

「3.22NKにクートゥア、5.22有明にエリクソン参戦、4.23大阪では田村×フランク!」

▼3月22日(祝)東京ベイNKホール大会の追加カードとして、ランディー・クートゥア vs イリューヒン・ミーシャが発表された。バーリ・トゥード戦で採用されている特別ルールが適用される模様である。クートゥアはリングス初参戦。第3代UFC世界ヘビー級王者として有名で、昨年10.25のVTJ'98でのエンセン井上戦が記憶に新しいところ。方やミーシャも96年8月のアジリソン・リマ戦以来久々のバーリ・トゥードとなるが、その試合で見せた粘り強さと打たれ強さが今回も発揮されるかが見物である。

 さらに、2.21横浜アリーナ大会の会場にて、5.22NK大会で、ヒカルド・モラエス vs トム・エリクソンのバーリ・トゥード戦、4.23大阪府立体育会館大会で、待望されていた田村潔司 vs フランク・シャムロックが行われることも発表された。前田引退後のリングスの展開が少しずつ明らかになりつつあるようである。

(井原芳徳)


2月19日のニュース ★★★★★ 公式情報

「今後の興業日程と一部カード発表」

▼リングスは今後の興業日程を以下の通り発表した。

RISE1st. 3月22日(祝) 東京ベイNKホール
RISE2nd. 4月23日(金) 大阪府立体育会館
RISE3rd. 5月22日(土) 有明コロシアム
RISE4th. 6月19日(土) 愛知県体育館
RISE5th. 7月23日(金) 大阪府立体育会館
 なお、一部対戦カードも以下の通り発表した。
3/22(祝) 東京大会
  田村潔司 VS 金原弘光
  山本宜久 VS ヴァレンタイン・オーフレイム
  成瀬昌由 VS デイブ・フォン・ポパイ
       (フェーンから愛称のポパイに改称)
   4/23(金) 大阪大会
  高阪 剛 VS ギルバート・アイブル
 なお、アマチュアリングス大会を6/6(日)、11/7(日)に行うことも発表した。

(井原芳徳)


2月18日のニュース  ★★★★ 本誌取材、協力:Full Contact Fighter

「ベウフォート負傷によりメッツァーの相手はティトに」

▼既に一度は決定され、公式HPにもそのカード発表が為された ビクトー・ベウフォート vs ガイ・メッツァー の一戦が、ビクトーの負傷によりキャンセルとなった。膝に簡単な手術を行い、ドクター・ストップを受けていたビクトーだが、構わず試合に向けての稽古を行っていたところ、再び負傷。「俺は若いし、先も長い。いまリスクを犯して試合に臨み、そのキャリアを無駄にするべきではない」と3月5日に開催の UFC XIX で予定されていたこの試合への出場を諦めた。

 替わってメッツァーの対戦相手にピックされたのは、先日のUFC18でライオンズ・デン所属の強豪 ジェリー・ボーランダーを相手にTKO勝ちを収めた、ティト・オーティズ。両者はメッツァーが制した第13回UFC・ライト級(現ミドル級)トーナメント決勝戦に於いて一度対戦している。この試合、メッツァー疑惑のタップ・アウト(メッツァーが、ティトのフロント・チョークでマットを叩いたように見えたが、傷のチェックの為にブレイク。再開後、今度はメッツァーがティトにフロント・チョーク。あっさりとタップを奪う)等の因縁があり、ティトにとっては正にリヴェンジ・マッチ。また、メッツァーにとっても盟友ボーランダーの敵討ちで、ライオンズ・デン勢としても同じ相手に二連敗は許されない、加えて実質の現 KOP という状況下で、その格闘家としての威信を懸けた一戦となる。

 また、この情報を受けて本誌がSEG広報に、直接の確認取材を行ったところ、このカードの予定を認め、さらにその勝者とUFCミドル級王者フランク・シャムロックとの間でのタイトルマッチを、6月の大会で予定していることを明らかにした。SEGはメッツァーだけでなく、先日のボーランダー戦での勝利によって、ティトのことも高く評価しており、それがこの次期タイトル挑戦者決定戦という扱いになったとのことである。

 なお、その他のカードとしては元UFCヘヴィー級王者のモーリス・スミスがハンマー・ハウスの雄、ケヴィン・ランデルマンと対戦。ここのところ実戦から離れていたランデルマンだが、96年10月 UVF5(ブラジル)で8人トーナメント優勝、97年3月 UVF6(同上)で8人トーナメント準優勝、 同年6月ブラジル・オープンファイト・4人トーナメント準優勝といった輝かしいNHBの実績を誇る、マーク・コールマンにも並ぶ実力者である。また、この試合の勝者は5月の大会でバス・ルッテンと現在空位のUFCヘヴィー級王座を争う予定となっている。それ以外にも、タンク・アボット vs ゲーリー・グッドリッジの剛腕喧嘩屋対決、パンクラス常連選手で元ランカーのジェイソン・ゴドシーのUFCデビュー戦など、今回も注目のカードが目白押しである。

(眞砂嘉明)


<予定試合カード>

  ガイ・メッツァー vs ティト・オーティズ
  (Guy Mezger) (Tito Ortiz)

  タンク・アボット vs ゲーリー・グッドリッジ
  (Tank Abbott) (Gary Goodridge)

  ピート・ウィリアムス vs ジェイソン・ゴドシー
  (Pete Williams) (Jason Godsey)

  チャック・リデル vs ジャーミー・ホーン
  (Chuck Lidell) (Jeremy Horn)

  モーリス・スミス vs ケヴィン・ランデルマン
  (Maurice Smith) (Kevin Randelman)

  エヴァン・タナー vs ヴァル・イグナトフ
  (Evan Tanner) (Val Ignatov)


2月18日のニュース ★★★★ ワールド格闘技アマレス情報

「テヘランでのタクティ杯 主な結果」

▼ 2月10日、11日とイラン、テヘランで開かれていたタクティ・カップに全日本フリーチームが参加、54kg級の田南部力(警視庁)が4位に入賞した。

 また、1996年アトランタ五輪フリースタイル74kg級銅メダル太田拓弥(和歌山県レスリング協会)が同大会に個人でエントリー。3位に入賞した。

 54kg級 田南部 力(警視庁)         4位
 76kg級 太田 拓弥(和歌山県レスリング協会) 3位

(横森 綾)


2月17日のニュース ★★★★ USAレスリング協会公式サイト

「デーブ・シュルツ大会、和田貴広は69kg級で2位」

▼ 2月12日、13日とアメリカ、コロラド州フォートカーソン、ポストフィールドでデーブ・シュルツ・メモリアル大会が開催された。参加したレスラーは12カ国から総勢196名(うち、グレコローマン101人、フリー95人)。

 日本からは、全日本選手権とそのプレーオフを経て選ばれたグレコローマンスタイルの全日本チームが遠征。西見健吉(自衛隊体育学校)の2位を筆頭に7名が10位以内に入る健闘を見せた。

 1995年世界選手権フリースタイル62kg級2位の和田貴広(和歌山県教育庁)は個人で同大会にエントリー。昨年末に69kg級に階級アップを表明して初の大会を2位で終え、69kg級の「試運転」として好調な滑り出しを見せた。

日本人入賞者の結果は以下のとおり

フリースタイル
 69kg級 2位 和田貴広(和歌山県教育庁)

グレコローマンスタイル
 54kg級 3位 佐々木昌常(自衛隊体育学校)
 58kg級 2位 西見健吉(自衛隊体育学校)
 63kg級 9位 元木康年(自衛隊体育学校)
 76kg級 3位 片山貴光(自衛隊体育学校)
 85kg級 7位 横山秀和(秋田経法大付高校教)
 97kg級 6位 岩淵俊則(警視庁)
 130kg級 3位 浜上稔(宮崎農高教)

また、各国のチーム成績は以下の順

 1位 アメリカ合衆国 222ポイント
 2位 フィンランド  61ポイント
 3位 ブルガリア   47ポイント
 4位 日本      44ポイント

(横森 綾)


2月16日のニュース ★★★★★ 公式サイトからの情報

「3.9後楽園メインは柳澤×山田」

▼3月9日(火) 後楽園ホールで開催されるTour "BREAKTHROUGH"のメインイベントとして、柳澤龍志(7位)と 山田学によるランキング戦が行われることが発表された。両者ともベテラン勢ながら、今回が初対決となる。

(井原芳徳)


2月14日のニュース ★★★★★ 公式情報

「プロ修斗10周年記念大会、横文進出!」

▼来る5月18日で修斗はプロ化10周年を迎える。それを記念して、5月29日横浜文化体育会館で修斗公式戦「修斗 The Renaxis 1999 : 10 Anniversary」を開催することになった。プロ修斗興行がワールド修斗主催に切り替わって以降、興行成績はうなぎ登りの好調であり、大規模会場への進出は時間の問題と言われていた。まさに今回の決定は満を侍しての挑戦であるといえる。カードは現在全く未定だが、大会場興行に見あうビッグカードが期待できる。

 チケット販売開始は3月5日から、後楽園ホール、書泉ブックマート、フィットネスショップ水道橋店、ファイター、DEVILOCKなど。席種は<SRS>15000円 <RS>10000円 <SS>7000円 <2Fパノラマ席>10000円 <A>6000円 <B>4000円となっている。


2月9日のニュース ★★★★★ 公式情報

「ガイ・メッツァー、王座返上」

▼2月9日(火)キング・オブ・パンクラス実行委員会はコミッショナー持田優氏と株式会社ワールドパンクラスクリエイト代表取締役社長尾崎允実氏の連名で、第7代キング・オブ・パンクラシスト ガイ・メッツァーの王座返上および4月大会の欠場を発表した。返上理由は3月5日にミズーリ州セントルイスで開催予定のUFC19に参戦、ヴィクトー・ベウフォートとの対戦が決定したため、そちらの調整を優先させたいという本人の意向。

 すでに4月18日(日)パンクラスでは横浜文化体育館においてメッツアーとランキング2位セーム・シュルトによるの王座防衛戦の開催を決定し発表していたが、今回のメッツアーの王座返上によってこのカードは白紙に戻される事になった。

<ガイ・メッツアーのコメント>

「3月5日アメリカで行われるアルティメット大会に出場するため、4月の試合出場準備は非常に厳しく、パンクラス出場には常に最善を尽くして臨むという自分の信念に添えませんのでキング・オブ・パンクラス王座の返上を株式会社ワールドパンクラスクリエイトに申し出ました。私はパンクラスの選手として、またキ ング・オブ・パンクラスの地位に就いた者としての誇りを持ってその実力を過去に私がそうして来たようにアメリカで証明したいと思っています。パンクラスファンの皆さんご理解下さい。私はまたパンクラスに戻ってきます。」


2月9日のニュース ★★★★★ 公式情報

「松井VS山宮ノールールマッチ決定!」

▼3月9日(火) 後楽園ホールで開催予定のTour "BREAKTHROUGH"において、高田道場・松井駿介とパンクラスP'sLAB所属の山宮恵一郎によるノールールマッチが行なわれる事が発表になった。試合は15分1本勝負、昨年12月に東京ベイNKホールで行なわれたパンクラススタイルのノールールマッチに準ずるルールが採用される模様。この対戦は 過去2戦行われたパンクラス・高田道場 交流戦の第3弾にあたり、松井はパンクラス初参戦。


2月4日のニュース  ★★★★ Full Contact Fighter

「中尾受太郎、UFCライト級王者を破る!」

▼ 2月2日(現地時間)、ハワイにて行われた SuperBrawl IX 大会に、シューティングジム横浜所属(現ミドル級2位)の 中尾受太郎が出場。メイン・イベントに於いて、現UFCライト級 王者 パット・ミレティッチを三角締めによる一本勝ちで破った。現在、試合時間、経過などはまだ伝わってきていないが、アウェイで現役UFC王者を破るというのは紛れもない大金星であり、"JUTARO NAKAO"の名前が一気に世界のNHBシーンの注目を集める存在となった事は間違いない。(既にこの報を聞いたSEG関係者が中尾に関する情報を照会に動くなど、その衝撃は確実に広がっている。)UFC現役王者がシューターに破れたのは、昨年VTJ'98でヘビー級王者ランディ・クートゥアエンセン井上の試合に続いて2度目となる。(Full Contact Fighter 誌主幹ジョエル・ゴールド氏のレポートによる)


2月4日のニュース ★★★★★ 公式情報

「最新ランキング発表、鈴木ついにランク外へ」

▼ 先日行われた 1/19 後楽園大会の結果を受け、2月2日、最新ランキングがキング・オブ・パンクラス実行委員会より発表された。今回の改定により、國奥麒樹真 とのランキング戦に勝利したジェイソン・デルーシア が6位に浮上、そして 渋谷修身 とのランキング戦で引き分けた リオン・ダイク が10位に初登場。この結果により、ランキング全体に少しづつ変動があったが、その中でも最大のもので、注目すべきは、ランキング制定当初よりのランカーで、第2代KOPでもある 鈴木みのる がランクキングを外れてしまった事であろう。パンクラスのランキングは、ランキング戦の結果が即そのままの形で反映される、所謂ところてん方式ではないため、ここのところ不調続きながら、これまでの実績などを考慮して、何とかランカーの地位を保っていた鈴木だったが、この度の改定を受け、ついにノー・ランカーとなってしまった。

(眞砂嘉明)


  K.O.P. ガイ・メッツァー

       1位 近藤有己
       2位 セーム・シュルト
  (4↑) 3位 船木誠勝
  (5↑) 4位 エヴァン・タナー
  (3↓) 5位 國奥麒樹真
  (7↑) 6位 ジェイソン・デルーシア
  (6↓) 7位 柳澤龍志
       8位 山宮恵一郎
       9位 渋谷修身
  (初↑)10位 リオン・ダイク


2月4日のニュース ★★★★★ 公式情報

「2.11梅田大会出場選手 及び "NEO BLOOD PRE TOURNAMENT" の開催発表」

▼ 来る 2月11日(木・祝)大阪・梅田ステラホールにて行われる、'99年初の道場対抗戦の出場選手が発表された。いつものように、対抗戦全5試合の対戦カードは当日会場にて発表され、全試合10分1本勝負 (3分間の延長戦あり / 1ロストポイント制)にて行われる。

 また、今年7月に予定されている、「第5回 NEO BLOOD TOURNAMENT」に、パンクラスが以前より提携している誠ジム(所在地: 愛知県岡崎市 / 美濃輪育久[横浜]がパンクラス入門以前に所属)の参戦がこのたび決定した。この決定に伴い、出場選手の人選について誠ジム会長 諸岡秀克氏とパンクラスで協議を行った結果、現時点での決定に至らなかったため、「NEO BLOOD PRE TOURNAMENT / ネオ・ブラッド・プリ・トーナメント」として4選手によるトーナメントを行い、出場選手1名を決定することになった。

なお、トーナメント一回戦 第1試合 (片瀬慎治vs宮崎祐市) は、上記 2月11日大阪・梅田ステラホール大会において、道場対抗戦の前に行われる。ルールはパンクラス・オフィシャルルールを採用。試合時間は10分1本勝負 (3分間の延長戦あり / 1ロストポイント制) 。また、トーナメント一回戦 第2試合、並びにトーナメント決勝は、3月21日 (日) 、愛知県岡崎市竜美丘会館 (15:00試合開始)に於いて、誠ジム主催の大会にて行われる。

(眞砂嘉明)


 1999. 2.11(THU) OPEN 16:00 START 17:00
 梅田ステラホール大会 道場対抗戦Part.1 東京vs横浜

  出場選手
   [東京道場]     [横浜道場]
   渋谷 修身     柳澤 龍志
   渡辺 大介     國奥 麒樹真
   長谷川 悟史    伊藤 崇文
   石井 大輔     窪田 幸生
   渡部 謙吾     美濃輪 育久

 第1試合 NEO BLOOD PRE TOURNAMENT 1回戦
   片瀬 慎治 vs 宮崎 祐市


 ■ NEO BLOOD PRE TOURNAMENT 出場4選手

  片瀬 慎治(かたせ しんじ)
   1968年12月15日生 愛知県知立市出身 176cm / 85kg A型
   KPW公式戦 戦績 20勝5敗
  宮崎 祐市(みやざき ゆういち)
   1971年6月26日生 愛知県知立市出身 173cm / 85kg A型
   KPW公式戦 戦績 22勝3敗
  井場 正知(いば まさとも)
   1975年7月8日生 福岡県福岡市出身 175cm / 80kg O型
   KPW公式戦 戦績 15勝5敗
  山田 博(やまだ ひろし)
   1971年5月19日生 愛知県名古屋市出身 170cm / 75kg A型
   KPW公式戦 戦績 16勝4敗

 ●トーナメント一回戦 第2試合 井場正知 vs 山田 博
  トーナメント決勝 第1試合の勝者 vs 第2試合の勝者

  ・日時  3月21日(日) 試合開始時刻 15:00
  ・会場  愛知県岡崎市竜美丘会館
  ・主催 誠ジム
  ・お問い合せ 誠産業 TEL:0564−25−3335


 

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