BoutReview
記事検索 by Google

[全日本キック] 11.18 後楽園:山内「気持ちを切り替え全部出す」

全日本キック "70's 開幕戦" 2007年11月18日(日) 後楽園ホール  【→カード&チケット】 [→掲示板]


 【ONLINE SHOP】 全日本キックDVD 8作品が今なら送料0円!「THE 20th ANNIVERSARY another side」も新発売
 
 
(11/17 up) 18日の後楽園大会の前日計量が都内のホテルで行われ、全選手がクリアした。計量後、70's 全日本キック中量級最強決定トーナメントの出場8選手が意気込みを語った。
 サムゴー・ギャットモンテープの欠場により、3日前にオファーを受けた喜入衆は、最初オファーを断ろうと思ったものの「非現実的なのが逆に面白いと思った」といい、1時間程考えた末に出場を決意。3週間前に韓国で試合をしたばかりだが、怪我は無いという。対戦相手の山内裕太郎については「前からリスペクトしていた」と語るものの、「引き立て役になるつもりはない。どんなことをしてでも勝ちに行く」と宣言した。
 山内はサムゴーの直前の欠場について「モチベーションが下がった」「2度とサムゴーとやることは無いし、オファーがあっても断る。100% KOで勝てると思っていたので、もう勝ったようなもん」と話し、「オファーを受けてくれた喜入選手に感謝している。気持ちを切り替え、全部を出す」と決意を新たにした。(井原芳徳)

◆白虎「顔のカッコ良さで負けた分、明日の勝負で勝ちます」
◆クリストフ・プルボー「(日本語で)アシタハ、ベストヲ、ツクシマス」

◆石毛慎也「スターリンはトーナメントで一番強いと思っている選手なので、明日は自分が試される。きっちり(肘で)切って勝ちたい」
◆レイ・スターリン「前回の不慮の事故のようなことがあるから、今回は勝ちに行き、1月の決勝に進みたい」

◆望月竜介「60kgのトーナメントでは山本真弘選手が一番早く一回戦でKO勝ちして、その勢いのまま優勝したと思う。僕も明日はKO勝ちして、1月につなげたい」
◆川端健司「道場の先輩の梶原さんと前田尚紀選手の試合に負けないようないい試合にしたい」


サムゴー負傷欠場。喜入が山内と対戦

(11/16 up) 70'sトーナメントにエントリーしているサムゴー・ギャットモンテープが欠場する。全日本キックにタイ側から届いた話によると、サムゴーは試合前のスパーリング中に肋骨を負傷しドクターストップがかかったという。サムゴーに代わり、前J-NETWORKスーパーライト級王者・喜入 衆[きいれ・とも](ソーチタラダ渋谷)が急遽出場し、一回戦で山内裕太郎と対戦する。

70's出場の山内、サムゴー攻略に自信

(11/13 up) 70's 全日本キック中量級最強決定トーナメントの一回戦で元ルンピニースタジアム2階級王者のサムゴー・ギャットモンテープと戦う、全日本スーパーウェルター級王者の山内裕太郎が13日、東京・大久保のAJジムにて公開練習を行った。
 サムゴーといえば強力な左ミドルが代名詞。ライト級で活躍していた頃のような動きの切れはなくなったものの、体重が増したぶん破壊力が増し、9月のトーナメント前哨戦では左ミドルの応用ともいえる左ハイで、トーナメント優勝候補のスターリンをKOしてみせた。
 サムゴー vs. スターリンについて山内は「サムゴーの左ミドルをもらいやすい位置にスターリンは立っていたので、1Rから危ないなと思っていた」と分析。スターリン戦では同胞のサムゴーのセコンドについていたAJジムのヌンサヤーム・トレーナーは、今回は当然山内のセコンドにつく。ヌンサヤーム氏はサムゴー攻略に自信たっぷりで「1Rは(様子を)見て、2R、3R、前に出る。遠いとサムゴーのキックもらう。サムゴーはパンチとヒジがキライ。最後サムゴーのスタミナ落ちてKOできるよ」と話す。
 ヌンサヤーム氏を相手にした4分2Rのミット打ちでも、山内はテンカオや飛び膝蹴りといった空中技を駆使。「常に試合のたびに新しい技やテクニックを見せたい」と話すが、距離を詰めるための技術の一つともいえよう。他にも山内は左ミドルと右肘、パンチの連打と右肘のコンビネーションも見せており、技の引き出しの多さをアピールした。

 賞金がかかると強いのがタイ人。サムゴーは今回の200万円の優勝賞金に目の色を変え、猛練習に励んでいるという。山内が優勝賞金で買いたいのは20万円程の高級自転車だといい、賞金に対してはやや淡白な印象だが、全日本キック所属選手唯一のトーナメント参戦者として、なんとしても負けられないという気持ちは強い。「ここで優勝してこそ真のチャンピオン」と語る山内の、新たな一歩に注目だ。(井原芳徳)

真弘への挑戦権賭け水落と上松が再戦

(10/31 up) 後楽園大会の全カードと試合順が下記一覧のとおりに決まった。来年1月4日後楽園大会での全日本フェザー級王者・山本真弘への挑戦権を賭け、水落洋祐(はまっこムエタイジム/3位) vs. 上松大輔(チームドラゴン/4位)のリマッチが決定。両者は4月の後楽園で対戦し、水落が1R 56秒でKO勝ちしたが、ダブルノックダウンの末に水落が立ち上がり勝利するという、異例の決着で話題を呼んだ。
 バンタム級では、8月に王者・藤原あらしに挑むも敗れた1位の寺戸伸近が再起戦。デビュー以来6戦無敗を飾るスクランブル渋谷のホープ・ウエンツ☆修一(3位)と対戦する。ウエンツは10月6日の新宿大会で菊地慧を1Rに肘一発でKOしており、鮮やかな肘打ちが今回も火を吹くか見物だ。

70's開幕戦で山内とサムゴーが激突

(10/26 up) 全日本キック中量級最強決定トーナメント「70's」の組み合わせが以下のとおりに決定した。準決勝は(1)と(2)の勝者同士、(3)と(4)の勝者同士の激突となる。

 (1) 山内裕太郎 vs. サムゴー・ギャットモンテープ
 (2) 白虎 vs. クリストフ・プルボー
 (3) 石毛慎也 vs. レイ・スターリン
 (4) 望月竜介 vs. 川端健司

 山内は念願のサムゴー戦が実現。7月にスターリンと引き分けている山内は、9月にサムゴーがスターリンをKOしたことにショックを受けたといい「スターリンの圧勝と思っていたので悔しかった。是非サムゴーとやりたいと思っていたのでモチベーションが上がった」と話す。サムゴーといえば左ミドルとハイキックが脅威だが、山内は「逆に言えば気を付けるのはそこだけ。勝てる方法はいくらでもある」と攻略に自信を示した。
 この組み合わせが発表された会見の前日には、代々木大会で60kgの「Kick Return」の決勝トーナメントが行われた。こちらの優勝賞金は500万円だが、70'sは選手層が薄いことが理由に優勝賞金は200万円。山内は「終わったら70kgの方が面白かったと言ってもらえるような熱い試合がしたい」と60kg戦線に対抗意識を燃やし、70'sの他の出場選手に対しても「みんなポテンシャルが高いけど、自分が勝って当たり前の立場」と挑発した。

 そんな山内に対抗心を燃やすのが、今年1月のスーパーウェルター級タイトルマッチで山内にKO負けしている望月。「あれから僕も色んな経験をした。次やったら勝つ。独走は許さない」「70kgは大きい団体が盛り上がっているけど、70kgのキックも見たいと思ってもらえる大会にしたい」と意気込んだ。初戦で当たるチームドラゴンの新鋭・川端については「パンチが強く根性があるけど、自分のほうがキャリアがある。技術で凌駕する」と言い放った。

 未定だった残り1枠は元NKBウェルター級王者の白虎に。去年の山内戦以降5連敗中のため「言うことは無い。やるからには優勝を狙う」と最初はおとなしかったが、一回戦で戦うスイス人のプルボーについて聞かれると「無敗でノッてるだろうけど、甘くないことを見せたい」「イケメンの顔を崩したい」と語気を荒げた。プルボーは現在タイで練習中だという。

 白虎と同じく元NKB王者の石毛は「全日本と東京北星には因縁がある。ニュージャパンの一員というより、東京北星の一員として負けられない」と話した。小林聡GMは「フレッド・ロイヤースと玉城良光の弟子が戦うので楽しみ」と、マニアックな視点でこの試合をプッシュしていた。(井原芳徳)

70kgトーナメント「70's」開催

(10/10 up) 全日本キック中量級最強決定トーナメント「70's(セブンティーズ)」の出場8選手のうち、山内裕太郎、望月竜介、石毛慎也、川端健司、サムゴー・ギャットモンテープ、レイ・スターリン、クリストフ・プルボーの7選手が発表された。
 当初このトーナメントは9月29日の後楽園大会で開幕予定だったが、山内の負傷により延期。9月大会では前哨戦が組まれ、金沢久幸を下しプロデビュー以来の連勝を7に伸ばしたプルボー、全日本キック初参戦初勝利をあげた川端が新たにエントリーした。フレッシュな二人が、経験豊富な他の選手たちにどう立ち向かうか?
 11月大会では一回戦4試合(カード決定方法は調整中)を実施し、準決勝〜決勝は来年1月4日後楽園大会で行われる。キックボクシング本来の醍醐味である、肘・膝有効5Rの「純正キックルール」を採用。契約体重は70kg。賞金は優勝200万円、準優勝60万円、3位(2選手)30万円で、KO勝ちした選手には10万円が贈呈される。

 

全日本キックボクシング連盟 "70's 全日本キック中量級最強決定トーナメント 〜開幕戦〜"
2007年11月18日(日) 東京・後楽園ホール
開場・17:00 オープニングファイト開始・17:15 本戦開始・18:00

◆ 70'sトーナメント一回戦 (70kg契約)

第8試合 Aブロック一回戦 3分5R(延長1R)
山内裕太郎(AJジム/全日本スーパーウェルター級王者)
喜入 衆[きいれ・とも](J-NETWORK・ソーチタラダ渋谷/前J-NETスーパーライト級王者)

第7試合 Bブロック一回戦 3分5R(延長1R)
石毛慎也(NJKF・東京北星ジム/元NKBウェルター級王者)
レイ・スターリン(オランダ/KBアーネム/WFCA世界ミドル級王者)

第6試合 Bブロック一回戦 3分5R(延長1R)
望月竜介(U.W.F.スネークピットジャパン/全日本スーパーウェルター級1位)
川端健司(チームドラゴン/全日本スーパーウェルター級6位・R.I.S.E. DoAトーナメント'06 3位)

第5試合 Aブロック一回戦 3分5R(延長1R)
白虎(和術慧舟會RANGER品川ジム/全日本スーパーウェルター級4位・元NKBウェルター級王者)
クリストフ・プルボー(スイス/スクランブル渋谷/全日本ウェルター級2位)

◆ その他の本戦のカード

第4試合 全日本フェザー級挑戦者決定戦 3分5R(延長1R)
水落洋祐(はまっこムエタイジム/3位)
上松大輔(チームドラゴン/4位)

第3試合 バンタム級 サドンデスマッチ(3分3R・延長1R)
寺戸伸近(BOOCH BEAT/1位)
ウエンツ☆修一(スクランブル渋谷/3位)

第2試合 スーパーウェルター級 サドンデスマッチ
小松隆也(建武館/5位)
武田一也(JMC横浜GYM)

第1試合 フェザー級 3分3R
倉田光敏(AJジム)
義和(S.V.G.)

◆ オープニングファイト

第3試合 ライト級 3分3R
白濱卓哉(建武館)
原田直樹(BOOCH BEAT)

第2試合 ライト級 3分3R
西山洋介(光ジム)
佐藤 琉(JMC横浜GYM)

第1試合 ウェルター級 3分3R
牧平圭太(AJジム)
増田光紀(超越塾)

※出場選手はケガ等により変更となる場合がありますことをご了承ください。


■料金:
SRS席¥15,000 RS席¥10,000 S席¥7,000 A席¥5,000
※SRS席は全日本キックのみでの販売
※当日券は各500円アップ

■一般発売:10月20日(土)〜

■チケット発売場所  
チケットぴあ 0570-02-9999
イープラス http://eplus.jp/
後楽園ホール 03-5800-9999
全日本キック 03-3365-1171
バウトレビュー Webのみ受付 (11/12(月)午前10時入金確認分締切)

■お問い合わせ
全日本キック 03-3365-1171

Last Update : 11/17 20:52

[ Back (前の画面に戻る)]



TOPPAGE | REPORT | CALENDAR | REVIEW | XX | EXpress | BBS | POLL | TOP10 | STAFF

Copyright(c) 1997-2007 MuscleBrain's. All right reserved
BoutReviewに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権はマッスルブレインズに属します。