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(レポ&写真) [全日本キック] 9.29 後楽園:サムゴー、スターリンをKO

全日本キックボクシング連盟 "Road to 70's"
2007年9月29日(土) 東京・後楽園ホール  観衆:1,350人(主催者発表)

  レポート:井原芳徳  写真:ひっとまん大場。  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】


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第9試合 メインイベント 70kg契約 3分5R
○サムゴー・ギャットモンテープ(タイ/元ルンピニースタジアム2階級王者)
×レイ・スターリン(オランダ/KBアーネム/WFCA世界ミドル級王者)
2R 2'08" KO (左ハイキック)


 サムゴーは前日計量で70.8kgまでしか落とせず、ペナルティとして1R減点1からスタート。通常より2オンス重い10オンスグローブを着用させられたが、蹴り主体のサムゴーには影響無い。全盛期のスピードと重みは感じさせないものの、ジャブを振りながら細かく動くスターリンに対し、的確に得意の左ミドルを叩き込む。
 2R序盤には左ハイを集中。スターリンはなんとかブロックする。そしてサムゴーが再び左ミドルを連打した後、左ハイを当てると、ブロックしたはずのスターリンの右のグローブがスターリンの首筋付近にヒット。ダウンしたスターリンはそのまま立ち上がれなくなり、半ば自爆のような珍しい結末となった。
 11月開幕の70'sトーナメントを前にまさかのKO負けを喫したスターリンは「ツイてない。サムゴーは決してスーパーマンじゃないし、蹴りはわかってたんだけど、喰らってしまった自分が悔しい」とガックリ。
 だが全日本キックの宮田充興行部長は「山内とは引き分けているので出て欲しい」とスターリンに対する評価を下げず。むしろ体重オーバーのサムゴーに対しては「もう一回(体重オーバーを)繰り返されると怖い」と再起用には慎重で、「今日勝ったクリストフ選手や石毛選手には是非出て欲しい」と話していた。

第8試合 セミファイナル 69kg契約 サドンデスマッチ(3分3R+延長1R)
×金沢久幸(AJKF/IMTC世界ウェルター級王者・全日本ウェルター級5位)
○クリストフ・プルボー(スイス/スクランブル渋谷/全日本ウェルター級2位)
判定0-3 (梅木23-30/勝本23-30/芹澤23-30)


 金沢はいつものように右のガードを下げてパンチを狙う戦法だったが、1R終盤、プルボーが右のテンカオを突き刺すと一気に攻勢。首相撲から左右の膝を連打し、下に意識を向けた後、右肘でダウンを奪う。
 2Rもプルボーが右膝、右フックでダウンを連取。3Rも右肘でダウンを奪う。粘る金沢を仕留めきれなかったものの、これでプロデビュー以来の連勝記録を7に伸ばし、70'sトーナメントに向け実力を十分にアピールした。

第7試合 70kg契約 3分5R
×濱崎一輝(シルバーアックス/全日本スーパーウェルター級3位)
○石毛慎也(NJKF・東京北星ジム/元NKBウェルター級王者)
3R 0'18" TKO (ドクターストップ:右肘打ちによる上唇のカット)


 濱崎はサウスポーの構えから右フック、右アッパー等のパンチをヒット。対する石毛は右膝、右ミドル、右ローと蹴り技主体のファイト。2R終了までほぼ五分の攻防が続いたが、3R開始早々、石毛の大きく振った右肘が濱崎の上唇をカット。突然で意外な結末だったが、石毛の必殺技の威力を見せつけられた。70'sトーナメントでもこの肘が脅威となるだろう。

第6試合 70kg契約 3分5R
×泰輝(タイ/JMC横浜GYM/元ラジャダムナン・スーパーライト級10位)※カノンスック・JMCから改名
○望月竜介(U.W.F.スネークピットジャパン/全日本スーパーウェルター級1位)
判定0-2 (和田48-49/センチャイ48-48/勝本48-49)


 1R、望月は右ロー主体で攻め、2Rに下に攻撃を集めた後、右フックでダウンを奪う。難なくリベンジ成功かにも思えたが、泰輝は前に出てローと肘で猛反撃。望月も3Rに右ローの連打で巻き返したが、あと少しの詰めが足りず。4Rは肘と膝で攻め込まれる。結局判定勝ちでリベンジに成功したものの、望月に喜びの様子は無かった。

第5試合 70kg契約 サドンデスマッチ
○川端健司(チームドラゴン/R.I.S.E. DoAトーナメント'06 3位)
×チホーノフ・シルギイ(ロシア/KOYUジム)
2R 2'00" KO (右ローキック)


 1R、川端が的確な右ローと右フックで次第に流れをつかむ。2Rにシルギイの左右のストレートの連打でダウンを喫してしまったが、最後はきっちり右ローの連打で仕留めた。川端は10/1付けの全日本キックランキングでスーパーウェルター級6位にランクインした。

第4試合 ライト級 3分3R
○翔太 (S.V.G.)
×渡部太基(藤原ジム)
判定2-0 (30-28/30-29/29-29)

第3試合 ライト級 3分3R
×ユウキ(AJジム)
○卜部弘嵩(西山道場/ISUMI GYM)
判定0-3 (27-30/29-30/27-30)

第2試合 バンタム級 3分3R
×寺内直人(SOUL GARAGE)
○瀧谷渉太(WSK/桜塾)
2R 2'45" KO (左飛び膝蹴り)

第1試合 ライト級 3分3R
○相馬一仁(DEION GYM)
×園山翔一(WSK/白仙会)
判定3-0 (29-27/29-27/29-27)
※3R園山1ダウン

[オープニングファイト]

第2試合 バンタム級 3分3R
△輝龍(チームドラゴン)
△原岡武志(STRUGGLE)
判定1-0 (29-29/30-29/29-29)

第1試合 ライト級 3分3R
○田中幹久(WSK/興気塾)
×サトル(シルバーウルフ)
判定2-0 (30-28/29-29/30-29)

Last Update : 09/29 23:17

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