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[パンクラス] 12.2 ディファ=「SK興行」となるか?|宮崎緊急出場

パンクラス "2006 Special Night" 12月2日(土) ディファ有明 【→カード&チケット】  [→掲示板]

(11/29 up) 今大会のメインでミドル級王者決定戦に臨む竹内出と、前回ディファ大会でのコンディット戦からの再起戦となる和田拓也が27日、SKアブソリュートの拠点・新宿スポーツ会館での練習の模様を公開。終了後、試合に向けての意気込みを語った。

 試合迄1週間を切ったため、軽めのスパーリングを見せただけの和田だが「前回の負けが悔しくて、そのままのペースで練習を続けてきた」といい、体調維持に問題はなさそう。対戦相手のヨシロックT(和術慧舟會A-3)は今回がプロデビュー戦。和田は「ビデオも見ていない。強いでしょうけど、相手どうこうじゃなく、僕の方がキャリアが上なんで、違いを見せないと」と淡々と話した。

 この日の竹内は、松本天心SK総帥の号令の元、試合を控えた若手選手の追い込み役を務めていた。疲れ果てた若手選手を容赦なく押さえ込み、黙々と一本を取り続ける。その冷徹さは8月の光留戦をも彷彿とさせる。「体重を合わせて、当日を迎えて、いつもどおりやるだけ」と話す竹内。タイトル戦に向けての気負いは無い。

 竹内のベルト奪取は、パンクラスにSK勢が参戦して以来の悲願。松本総帥も「10日がism興行なら、2日はSK興行にしたい」と語る。とはいえ「試合は自分を高めるためにやるもの。戦いは日常」というポリシーの元、客にアピールするための試合はしない。松本総帥はSK勢でのパンクラス全階級制覇も目論んでおり、結果と実力で存在感を示す考えだ。

 その姿勢はSKアブソリュート・ロシアから送り込まれるウマハノフ・アルトゥールにも共通。松本総帥は「初来日の9月のD.O.Gでの試合はワンサイドだったと思われていますけど、本人は『あそこでミステイクがあった』とか、『これじゃまだトップを狙えない』とか、冷静に反省していた。試合後どこに行きたいかと聞くと『もう1試合やりたい』と答えた。戦うことにどん欲な、ストイックな男」と評していた。

元ロシア軍特殊部隊・アルトゥールの相手変更

 アルトゥールとの対戦が決定していた倉持昌和が、練習中の怪我(バーナー症候群:頭頚部に外力を受けた際の一時的な神経障害)により欠場する。代わってコブラ会の宮崎裕治がアルトゥールと対戦する。階級は当初予定のライト級からウェルター級に変更となった。宮崎は10/1梅田大会で、昇侍の飛び膝蹴りによりわずか3秒でKO負けを喫している。(井原芳徳)

中西、王座争う竹内に「お願いします」

(11/21 up) 第6代ミドル級キング・オブ・パンクラス決定戦の調印式が20日、東京・広尾のP's LAB東京にて行われた。
 前王者ネイサン・マーコートは、04年11月に三崎和雄との王座決定戦を制した実力者。過去、マーコートの王座に2度挑み連敗している1位の竹内出は、「マーコートから王座を取りたかった」と正直な感想を述べる。
 実際、今回戦う2位の中西裕一は、10月のランキング改定前は5位。ブランクのある三崎、岡見、石川が消えたおかげで2位に浮上した選手だ。しかもパンクラス以外の試合を含め、04年5月の長谷川戦以来白星が無く、ここ3試合はドローと、戦績は振るわない。
 中西本人も「竹内さんも、何で自分?と思っていると思うし、自分もラッキーだと思う」と話し、竹内の印象を聞かれると「尊敬するぐらい強いんで…、お願いします」と答え、苦笑いを浮かべる等、自分の立場を率直に認めている。
 だがプロになって一本またはKO負けは、ハワイのROTRでのベヒーシモ戦だけ。柔道をベースにトータルバランスが良く、穴の少ない選手で、決して評価は低く無い。竹内は中西について「技術的なことはわかりませんが、僕と同じような選手と戦って来てて、強かった選手といい勝負をしているんで、実力はあると感じています」と評し、油断はしていない。
 タイトル戦のプレッシャーに関して竹内は「マーコートは強いんでね。特にこの試合だからというプレッシャーは無い」と否定。8月にSKアブソリュートの後輩・石毛大蔵がウェルター級王座を奪取したことについても「先を超されたと思っている」と話し、刺激材料になっているようだ。
 調印式の立会人となったワールドパンクラスクリエイトの尾崎允実社長(中央)は「今回のタイトルマッチをきっかけにミドル級戦線が活性化して欲しい」と発言。その期待に応えるファイトを見せられるかも今回の見所となる。(井原芳徳)

元ロシア軍特殊作戦部隊のアルトゥール参戦

(11/14 up) 9月のD.O.G(現・ケージフォース)で慧舟會の飯田崇人にパウンドでTKO勝ちしたSKアブソリュート・ロシアのウマハノフ・アルトゥールが、日本での第2戦をパンクラスで行う。アルトゥールはロシア軍特殊作戦部隊「スペツナズ」出身。ヒョードルを彷彿とさせる強烈なパウンドで観客に衝撃を与えた。今回は倉持昌和(フリー)と対戦する。
 これで全カードが決定。試合順は下記一覧参照。なお、和田拓也と対戦する吉田直輔(和術慧舟會A-3)が、「ヨシロックT」に改名した。

坂口征夫欠場。河野×チェ・ムベ他追加

(11/8 up) 今大会でのプロデビューが決定していた坂口征夫が、練習中の怪我により欠場する。詳しい怪我の状況などは後日本人が記者会見を行い発表する。
 スーパーヘビー級3R・河野真幸(フリー) vs. チェ・ムベ(韓国/チーム タックル)、ウェルター級2R・和田拓也(SKアブソリュート) vs. 吉田直輔(和術慧舟會A-3)の2試合が新たに決まった。ムベはかつてPRIDE、HERO'Sに出場した選手で、パンクラスは初参戦。吉田は10月の後楽園大会のパンクラスゲートで一本勝ちし、本戦出場を勝ち取った。

全日本キック・吉本、2戦目の相手決定

(10/27 up) 全日本キックの吉本光志の総合2戦目の相手が、山澤勇紀(スタンド)に決まった。山澤は10/25後楽園大会でプロデビュー。吉本と同門の村山トモキを寝技で攻略し、判定勝ちをおさめた。吉本は7月の総合デビュー戦は引分に終わっている。なお、ライト級の3秒殺男・昇侍(K.I.B.A.)の相手は、荒牧拓(パンクラスP's LAB横浜)に決まった。

マーコート王座返上。竹内×中西で決定戦

(10/23 up) ネイサン・マーコートがミドル級王座を返上するのに伴い、竹内出(SKアブソリュート/1位)と中西裕一(フリー/2位)の間で王座決定戦が行われる。
 現在UFCを主戦場とするマーコートは、UFCのベルトを獲るためUFCと独占契約を結び、パンクラスミドル級王座を返上したいとパンクラス側に申し出た。キング・オブ・パンクラス実行委員会は「慎重に協議した結果、マーコート選手の意向を尊重すると共に、今後の本国での活躍を期待し、受理することに致しました」と発表している。
 他にもヘビー級・水野竜也(U-FILE登戸) vs. 三浦康彰(禅道会広島)、フェザー級・井上学(スネークピット/4位) vs. 島田賢二(P's LAB東京)、フェザー級・裕希斗(U-FILE) vs. 中村健太(禅道会広島)の3試合が決定。その他の出場予定選手として和田拓也(SK)、河野真幸(フリー)、吉本光志(AJジム)、そして先日の梅田大会で3秒KO勝ちの記録を作った昇侍(K.I.B.A.)が決まっている。

坂口憲二の兄・征夫がプロデビュー

(10/6 up) タレントの坂口憲二さんの兄で、新日本プロレスの坂口征二常勤相談役の長男である、坂口征夫(坂口道場)が今大会でプロデビューする。坂口は1973年7月26日生まれの33歳。柔術のコパリバーサル白帯メジオ級準優勝者。9月のディファ大会のパンクラスゲート(=アマ部門)で小野明洋(チームタイゴン)にTKO勝ちし、ゲート戦績1戦1勝。今回の対戦相手等は後日発表される。

 

ワールドパンクラスクリエイト "PANCRASE 2006 Special Night"
2006年12月2日(土) 東京・ディファ有明
(新交通ゆりかもめ「有明テニスの森駅」徒歩約3分 or りんかい線「国際展示場駅」徒歩約9分)
開場・17:00 開始・18:00


第9試合 第6代ミドル級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3R
竹内 出(SKアブソリュート/1位)
中西裕一(フリー/2位)

第8試合 スーパーヘビー級 5分3R
河野真幸(フリー)
チェ・ムベ(韓国/チーム・タックル)

第7試合 フェザー級 5分2R
井上 学(U.W.F.スネークピットジャパン/4位)
島田賢二(パンクラスP's LAB東京)

第6試合 ウェルター級 5分2R
和田拓也(SKアブソリュート)
ヨシロックT(和術慧舟會A-3)※吉田直輔から改名

第5試合 ヘビー級 5分2R
水野竜也(U-FILE CAMP登戸)
三浦康彰(禅道会広島支部)

第4試合 ウェルター級 5分2R
ウマハノフ・アルトゥール(ロシア/SKアブソリュート・ロシア)
宮崎裕治(コブラ会)

第3試合 ライト級 5分2R
昇侍(K.I.B.A.)
荒牧 拓(パンクラスP's LAB横浜)

第2試合 フェザー級 5分2R
山澤勇紀(スタンド)
吉本光志(AJジム)

第1試合 フェザー級 5分2R
裕希斗(U-FILE CAMP.com)
中村健太(禅道会広島支部)

◆パンクラスゲート

第2試合 ライト級 5分2R
仲本幸介(和術慧舟會東京本部)
荒川裕志(KILLER BEE)

第1試合 フェザー級 5分2R
廣瀬 勲(ストライプル)
佐々木亮太(B-CLUB)


■ 一般チケット発売日 11月3日(金/祝) 

■ 入場料金:
SS ¥12,000- A ¥8,000- B ¥6,000- C ¥4,500-
※ 当日券は一律500円増しとなります。16:30より販売致します。

■ チケット発売所:

チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード594-040)
ローソンチケット 0570-00-0403(Lコード 32038)
イープラス http://eee.eplus.co.jp/(パソコンもケータイも同じアドレス)
後楽園ホール 03-5800-9999
書泉ブックマート 03-3294-0011
レッスル池袋 03-3989-0056
ビデオショップチャンピオン 03-3221-6237
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プロレスショップ・アンビション 03-5213-8681
バトルロイヤル 03-3556-3223
パンクラス 03-5792-0815
※ぴあ(ファミリーマート・サンクス)、ローソンチケット、イープラス(セブンイレブン)は全国各地の窓口でお買い求め頂けます。

■ お問い合せ:ワールドパンクラスクリエイト 03-5792-0815

Last Update : 11/29 11:38

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