(レポ&写真) [コンテンダーズ] 8.24 新宿:宇野薫、エキシビジョンでUFC向け手ごたえ
GCMコミュニケーション "Club Contenders 2002" 2002年8月24日(土) 東京・新宿リキッドルーム
レポート&写真:井原芳徳
※全試合時間切れの場合はドロー。 ※第7,8試合は事前発表無しのいわば“ボーナストラック”的な試合として、深夜2時から行われた。
第8試合 ORG -60.5kg契約 5分2R ○のぶゆき(RJW/G2) ×晝間貴雅(ストライプル) 1R 2'02" TKO(マウントパンチ→レフリーストップ)
第7試合 コンテンダーズ -95kg契約 5分2R △小澤幸康(TEAM-KAZE) △佐藤光芳(パンクラスGRABAKA) 時間切れ
第6試合 キックルールエキシビジョン 5分1R −宇野薫(和術慧舟會東京本部) −マグナム酒井(MAキック・士道館ジム) 勝敗無し
現役キックボクサーの酒井はエキシビジョンと思えないほど鋭いミドルとローを宇野に叩き込む。宇野もパンチ主体で応戦するが、このルールでは酒井のステップワークの方が数枚上手だ。酒井は9月のUFCで宇野が対戦するディン・トーマスとほぼ同身長だという。宇野は「いい勉強になった。いろんなスタイルの試合を経験しておけば、総合でも活かせる」と語り、9月の試合に向け少し自信を付けた様子だった。
第5試合 コンテンダーズ -62kg契約 5分2R △廣野剛康(和術慧舟會東京本部) △今泉堅太郎(SKアブソリュート) 時間切れ
サンボの実力者・今泉の足関を廣野がディフェンス。その後は立っても寝ても比較的静かな攻防が続いたが、2R後半には足関の取り合いや側転パスガードの応酬が見られた。
第4試合 コンテンダーズ -67kg契約 5分2R ×西野 聡(和術慧舟會東京本部) ○今成正和(Team ROKEN) 1R 2'38" 腕ひしぎ十字固め
猿のように四つん這いになって様子見する今成に対し、西野が上になるが、パスガードを狙ったところで今成が下からの腕十字で一本。今成の速技に観客から溜め息がもれていた。
第3試合 コンテンダーズ -66kg契約 5分2R △中原太陽(和術慧舟會東京本部) △所 英男(チームPOD) 時間切れ
6月のORGではガードポジションからのパンチで上手さを見せた中原。今度はなんと極めの速い所に対し、ガードからの三角絞めと腕十字で優勢に試合を進める。所も何度もピンチを逃れ足関節を狙うが、中原に動きを読まれる。2R残り30秒にも中原が腕十字を狙い、所はゴングに救われる。スリリングな攻防に、試合終了と同時に観客から大きな拍手が巻き起こった。
第2試合 コンテンダーズ -72kg契約 5分2R △滝田J太郎(和術慧舟會東京本部) △西内太志郎(U-FILE CAMP.com) 時間切れ
J太郎恒例の入場コスチューム、今回は赤いフンドシ。試合でも1Rは道衣、2Rは総合用のロングスパッツとキャラクターで楽しませてくれる。クラコンのお祭りムードにぴったりの演出だ。だが試合になると、バックマウントやマウントを取るもののその先の攻め手に欠き、ガードポジションで動きの止まる場面も多かった。パフォーマンスだけでなく試合内容でも魅せられるようになることがJ太郎の今後の課題だろう。
第1試合 コンテンダーズ -71kg契約 5分2R ×川越 和人(フリー) ○飯田 崇人(A-3) 2R 4'09" 腕ひしぎ十字固め
川越はJTC東京大会-67kg級で優勝し今回プロデビューを果たしたが、キャリアに勝る飯田に足関節やアームロックを狙われ劣勢が続く。最後は飯田が腕十字を極め一本勝ち。 ※速報段階で第1試合の結果が逆になっていましたことをお詫びいたします。
◆◆GCMコミュニケーションの次回興行は、DEMOLITION(デモリッション)9月8(日) 横浜赤れんが倉庫大会。GCM主催としては初の「裸の総合」の大会で、芹沢健一 vs. 小谷直之、久松勇二 vs. 佐藤光芳、滝田J太郎 vs. 所英男など9試合が行なわれる。[→詳細]
Last Update : 08/26
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