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(カード) [DEMOLITION] 9.8 横浜赤れんが:森素道欠場により加藤泰貴が出場

GCMコミュニケーション "DEMOLITION(デモリッション)" 9月8日(日) 横浜赤れんが倉庫

▼ (8/30 up) 第3試合に出場予定だった森素道(SKアブソリュート)が怪我のため欠場する。それに伴い、太田洋平(A3)の対戦相手が加藤泰貴(RODEO STYLE)に変更となった。

裸の総合「DEMOLITION」スタート!

▼ (8/12 up) GCMコミュニケーションは8月9日、都内の同社事務所で会見を開き、総合格闘技大会「DEMOLITION(デモリッション)」の旗揚げを発表した。これまでGCMは組技限定のコンテンダーズや道衣着用の総合のORG等を主催してきたが、いわゆる「裸の総合」の興行は初めて。だがGCMは「裸の総合」を主催する多くの団体に選手を送り込んでおり、この分野では随一の選手層を誇る。
 DEMOLITIONにも各団体で活躍中の選手が多く出場するが、むしろそれはGCMの広報担当者によると「興行的に成立させるため」という意味合いが強い。JTC主催のアマチュアトーナメントの入賞者や他の若手選手が活躍する場が現状では少なく、それを増やすのがDEMOLITION開催の本来の目的で、メイン級の選手には「若い選手のお手本となるような試合をして欲しい(同広報)」という。
 DEMOLITIONの直訳は「破壊」。同広報によると「今までの型を破る大会になれば」という願いが込められているという。「修斗の場合はシューター、パンクラスの場合はパンクラシスト。DEMOLITIONの場合は“デモリションマン”という名前が浸透すればうれしい」と語る。
 旗揚げ大会は9月8日(日)、横浜赤れんが倉庫で開催される。当初この日この会場ではORGの開催が予定されていたが、道衣着用の試合に臨める選手が少ないことを理由に中止。ORGルールで戦える選手が揃えば今後もORGを行なう予定だという。10月か11月に第2回DEMOLITIONを予定し、来年は2月から毎月か隔月で開催される。
 会見では全カードが発表され、メインイベントでは芹沢健一と小谷直之が激突することとなった。平日の会見のため全選手が揃わなかったが、セミファイナルに登場の久松勇二と佐藤光芳は揃い、大会ロゴマークを背景に撮影。久松が「コンバットレスリングで佐藤君に2回負けてるので雪辱を晴らす。6月のDEEPでは(急所蹴りの)反則で試合をぶち壊してしまったんで、今度はクリーンファイトで」と語ると、佐藤は「急所を蹴られないように頑張ります」と返し、笑いを誘っていた。

グランド状態の頭部への膝蹴りが可能

▼DEMOLITIONルールは「安全性と試合の面白さを重視」した工夫が凝らされている。ダウン回数に制限はないが、5カウントでKOとなる。後頭部、脳天、延髄、脊椎への攻撃は禁止。グラウンド状態の相手の頭部のサッカーボールキック・顔面の踏み付け、グラウンド状態の選手がスタンド状態の選手の頭部や顔面を蹴る行為も禁止となる。ただし膝サポーターの着用を義務とし、グランド状態の相手の頭部への膝蹴りは認められる。
 これまでGCMの大会ではジャッジは2名だったが、DEMOLITIONでは3名に増え、2票獲得した選手が勝者となる。判定基準の優先順位はダメージ、アグレッシブネス、ポジショニング&コントロールの順。試合時間は5分2R。判定でも決着がつかない場合は3分の延長を行ない、さらに3分の再延長でも決着がつかない場合は基本的に引き分けとなる。
 試合中レフェリーおよびジャッジ3名のうち1名でも膠着と判断した場合、レフェリーは「attract your audience(『お客さんを魅了する試合をしなさい』という意味)」と指示を出し、5〜10秒たっても膠着が解けない場合はレフェリーがブレイクを命じ、スタンドで再開する。
 ルールに関してメインに登場する芹沢健一は「グラウンドでの膝有りを、身近で見るお客さんにも楽しんでもらえると思う」、久松勇二は「膝があるとお客さんにアピールしやすい。自分がやられるのは嫌ですけど。判定の基準になるのでアグレッシブに攻めたい」、佐藤光芳は「パンクラスルールより安全なので、こっちの方が技術の戦いができる。ダウンが5カウントなのは嫌だけど」と話した。
 階級は56kg以下のバンタム級から95.1kg以上のヘビー級まで8階級に分かれており、将来的にはランキングやベルトの制定も予定している。だが指定体重契約制も残し、旗揚げ大会は全試合指定体重契約で行なわれる。
 ルールの詳細は公式サイトの大会ページに掲載されている。(井原芳徳)

GCMコミュニケーション "DEMOLITION"
2002年9月8日(日) 神奈川・横浜赤れんが倉庫1号館
開場・16:00 開始・17:00

<全試合デモリッションルール>

第9試合 -70kg契約 5分2R
芹沢健一(RJW/CENTRAL)
小谷直之(RODEO STYLE)

第8試合 -89kg契約 5分2R
久松勇二(TIGER PLACE)
佐藤光芳(パンクラスGRABAKA)

第7試合 -67kg契約 5分2R
滝田J太郎(和術慧舟會東京本部)
所英男(POD)

第6試合 -78kg契約 5分2R
平山貴一(和術慧舟會千葉支部)
鈴木雅史(U.W.F.スネークピットジャパン)

第5試合 -84kg契約 5分2R
小島正也(和術慧舟會千葉支部)
金井一朗(パンクラスism)

第4試合 -62kg契約 5分2R
実原隆浩(チーム品川)
和知正仁(Team ROKEN)

第3試合 -79kg契約 5分2R
太田洋平(A3)
加藤泰貴(RODEO STYLE)

第2試合 -83kg契約 5分2R
岡見勇信(和術慧舟會東京本部)
佐々木恭介(U-FILE CAMP)

第1試合 -64kg契約 5分2R
石原利生(ストライプル)
出見世雅之(RJW/CENTRAL)

<チケット>
RS7,000円 S6,000円 A5,000円 B4,000円(全席指定)
<発売場所>
チケットぴあ(Pコード505-359)(9/4まで)
GCMオンラインチケット(8/23まで)

<お問合せ>
GCMコミュニケーション TEL 03-3538-5801

Last Update : 08/30

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