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[やれんのか!] 秋山、無効試合を承諾|三崎陣営の菊田「非常に残念」

(1/24 up) 三崎和雄 vs. 秋山成勲の裁定が三崎のKO勝ちからノーコンテストに変更になったことについて、三崎が所属するGRABAKAの代表の菊田早苗が、ブログ「菊田早苗日記」の23日の記事で、「『やれんのか』の裁定を受けて非常に残念に思っています」等とコメントを発表した。
 菊田は「ノーコンテストなのか負けなのか、そこには興味はありません。自由に決めてもらえばいい」「これをどうのこうのやり合うつもりは今の所考えていません」としつつも、「本当にこれがスポーツマンシップに乗っ取って出た裁定なのかは聞いてみたい」とした。近日改めてコメントが発表される模様だ。23日の菊田の投稿は下記の秋山と谷川氏の会見が行われる前に掲載された。

秋山、ノーコンテストを承諾。埼玉での再戦希望

(1/23 up) 2007年の大晦日のやれんのか!三崎和雄 vs. 秋山成勲の裁定が、三崎のKO勝ちからノーコンテスト(無効試合)に変更となった件について、秋山が23日の都内で記者会見。1年前に反則騒動を起こしたため、当初は審判団への提訴をためらったが、谷川貞治FEG代表の薦めもあり、「問題提起のお役に立てると思い」提訴したことを明かし、「レフェリーの判断を100%受け入れるつもりだったので、もうどうこう言うことは無い」とノーコンテストの裁定を承諾した。三崎との再戦にも前向きで、谷川氏が提案する韓国ではなく、「同じ場所、同じお客さんの前がいい」と話した。

 秋山は試合直後、怪我の診断のため病院に直行したためノーコメント。雑誌等の取材にも応じず、三崎戦後にコメントを出したのも、公の場に姿を現したのが今回が初めてだった。秋山をやれんのか!に派遣した谷川代表は「個別のメディアへの対応が難しく、秋山選手にも僕個人にも問い合わせが多かったので、会見の場を設けた」と説明する。
 提訴の経緯について秋山は「三崎選手がマイクパフォーマンスをしている時(フィニッシュとなった三崎のサッカーボールキックが)正直おかしいと思ったが、言い出せない状況だったし、鼻も怪我していたので、あの場で感情的になって揉めるのは良くないと思い、あとでビデオを見て考えることした」「提訴すれば『1年前にお前も反則をやったのになんでそういうことを言うねん』と非難されるだろうと思ったけど、自分が問題提起をすることでファンや選手の役に立てると思い、谷川さんに言われて(提訴の)文を出させていただいた」「ルールに基づいて判断していただくことが一番だと思った。みなさんが納得できる試合がこれから起こったらいいのではという気持ちで文を提出した」と説明した。
 結局、審判団が下した裁定はノーコンテストとなり、秋山の反則勝ちの主張は通らなかったが、上記の経緯から「ノーコンテストでも受け入れようと思っていた」といい、「レフェリーの100%受け入れるつもりだったので、もうどうこう言うことは無い」と了承した。
 谷川氏は「僕個人の見解では反則だと思ったが、やれんのか!の審判団に任せて、昨日結果を見て納得した。そういう解釈もあるのだと勉強になった」と話した。さらに、やれんのか!と同日のDynamite!!のハニ・ヤヒーラ vs. 山本“KID”徳郁でのKIDのサッカーボールキックについて、ヤヒーラ陣営から提訴があり、近々HERO'Sの審判団から見解が出されることを明らかにした。

 三崎との再戦について秋山は「ノーコンテストというのは私も三崎選手もしっくり来ていないと思うのですっきりさせたい」「再戦するなら(谷川氏が提案する)韓国じゃなく、同じ場所、同じお客さんの前がいい」と主張。三崎に対しての恨みは無い様子で「素晴らしい選手。最後のキックもルールに基づいていれば素晴らしいキックだった。自分も意識が飛びそうになった」と語った。この試合で鼻骨と靱帯を負傷したが「完治には時間がかかると思う。少し暖かくなってから無理をせず練習を再開したい」と話し、復帰時期が未定であることを明かした。
 なお、両者の再戦を熱望する谷川氏は、やれんのか!実行委員会を通じ三崎とは秋山戦を2回やることで合意していたと明らかにし、FEGとやれんのか!側に無断で三崎が戦極への参戦を決めたとして、遺憾の意を表明した。詳しくは戦極の記事参照。(井原芳徳)
 

三崎×秋山は無効試合に。「疑わしきは罰す」裁定

(1/22 up) 2007年の大晦日のやれんのか!三崎和雄 vs. 秋山成勲の裁定が、三崎のKO勝ちからノーコンテスト(無効試合)に変更となった。

<やれんのか!大晦日!2007実行委員会の22日のプレスリリース文>

 2007年12月31日 さいたまスーパーアリーナにて開催いたしました「FieLDSやれんのか!大晦日!2007 Supported by M-1 GLOBAL」の、第5試合で行われました「三崎和雄×秋山成勲」の一戦に関してまして、皆様にご報告申し上げます。

 本戦は、1R8分12秒、三崎選手のKO勝ちと裁定が下っておりましたが、秋山選手サイドより「フィニッシュとなった顔面へのキックが、四点ポジション(グラウンド)状態であるにも関わらず蹴られたもので、『やれんのか!オフィシャルルール』にある、『四点ポイント状態において、グラウンドポジションのファイターへのスタンドポジションのファイターによる、膝から下の足部での顔面・頭部への蹴り及び踏みつけ等の攻撃は一切禁止とする』という部分に抵触するのではないか」との抗議がありました。本抗議は、『やれんのか!オフィシャルルール』にある「裁定に不服のある場合は、試合後2週間以内に文書で提出する」というルールに則り提出されたものです。

 本抗議を受け、島田裕二ルールディレクターを中心に、やれんのか!競技陣が改めて試合映像をチェックし、検討・審議を重ねました。島田ルールディレクターの見解は、以下の通りです。

「このたびの秋山選手からの抗議文に対しての競技統括としての見解を述べさせて頂きます。三崎選手の蹴りに対しては反則とも反則でないとも取れます。一連の攻撃の流れで起きた行為ですので、非常に判断が難しいと言わざるえません。
 しかし、ルール会議において選手及びセコンドには『本イベントは、旧PRIDE ルールとは全く違う禁止行為のあるルールですので必ず気を付けてください、そして疑わしきは罰します』と通達していました。そうした意味においては選手サイドのルールの把握の乏しさも認識されます。これにより、三崎選手の明らかに四点ポジションにいる選手を蹴りに行く行為自体は、ルールに抵触していると判断せざるえません。
 つまりその行為自体がフィニッシュにつながり、一方の選手が試合続行不可能になったというケースは、私の経験値で言えば、1999年9月に行われた『マーク・ケアー×イゴール・ボブチャンチン』戦に、非常に近いケースであると思われます。
 よって今回は、ノーコンテストが適切ではないか、というのが競技陣の判断です。
 今後はより一層、選手には疑わしい攻撃をしないという抑止力になればと思います。そして私も益々の精進をしてジャッジング向上をしていく所存です」

 との見解を受け、実行委員会で最終的な検討を行った結果、本試合の裁定は「ノーコンテスト」とさせていただきます。ただし、当試合を裁いた野口大輔レフェリーの「流れのなかでのフィニッシュ」という判断自体は、その時点での判断としては何ら瑕疵のないものとし、実行委員会として処分を問うものではありません。
 また本イベントは継続的なイベントではないため、これを受けて再試合を組むことを約束するものではありません。

 以上を持ちまして、本試合の最終結果とさせていただきます。

秋山、三崎の顔面蹴りを反則と抗議する文書提出

(1/17 up) 大晦日のやれんのか!に出場した秋山成勲が、三崎和雄にKOされた顔面蹴りが反則だと抗議する提訴文書を大会実行委員会に提出した。実行委員会の笹原圭一広報が15日、スポーツ新聞等に明らかにした。
 やれんのか!ルールでは、両手両足がマットについた4点ポジション状態での頭部・顔面へのキック攻撃は禁止されている。試合で野口大輔レフェリーは4点ポジションと判断せず、三崎のKO勝ちと裁定したため、その直後にも秋山陣営は抗議していた。現在、実行委員会は裁定の正否を調査中で、近日回答する模様だ。

Last Update : 01/24 09:24

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