[全日本キック] 12.5 後楽園：小林聡、藤原祭りを「野良犬祭り」に!?

全日本キック "藤原祭り2005"　12月5日(月) 後楽園ホール　　【→カード＆チケット情報】　[→掲示板スレッド]

▼ (12/1 up) 藤原祭りのメインを務める小林聡と、セミに登場する前田尚紀が30日、所属の藤原ジムで公開練習を行い、記者団の質疑に応じた。
　久々にムエタイの選手と対戦する小林。特別な意識は無いというが、「戦歴、面構えを見ると、やりがいがある相手だと思う。楽しみです」と話し、モチベーションの高さを伺わせる。スパーリングでは左ボディブローを何発も出したが、以前に増して腰が入って打てているようにも見え、仕上がりは良さそうだ。
　前回の試合で勝った後、「1.4、もう一丁」と叫び、今年正月興行で敗れた大月晴明へのリベンジを熱望していた。この日も「今年の始めがああなったので、最後はKOで締めたい」と話す等、大月戦を意識した様子だった。「今回の大会は俺が締めて、来年から『野良犬祭り』にします」とジョークも飛ばしたが、今の小林の気力と体力を考えれば、今年から『野良犬祭り』になっても不思議ではない。

　この日は「総合ルール 60分一本勝負」で肌を合わせる藤原敏男＆藤原喜明組と、鈴木みのる＆初代タイガーマスクの4人も藤原ジムに勢揃い。敏男氏が「去年は頸椎ねんざ、肩の剥離骨折、ヘルニアを患った。今年は逆にやってやる」と気勢を上げれば、敵陣の鈴木は「お客さんがどんなに飽きようが59分まで引き延ばす」と性格のワルさをむき出しにし、佐山氏は「３人で敏ちゃんにブレーンバスターをやりましょう」と組長に裏切りを提案する等、激しい舌戦を繰り広げていた。4人からの総攻撃を警戒する和田良覚レフェリーは「僕がヤられたら野口（大輔）君（＝レフェリー）が代わりにやってくれると思います」と戦々恐々だった
　なお、11/5の日体大大会で桜木裕司をKOしたウィル・リーバが緊急参戦。イラン人のゴルバニ・モハマドレザという選手と対戦することが決まった。
　前座のカードも全て決定。当日券は16時より発売。座席券は全て残りわずかだが、立ち見券4000円も発売される。（井原芳徳）

小林の相手決定。望月竜介が初参戦

▼ (12/5 up) 小林聡の相手がタイ国ライト級の24歳、リチデット・ウォー・スラポンに決まった。リチデットの戦績は57戦40勝(11KO)15敗2分。得意技はパンチだという。
　U.W.F.スネークピットジャパンの望月竜介の全日本初参戦も決定した。望月は01年にタイでデビューしてから5戦目まではタイを主戦場に。03年はR.I.S.E.旗揚げの4大会全てのメインで勝利し破竹の勢いだったが、暮れの第1回DoAトーナメント決勝では左足脛骨骨折のアクシデントにより無念のTKO負けを喫した。以降約2年間もリングから離れていたが、10月にタイ・ラジャダムナンで4R KO勝利し復活に成功している。全日本初戦は小松隆也（建武館／全日本ミドル級6位）とスーパーウェルター級で戦うことが決定している。
　他にもライト級・凱斗亮羽（S.V.G.／7位） vs. 上杉武信（藤原ジム／8位）が決定。大輝（JMC横浜GYM／全日本ウェルター級9位）は来年1月4日大会に出場延期となった。

藤原敏男＆喜明が佐山＆みのる組とエキシ

▼ (11/9 up) 藤原敏男氏がプロレスラーの藤原喜明とタッグを組み、初代タイガーマスク（佐山聡）＆鈴木みのる組とスペシャル・エキジビションで激突することが決まった。藤原喜明は昨年同様レフェリーで参加予定だったが、佐山が敵方に回ったため、岩手県最強「藤原ブラザース」タッグが実現した。
　なお、当初出場予定の桜木裕司は11/5の日体大大会で3R KO負けを喫したため今大会を欠場する。

小林メイン。前田尚紀 ×TURBΦ注目対決

▼ (11/1 up) 今年の藤原祭りのメインを小林聡が務めることが決まった。一昨年の第１回、昨年の第２回は、祭りの主役・藤原敏男氏のエキシビジョンの相手だったが、今年は自らタイ人との対戦を直訴。都内のホテルで10月26日に会見した小林は「強そうに見えて弱い奴をお願いします」と冗談を飛ばしたが、全日本キック側は強豪選手を用意するといい、発表が待たれる。なお、9月の試合後は、今年1/4後楽園大会で敗れた相手・大月晴明へのリベンジを熱望していたが、大月は来年の1/4の復帰も間に合わないとのこと。小林には大月のハートを再燃させるような激闘をタイ人強豪選手と繰り広げてもらいたいところだ。
　セミファイナルは全日本スーパーフェザー級王座決定トーナメント準決勝・前田尚紀 vs. TURBΦに決定。藤原氏の愛弟子・前田は「１年最後の試合なので、しっかりした試合を見せたい」、全日本初参戦となるTURBΦは「トーナメントとこんなビッグイベント出場の機会をいただいて感謝しています。全日本の選手ばっかりいる中で、自分をしっかりアピールしたいです」と意気込みを語った。互いの印象について前田は「スピードがあって、パンチも蹴りも全てできる」、TURBΦは「タイ人との対抗戦の試合では負けたけど、本当に強いという印象が伝わってきた」とコメント。11/12後楽園大会の石川直生 vs. ラスカル・タカの勝者と来年1/4の決勝で激突するため、IKUSA GP一回戦で石川にKO負けしたTURBΦは「借りを返すためにも絶対に勝つ」と決意を示した。ちなみにTURBΦは藤原祭りの当日に25歳となる。

　残りカードは後日発表。出場の決まっている桜木裕司（掣圏会館／全日本ヘビー級1位）は「3年連続で出させてもらえて感謝しています。11/5の日体大の試合でしっかり勝って、最後もしっかりKOで勝って、来年に向けて進みたいです」と意気込みを語った。
　なお、今年も藤原敏男氏の総合ルール・スペシャル・エキジビションマッチが実現。昨年同様“初代タイガーマスク”佐山サトル氏とタッグを組むことに。藤原氏は昨年のエキシで膝を痛め、7月のOYAZI BATTLEのエキシビジョン前の練習で再び悪化させた。悪友・佐山氏は「去年は半年動けなくなったけど、今年は１年動けなくさせる」と、敵なのか味方なのかわからないコメント。さらには酒好きで知られる藤原氏に虎のマスクをかぶせ、「ビッグタイガー（大虎）を登場させる」と予告しており、今年も楽しいハプニング満載なエキシが期待できそうだ。（井原芳徳）

全日本キックボクシング連盟 "Fujiwara Festival 〜藤原祭り2005〜"
2005年12月5日(月)　東京・後楽園ホール
開場・17:00　オープニングファイト開始・17:30　本戦開始・18:30


第8試合　メインイベント　62.5kg契約　3分5R
小林　聡（藤原ジム／WKA世界ムエタイ・ライト級王者）
リチデット・ウォー・スラポン（タイ／ソーワラピンジム）

第7試合　セミファイナル　全日本スーパーフェザー級王座決定トーナメント準決勝　サドンデスマッチ（3分3R＋延長1R）
前田尚紀（藤原ジム／全日本フェザー級1位）
TURBΦ（FUTURE_TRIBE ver. OJ／元NKBフェザー級王者）

第6試合　総合ルール　60分一本勝負
藤原敏男＆藤原喜明
初代タイガーマスク＆鈴木みのる

第5試合　スーパーウェルター級　サドンデスマッチ（3分3R＋延長1R）
小松隆也（建武館／全日本ミドル級6位）
望月竜介（U.W.F.スネークピットジャパン）

第4試合　ヘビー級　サドンデスマッチ（3分3R＋延長1R）
ウィル・リーバ（イギリス／ザ・スピリットジム／全日本ヘビー級5位）
ゴルバニ・モハマドレザ（イラン）

　〜 極真流空手道 武拳会館 演武 ＆ ちびっこキックボクシングマッチ 〜

第3試合　ランキング戦　ライト級　サドンデスマッチ（3分3R＋延長1R）
凱斗亮羽（S.V.G.／7位）
上杉武信（藤原ジム／8位）

第2試合　55kg契約　3分3R
菊地　慧（藤原ジム）
ケンゴ（チームSHO）

第1試合　ミドル級　3分3R
入月健一（S.V.G）
田島直樹（S-KEEP）

オープニングファイト第3試合　ライト級　3分3R
鈴木真治（藤原ジム）
平塚洋司（極真会館）

オープニングファイト第2試合　女子フライ級　2分3R
四十内としえ（青春塾）
林田昌子（藤原ジム）

オープニングファイト第1試合　ウェルター級　3分3R
宮越宗一郎（宮越道場）
斉藤武彦（スクランブル渋谷）


■チケット料金　　
SRS席 ￥20,000　RS席 ￥10,000　S席 ￥7,000　A席 ￥5,000
立見 ￥4,000（当日のみ）
※消費税込み／全席指定／当日料金同じ。16時より販売

■チケット発売場所
チケットぴあ　0570-02-9999
イープラス（http://eee.eplus.co.jp/）TEL. 03-5749-9911
後楽園ホール　03-5800-9999
チケット&トラベルT-1　TEL. 03-5275-2778
全日本キック　03-3365-1171

■お問い合わせ
藤原敏男スポーツジム　03-3805-1457

Last Update : 12/01 16:16