[UFC 53] 6.4 アトランティックシティ:パンクラスismの大石が参戦
Zuffa "UFC 53" 2005年6月4日(土) アトランティックシティ 【→カード一覧】 [→掲示板スレッド]
▼ (5/13 up) パンクラスは11日、ism所属でパンクラスウェルター級(75kg未満)3位の大石幸史のUFC参戦を発表した。大石はUFCウェルター級(76.9kg未満)でシーザー・グレイシー所属のニック・ディアスと対戦する。 大石は「環境を変えて、違ったことをする」ため、昨年末にUFC出場を尾崎允実パンクラス社長に志願した。大石はRJW時代の00年4月のUFC-Jでプロデビューし、ラバーン・クラークと接戦の末判定0-2で敗れており、それ以来のUFC参戦となる。「昔過ぎて忘れたけど、就職活動中で、スーツを着たまま会場に行ったことを覚えている」程度で、その時と今回の参戦希望に特別な関係はないという。 大石はパンクラスウェルター級で長らく1位をキープ。レスリングをベースとした倒されない技術に、高いボクシングスキルが加わり、近藤有己に次ぐ未来のエースとして期待されている。4月の大阪大会では花澤大介13を完封しKO。大石スタイルの一つの到達点を印象づけた。金網での試合について「タックルは切りにくくなると思う」と話したが、「対策はそんなに考えていない」といい、UFCでも大石スタイルを貫く自信を示した。 初戦の相手ディアスは、02年12月の修斗NK大会で弘中邦佳に判定1-2で敗れたが、その時はまだ19歳と4ヶ月。以降UFC戦績3勝1敗と好成績を残している。初参戦の03年9月はジェレミー・ジャクソンに腕十字で一本勝ち。昨年4月にはロビー・ローラーをパンチでKO。8月のUFC 49では寝業師カロ・パリシャンに判定1-2で敗れたが、今年2月のUFC 51ではドリュー・フィケットをマウントパンチで粉砕した。大石はディアスについて「映像は見た。柔術のジムの選手だけど、やっかいなことにボクシングもできてオールラウンドな選手」と警戒した。 パンクラシストのUFC出場は01年6月のUFC32の近藤以来4年ぶり。大石はUFCに継続参戦の予定で、マット・ヒューズの保持する王座挑戦を目指す。尾崎社長によると他にもUFC参戦を希望するパンクラシストがいるという。ミドル級王座を防衛したネイサン・マーコートもその一人で、今回のUFCで防衛戦を行うUFCミドル級王者エヴァン・タナーとの対戦を熱望している。今後の両組織の交流が大石の参戦を機に再燃しそうな気配だ。(井原芳徳)
タナーが防衛戦。日本大会は延期
▼ (4/17 up) 次回UFCの概要が発表された。6/12に開催予定だった日本大会はまたも延期に。今度のアトランティックシティ大会ではUFC 51でタイトルを奪ったミドル級王者・エヴァン・タナー、ヘビー級王者・アンドレイ・アルロフスキーが防衛戦を行う(※暫定から格上げされた模様)。タナーに挑戦するリッチ・フランクリンは、9日のUFC TUF大会でケン・シャムロックを下したばかり。認知度が急上昇した絶好のタイミングでの王座挑戦となる。
Zuffa "Ultimate Fighting Championship 53" 2005年6月4日(土) 米国ニュージャージー州アトランティックシティ
UFCヘビー級タイトルマッチ 5分5R アンドレイ・アルロフスキー(ベラルーシ/アルロフスキー・ピットブル・チーム/王者) ジャスティン・エイラーズ(アメリカ/チーム・エクストリーム/挑戦者)
UFCミドル級タイトルマッチ 5分5R エヴァン・タナー(アメリカ/チーム・クエスト/王者) リッチ・フランクリン(アメリカ/チーム・エクストリーム/挑戦者)
ライトヘビー級 5分3R フォレスト・グリフィン(アメリカ/ハードコア・ジム) ビル・マフッド(カナダ/エピック・ファイトチーム)
ウェルター級 5分3R カロ・パリジャン(アルメニア/フリー) マット・セラ(アメリカ/セラ柔術アカデミー)
ウェルター級 5分3R ニック・ディアス(アメリカ/シーザー・グレイシー柔術) 大石幸史(日本/パンクラスism)
ミドル級 5分3R デビッド・ロワゾー(カナダ/TKOマネージメント) チャールズ・マッカーシー(アメリカ)
ミドル級 5分3R ネイト・ケリー(アメリカ/チーム・クエスト) ショーニー・カーター(アメリカ/コンバット・ドー)
ヘビー級 5分3R ポール・ブエンテロ(アメリカ/アメリカン・キックボクシング・アカデミー) ケビン・ジョーダン(アメリカ)
Last Update : 05/14 17:37
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