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[UFC 48] 6.19 ラスベガス:WOWOW中継は7/4(日)

Zuffa "UFC 48 -Payback-" 2004年6月19日(土) ラスベガス  【→カード一覧】  [→掲示板スレッド]

(6/16 up) WOWOWのUFC中継が7/4(日)14:55-に決まった。半月遅れになったのは、WOWOWがサッカー欧州選手権の全31試合を6/13〜7/5に放送するため。

マーレイ、ビザの問題で欠場

(5/31 up) 出場を予定していたイギリスのリー・マーレイが、観光ビザの問題により出場できなくなった。代わってトレバー・プラングレーが初参戦し、久々参戦のカーティス・スタウトと対戦する。
 チーム・オーヤマのジェイソン・ミラーも欠場。MMA4戦4勝のジェイ・ヒエロン[Hieron]がUFC初参戦し、カナダのジョルジュ・サンピエールと対戦する。

シルビア×ミアのヘビー級タイトル戦決定

(4/23 up) ティム・シルビア vs. フランク・ミアのヘビー級タイトルマッチが正式決定した。
 シルビアは昨年9月のUFC 44でガン・マッギーを破りヘビー級王座防衛に成功した。だが試合後の尿検査でステロイドの陽性反応が出たため、4ヶ月間の出場停止処分を受け、10月にベルトを返上した。そして処分が明け、4月2日のUFC 47でアンドレイ・オロフスキーとの王座決定戦を予定していたが、1度目の薬物検査で陽性反応が出てしまう。そのため再検査を受け、陰性の結果が出たものの、到着が期限に間に合わず、オロフスキー戦は中止となった。一方でオロフスキーはUFC 47でキャベージ・コレイラにTKO勝ちしたものの、手の負傷で半年欠場することとなったため、シルビア vs. ミアは通常のワンマッチからタイトル戦に格上げとなった。
 ミアはUFC戦績5勝1敗だが、勝った相手はホベルト・トラヴェン、ピート・ウィリアムス、タンク・アボット、ウェス・シムズ(1戦目は反則勝ち)で、質を伴っているとは言い難い。だがシルビアはMMA15戦全勝で、判定は2試合のみ。しかもUFC参戦後の3試合では、コレイラ、リコ・ロドリゲス、マッギーにいずれも打撃でTKO勝ちをしており、圧倒的な強さを見せつけている。ちなみに使用していたステロイドは脂肪を落とす作用しかなく、筋肉増強作用は無い。短期戦ならシルビアの優位は確実。長期戦でもミアのこれまでのスタミナ切れの様子を考えれば、シルビア優位かとも思われる。だが、シルビアがUFCで2Rにもつれこんだのはコレイラ戦のみで、スタミナは未知数。しかもタイトル戦は5分5R。両者バテバテの泥沼の展開に突入してもおかしくはない。

 他にもウェルター級・デニス・ホールマン vs. フランク・トリッグ、ジョルジュ・サンピエール vs. ジェイソン・ミラー、ライト級・マット・セラ vs. アイバン・メンジバー(Ivan Menjivar)の3試合も追加されている。
 ホールマン vs. トリッグは02年11月のWFA 3の再戦。前回の試合でトリッグは反則を犯しながらも不可解なルールにより白星を得ていた。この試合も大会のテーマ「Payback(ツケを返す)」に沿ったストーリーを持っている。ホールマンは意外にも01年9月のパルバー戦以来のUFC登場となる。
 メンジバー、ミラーはUFC初参戦。メンジバーはエルサルバドル生まれのカナダ人でMMA13勝2敗。02年6月のカナダUCC大会(現TKO)でジェフ・カランに判定勝ち、03年7月のAFCでシャオリンに判定負けしている。ミラーは昨年12月のスーパーブロウルでイーゲン井上にTKO勝ちしている選手。(井原芳徳)


ケン×キモ、ヒューズ×ベヒーシモの因縁対決

(4/3 up) ヘビー級のケン・シャムロック vs. キモ、ウェルター級のマット・ヒューズ vs. ヘナート・ベヒーシモ、ミドル級のフィル・バローニ vs. エヴァン・タナーの3試合が早くも決定した。大会名のPaybackは「仕返し」「ツケを返す」といった意味。いわばUFC版「K-1リベンジ」とも呼べるような、ストーリー性重視のカードが揃っている。
 ケン vs. キモは96年2月のUFC 8で行われ、その時はケンが4分24秒・膝十字固めで勝利している。ケンのUFC登場は02年11月のUFC 40でティトに敗れて以来。キモは昨年6月のUFC 43でタンク・アボットに勝利して以来となる。最近のケンは新日本プロレス、キモはK-1で活躍してるが、やはり母国のUFCで目立ってナンボ。昨年11月のUFC 45でホイスとともに殿堂入りしたケンは、その権威を維持したいだろうし、キモとしてはPaybackを果たし、健在ぶりをアピールしたいところだろう。この試合が置かれた位置はメインイベント。最近のUFCのレトロ路線の一つの到達点とも言える。
 ヒューズとベヒーシモはどちらも1月のUFC 46に出場。ヒューズはBJペンのチョークに捕まり、ウェルター級王座から転げ落ちたが、ベヒーシモはニュートンを完封し、UFCデビュー戦ながらも強烈な印象をファンに植え付けた。ペンの柔術の師匠・ベヒーシモに対し、ヒューズはPaybackできるか?
 バローニ vs. タナーはUFC 45の再戦。タナーがマウントからの肘連打で勝利したが、バローニはまだ試合ができると意思表示したにも関わらず試合を止められたとして、レフェリーに手を出し、出場停止処分を受けていた。晴れて処分が解けPaybackのチャンスが訪れたバローニは、3月から日本でエンセン井上らとトレーニングを積んでいる。その成果を見せられるかに注目だ。(井原芳徳)

 

Zuffa "Ultimate Fighting Championship 48 - Payback -"
2004年6月19日(土) 米国ネバダ州ラスベガス:マンダレイ・ベイ

メインイベント ヘビー級 5分3R
ケン・シャムロック(アメリカ/ライオンズ・デン)
キモ(アメリカ/フリー)

セミファイナル ヘビー級タイトルマッチ 5分5R
ティム・シルビア(アメリカ/ミレティッチ・ファイティング・システム/前王者)
フランク・ミア(アメリカ/ラスベガス・コンバットクラブ)

ウェルター級 5分3R
マット・ヒューズ(アメリカ/ミレティッチ・ファイティング・システム/前王者)
ヘナート・ベヒーシモ(アメリカ/BJペンMMA)

ミドル級 5分3R
フィル・バローニ(アメリカ/ラスベガス・コンバットクラブ)
エヴァン・タナー(アメリカ/チーム・クエスト)

ミドル級 5分3R
カーティス・スタウト(アメリカ)
トレバー・プラングレー(アメリカ/アメリカン・キックボクシング・アカデミー)

ウェルター級 5分3R
デニス・ホールマン(アメリカ/AMCパンクレイション)
フランク・トリッグ(アメリカ/RAWチーム)

ライト級 5分3R
マット・セラ(アメリカ/セラ&ロンゴ・コンペティションチーム)
アイバン・メンジバー(カナダ/トライスタージム)

ウェルター級 5分3R
ジョルジュ・サンピエール(カナダ/TKOマネージメント)
ジェイ・ヒエロン(アメリカ)

Last Update : 06/16

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