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[K-1 MAX] 4.7 代々木:KID、偽ブルース・リーと異次元対決

FEG "エステティックTBC K-1 WORLD MAX 2004 〜世界一決定トーナメント開幕戦〜"
2004年4月7日(水) 国立代々木競技場第一体育館  【→カード&チケット情報】 [→掲示板スレッド]

(3/30 up) 山本“KID”徳郁のMMA(総合格闘技)ルールの試合の対戦相手が、トニー・バレントに決定した。バレントは昨年11月のMAXで小比類巻貴之と対戦し、ブルース・リーの映画のコスチュームを身にまとい、トリッキーな蹴り技を見せていた選手。MMAは未経験だが、いちおうジークンドーの練習はしているとのこと。谷川貞治プロデューサーらしい奇抜なマッチメイクだ。KIDは拳の負傷が完治せず、MAXのトーナメント参戦を辞退していた。今回の試合は5月下旬旗揚げ予定のK-1 MMA(仮称)に向けての試運転的な意味合いが強い。
 他にもMAXのトーナメントのリザーブマッチとして、真樹ジムオキナワのDAVID vs. 中国から初参戦の康恩の一戦が決まっている。(井原芳徳)

“裏K-1王者”ウェイン参戦。推薦枠はHAYATOに

(3/23 up) FEGは23日、都内の全日空ホテルで会見し、開幕戦の全組み合わせを以下のとおり発表した。

魔裟斗 vs. セルカン・イルマッツ
アルバート・クラウス vs. ジャダンバ・ナラントンガラグ
ブアカーオ・ポープラムック vs. ジョーダン・タイ(ニュージーランド)
ドゥエイン・ラドウィック vs. ジョン・ウェイン
シャミール・ガイダルベコフ(ロシア) vs. マルフィオ・カノレッティ
小比類巻貴之 vs. パオロ・バリッシャ(スイス)
マイク・ザンビディス vs. HAYATO
[リザーブ戦]フジ・チャルムサック vs. ジャン・スカボロスキー

 ジョン・ウェインは小比類巻、後藤龍治、土井広之を撃破したこともあるオーストラリアの強豪で、3月4日には“裏K-1 MAX”とも呼ばれたタイの8人トーナメントS-1を制覇したばかり。しかも20日にはイタリアのスーパーリーグ大会でファディ・メルザと対戦し勝利。わずか1ヶ月ほどで世界を股にかけ5試合を敢行するというタフぶりだ。MAXの初戦の相手はドゥエイン・ラドウィック。開幕戦屈指の好カードだ。魔裟斗も「どっちが勝つかわからないけど楽しみ」と注目している。
 日本人推薦枠はHAYATOに決定した。当初この枠に期待されていた武田幸三は2月の日本予選でのスネの裂傷が完治せずドクターストップ。山本“KID”徳郁も骨折した拳が完治しないため出場を見送った。緒形健一も4月のSBの試合が決まっていることなどから、優勝の小比類巻相手に一回戦で判定まで持ち込んだHAYATOに白羽の矢が立った。HAYATOは「一回戦で負けているのに出場するのは恐縮する。ファンの納得のいく強い相手と当てて欲しい」と主催者に要望。昨年世界大会一回戦で魔裟斗を苦しめたマイク・ザンビディスと対戦することとなった。HAYATOは「急な話で戸惑いはあるが、オファーを受けた以上、力一杯戦う」と語っている。
 なお、KIDはK-1ルールで試合をするには拳の状態が厳しいが、MMAなら問題が無い模様で、MMAルールのワンマッチに出場することが決まった。KIDは5月末に旗揚げ予定のK-1 MMA(仮称)への参戦を表明しており、今回はその前哨戦となる。相手は近日発表。
 日本予選覇者・小比類巻は昨年K-1スイス大会に出場したというパオロ・バリッシャと激突する。バリッシャは谷川Pによると「スイスの最強選手で、アンディ・フグばりの多彩なテクニックを持つ」とのこと。コヒは「怪我をしないよう1Rで倒す」と宣言している。
 世界王者・魔裟斗は「(去年に比べて)精神的にリラックスしている」と語る一方、「去年はチャンピオンになったけど、今は挑戦者のつもりで毎日過ごしています。僕が有利と思っている人が多いと思うけど、相手(イルマッツ)をナメずに、全力で倒しに行きたいです」と発言。序々に試合に向けてのテンションを高めているのが伝わって来た。

 今回は14人枠となることから、クラウス、ザンビディス、ラドウィック、カノレッティ以外にも、多彩な選手が参戦。モンゴルのナラントンガラグは昨年11月の新日本プロレスの興行の中で行われたK-1ルールの試合で、TOMOの左ハイに沈んでいる選手。第1回大会優勝者のクラウス相手となると、厳しい戦いが予想される。
 ニュージーランドのジョーダン・タイは初参戦でデータが少ないが、谷川貞治K-1イベントプロデューサーによるとザンビディスにも勝ったことのある選手とのこと。
 ロシアのシャミール・ガイダルベコフは、2月大会のスーパーファイトでフジ・チャルムサックにKO負けしたアースラン・マゴメドフの代役として、急遽ロシアのプロモーターが推薦してきた22歳の新鋭。戦績は31戦26勝(16KO)5敗で、02年ムエタイロシア王者、03年IAMTFバンコク世界選手権2位の実績もある。
 21日の試合でブアカーオに敗れ出場権を逃したフジ・チャルムサックだが、リザーブ戦としてジャン・スカボロスキー戦が組まれた。スカボロスキーは01年の小林聡戦で知られ、3月のS-1にも参戦し、ウェインに準決勝で敗れている。今回は猪木事務所推薦選手としてK-1初上陸する。
 なお、プロボクシングの現役世界ランカーの米国人の参戦も計画されていたが、FEGが目星を付けていた選手のスケジュールの調整がつかず、7月の決勝大会からの出場となる予定だ。そのため敗者復活枠の1名にはこの選手がそのまま入ることとなりそうだ。
 テレビ放送は当日21:00〜22:54 TBS系列28局ネットで。3/30(火)より毎週火曜深夜25:20-25:50でスタートする新番組「格闘王」でも関連事前番組が放送される。(井原芳徳)

CS放送のTBSチャンネルで過去大会オンエア

(3/23 up) CS放送のTBSチャンネルでは4/1から4/4にかけて、昨年7月のMAX世界一決定トーナメント、11月の世界王者対抗戦、今年2月の日本代表決定トーナメント、さらに大みそかのDynamite!!を2回ずつオンエアする

“猪木事務所推薦選手”ブアカーオが出場権獲得

(3/22 up) MAX世界一決定戦開幕戦に出場するタイ人を決める一戦が21日の新日本キック後楽園ホール大会で行われ、“猪木事務所推薦選手”ブアカーオ・ポープラムックがフジ・チャルムサックを判定2-0で下し、MAX出場権を獲得した。ジャッジは新日本キックの審判団が務めた。
 谷川貞治K-1イベントプロデューサー、ボブ・サップらK-1関係者がリングサイド席で見守る中、両者はトップレベルのタイ人同士らしくテクニカルでパワフルな攻防を展開。ブアカーオはオムノイスタジアムのライト級(61.2kg)の王者のため、MAXの-70kg契約では体格負けするのではと心配されたが、普段は70kg近くあるとのことで、3Rルールならスタミナ面も問題無し。チャルムサックに全く力負けせず、2R後半から右ミドル、ハイ等で押し気味に試合を運び、僅差ながらも勝利をもぎ取った。
 試合後の谷川プロデューサーは激闘に興奮した様子で、「本物が現れました。優勝候補ですね。魔裟斗は勝てるんだろうか…」とブアカーオの身体能力の高さに驚きを隠せず。サップも「グレイトファイト。いいテクニックを見れて良かったよ」と満足げだった。24日には世界一決定戦のカードが発表される予定だ。(井原芳徳)

魔裟斗の相手はイルマッツ

(3/4 up) 昨年世界王者・魔裟斗の相手が、日本代表予選準優勝のセルカン・イルマッツに決定した。世界大会開幕戦は全7試合行われ、勝者7名と敗者復活枠1名の計8名が7月の決勝トーナメントに進出する。残り組み合わせは後日発表。

 

FEG "エステティックTBC K-1 WORLD MAX 2004 〜世界一決定トーナメント開幕戦〜"
2004年4月7日(水) 東京・国立代々木競技場第一体育館
(JR山手線「原宿」徒歩5分/営団地下鉄千代田線「明治神宮前」徒歩5分)
開場・17:00(予定) 開始・18:00(予定)

第8試合 3分3R(最大延長2R)
魔裟斗(日本/シルバーウルフ)
セルカン・イルマッツ(トルコ/チーム・ソラック)

第7試合 3分3R(最大延長2R)
アルバート・クラウス(オランダ/ブーリーズジム)
ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル/モンゴリアンレスリング連合/猪木事務所推薦)

第6試合 K-1 MMAルール 5分3R
山本“KID”徳郁(日本/PUREBRED東京)
トニー・バレント(米国/ニックワン・キックジム)

第5試合 3分3R(最大延長2R)
ブアカーオ・ポープラムック(タイ/ポープラムックジム/猪木事務所推薦)
ジョーダン・タイ(ニュージーランド)

第4試合 3分3R(最大延長2R)
ドゥエイン・ラドウィック(米国/3-Dマーシャルアーツ)
ジョン・ウェイン(オーストラリア/ブンチュウジム)

第3試合 3分3R(最大延長2R)
シャミール・ガイダルベコフ(ロシア/スコーピオンジム)
マルフィオ・カノレッティ(ブラジル/シッチ・マスター・ロニー)

第2試合 3分3R(最大延長2R)
小比類巻貴之(日本/チーム・ドラゴン)
パオロ・バリッシャ(スイス/ダイヤモンドジム・バーセル)

第1試合 3分3R(最大延長2R)
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)
HAYATO(日本/FUTURE_TRIBE)

リザーブマッチ 3分3R
フジ・チャルムサック(タイ/伊原道場)
ジャン・スカボロスキー(フランス/ジョッキージム/猪木事務所推薦)

リザーブマッチ 3分3R
DAVID(米国/真樹ジムオキナワ)
康恩(中国)


<入場料金>
SRS席 22,000円 S席12,000円 A席6,000円
魔裟斗応援シート 12,000円(S席・特典付き)

<チケット販売所>
◆2月29日(日) AM10:00〜 先行発売
K-1オフィシャルサイト(Web/i-mode/EZweb/Vodafone Live!)

◆3月6日(土) AM10:00〜 一斉発売
チケットぴあ【特電】0570-02-9999
ローソンチケット【特電】0570-06-3061
CNプレイガイド【特電】0570-00-0056
キョードー東京 【特電】TEL:03-3498-9966
e+(イープラス) http://eee.eplus.co.jp/
※0570から始まる番号は1部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可となります。

◆3月7日(日) AM10:00〜 一般発売
チケットぴあ TEL:0570-02-9999
ローソンチケット TEL:0570-00-0403
CNプレイガイド TEL:03-5802-9999
キョードー東京 TEL:03-3498-9999
e+(イープラス) http://eee.eplus.co.jp/
※0570から始まる番号は1部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可となります。

◆チケットに関するお問い合わせ先: キョードー東京 TEL:03-3498-9999

◆大会に関するお問い合わせ先:
 (株)FEG  TEL:03-3796-5060/FAX03-3796-2978

Last Update : 03/30

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