BOUT 10.28 ホテルエミシア札幌：TOMONORI、引退試合は1R TKO負け。梅野源治の華麗エキシに場内どよめき

ノースエリア格闘技イベントBOUT 34
2018年10月28日（日）ホテルエミシア札幌3Fパレスホール

記事提供：BOUT実行委員会

メインイベント　「TOMONORI LAST MATCH」　ISKAオリエンタルルール　フライ級　3分5R
×TOMONORI（OGUNI GYM／ISKA世界ムエタイフライ級王者、UKF世界バンタム級王者、WBCムエタイインターナショナルフライ級王者、WMCインターコンチネンタルスーパーフライ級王者、WBCムエタイ統一日本フライ&バンタム級王者、元NJKFフライ級王者、MACH GOGOフライ級日本最強決定トーナメント優勝）
○ポール・ダ・シルバ（イギリス／クリーリーマーシャルアーツアカデミー／ISKA世界K-1ルール&オリエンタルル―ル世界フライ級王者、WPKL世界バンタム級王者、WBCムエタイインターナショナルバンタム級王者、WMCヨーロッパ52kg級王者、IMKOヨーロッパバンタム級王者）
1R 2’46” TKO

　華麗なテクニックで日本キックボクシング界軽量級で一時代を築いた「小さな巨人」TOMONORIが強い希望でラストマッチの相手で選んだのは2015年6月に開催されたBOUT 20にてISKA世界オリエンタルルール世界王座を賭けて対戦、KO負けを喫していた“THE ROCK”ポール・ダ・シルバ。シルバもTOMONORIのたっての希望を快諾し、3年ぶりの対戦が行われた。

　地元札幌の大応援団の声援をバックに入場したTOMONORI。1R試合開始のゴングが鳴るとお互い静かな立ち上がりだったが、1分過ぎ、シルバの右ストレートがTOMONORIの顎を捉え、カウント8のダウンを喫する。効いた様子だったがTOMONORIも得意の右ストレートからの左フックでシルバをぐらつかせ反撃に出る。ラウンド終盤、TOMONORIが勝負を賭けた2回目の飛び膝蹴りにシルバがカウンターで左フックを合わせて2回目のダウンを奪う。辛うじて立ち上がったTOMONORIだったが、ダメージは明らかでレフリーが試合をストップした。

　勝者シルバが「今日はTOMONORIが最後の相手に自分を選んでくれた事は本当に光栄です。日本で試合ができて嬉しかったです。ありがとうございました」とマイクで挨拶をしたのちにTOMONORIも「今までありがとうございました。」と挨拶し、現役最後の試合に幕を閉じた。
　　
　　
スペシャルエキシビジョンマッチ2分2R
―梅野源治（PHOENIX／元ラジャダムナン認定ライト級王者、元WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者）
―山川賢誠（Kickboxing Academy Sapporo／RISEバンタム級4位）
勝敗無し

　「日本キックボクシング界の至宝」梅野源治が、エキシビションマッチながら北海道初上陸を果たした。
　1R開始後、様子の探り合いから山川のバック肘が軽く梅野にヒット。苦笑いを浮かべた梅野だったが、その後は首相撲から山川を転倒させ、膝蹴りもヒットさせ一方的な梅野の攻撃が続く。
　何とか一矢を報いたい山川が梅野のミドルをキャッチし軸足払いで転倒させるが、再び火が付いた梅野が、肘・膝を中心としたムエタイテクニックを存分に披露し山川を攻め立てて場内からはどよめきが起こった。

　エキシビション終了後マイクを握った梅野は「自分はルンピニーのベルトを必ず取ります。山川選手もRISEのタイトルを取って下さい。また北海道に来たいです」と挨拶し、大歓声を浴びていた。

RISE公式戦バンタム級3分3REX1R
○拓也（蹴空ジム／RISEバンタム級9位）
×村山智耶（HAYATO GYM／RISEバンタム級11位）
1R 2’35” KO

BOUTムエタイルール　女子フェザー級　3分3R
△熊谷麻理奈（WSR札幌／J-GIRLSフェザー級3位）
△浅井春香（Kick Box／J-GIRLSフェザー級2位）
判定0-0

BOUTキックボクシングルール　スーパーライト級　3分3R
○AKINORI（蹴空ジム／RISEライト級8位）
×凌太（OGUNI GYM／NJKFライト級6位）
判定3-0

RISE公式戦　ライト級　3分3R
○北濱精鋭（TARGET SHIBUYA／極真空手世界大会優勝※小樽出身）
×福井達郎（Battle Nation）
判定3-0

BOUTキックボクシングルール　58kg契約　3分3R
×原島“モルモット”佑治（TESSAI GYM／J-NETWORKフェザー級9位※札幌出身）
○末永愛士（蹴空ジム）
1R 1’44” KO

オープニングファイト　RISE公式戦　フェザー級　3分3R
○大澤辰徳（蹴空ジム）
×甲斐康介（HAYATO GYM）
判定2-0