NJKF 12.1 大阪市平野区民ホール(レポ):5年ぶり開催Young Fight、5試合中4試合がKO決着。森田陸斗、デビュー2連敗から4連勝「次はランカーをぶっ倒す」
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NJKF 2024 west 6th Young Fight
2024年12月1日(日) 大阪市平野区民ホール
記事提供:NJKF誠至会
12月1日(日)大阪市平野区・平野区民ホールにてNJKF誠至会主催『NJKF 2024 west 6th Young Fight』が開催された。
今大会は若手選手、いわばYoung(若い)な選手を中心に起用するというコンセプトの「Young Fight」、NJKF誠至会主催としては実に約5年ぶりの開催となりOPアマチュアファイト13戦に加えプロ本戦では5試合が行われた。
アマチュアファイトではNEXT☆LEVEL提供試合が行われた。内8戦は関西王者と中四国王者の戦い日本統一戦が行われ、アマチュアたちが熱きぶつかり合いを見せる。
続くプロ本戦では5試合中4試合がKO決着という衝撃の連続に。何より勝利者マイクを握った4人共に放った言葉は「もっと強い選手とやりたい、もっともっと上の人を倒したい」という更に上を目指す言葉だった。正に将来を担っていくYoungファイターに相応しい。彼らが関西、そしてキックボクシング界を再加熱させるような選手となる事を心待ちにしたい。
メインイベント 交流戦 フェザー級 3分3R
○森田陸斗 (NJKF誠至会)
TKO 2R 1分45秒
×田島魁人 (SHINE沖縄)
YoungFightメインイベントを飾ったのはNJKFフェザー級の交流戦。沖縄からの刺客・田島魁人(SHINE沖縄)をNJKF誠至会が誇る新鋭・森田陸斗(NJKF誠至会)が迎え撃つ。森田は現在プロ戦績5戦3勝2敗2KO、昨年5月にプロデビューを果たしデビュー直後は連敗を喫するもその後は2連続KO勝利を含む怒涛の3連勝と2024年は絶好調だ。対する田島は沖縄の名門・SHINE沖縄に所属、11月のプロデビュー戦では怒涛の1RKO勝利を収め勢いそのままに大阪に乗り込む、2か月連続の勝利奪取となるか。
試合は1Rから動く。圧をかけながらローに左フックと飛ばす森田に田島は首相撲からの膝・ワンツーと返していく、互いにフックをヒットさせ合うなど正に若手らしい打ち合いも見せる。最中、森田のストレートからの膝が田島のボディに突き刺さり森田がファーストダウンを奪取。苦悶の表情を見せる田島、再開後森田はここで決めるといわんばかりにフック・ストレートなどパンチでラッシュをかけていくと田島は左目の付近から出血、ドクターチェックが入る。しかし田島は止まらない、威力あるフック・ボディを中心に打ち返すなど強い根性を見せる。続く2R、1Rに続きボディにフックと威力あるパンチを振るう田島に森田は左右のフックをヒットさせていくと、続けざまに近距離からの離れ際に放った左フックで森田が1Rに続き2度目のダウンを奪取。立ち上がり続行を求める田島だがダメージが見えると最後は森田が更に左右のフックで攻め入る中、田島のダメージを見たセコンドがタオルを投入し試合終了。2R1分45秒、森田が2RTKO勝利で4連勝でプロ4戦目を飾った。
勝利した森田は「これで4連勝、次はNJKFランカーをぶっ倒していきたいです。そして今回みたいに面白い試合をするので”森田陸斗”の名前、覚えておいてください!」と語った。これで2024年は4戦4勝3KOと最高の成績を残した森田、次なる2025年、NJKFランカーとしてランキングを荒らす存在になるかもしれない森田に注目だ。
セミファイナル NJKFフライ級 3分3R
○水流添正太 (NJKF道場373)
TKO 3R 2分58秒
×長船ライオン司 (NJKF心将塾)
セミファイナルではNJKFフライ級の1戦が行われると水流添正太(NJKF道場373)と長舩ライオン(NJKF心将塾)が激突。両者は2023年4月に対戦経験があり、その際は水流添が2RKO勝利を収めている。互いに直近は負け続きと次の1勝が中々通い、水流添が再び勝利を掴むか、長舩がリベンジを果たすか、この1勝を糧に次のステップに進むのは果たして。
1R、サウスポーに構えハイキックを中心に距離を取る長舩。水流添はローを放ちながらじりじり圧をかける、そこからパンチに繋ぎたい所だろうが中々距離が詰め切れないかやや手数が少ない。長舩はそのままハイキックをどんどん放っていくが最中、水流添が長舩をコーナー際に詰めると右ストレートでファーストダウンを奪取する。ダメージが見えるもラウンド終盤だったこともありそのまま第1R終了。続く2R、水流添は変わらずじりじりと圧をかけながらパンチを狙っていくと長舩は構えをスイッチしながら左右のハイキックにストレートと放っていく。小まめにスイッチをする長舩に水流添は距離感を掴めない、2Rは長舩がハイキックを主体に盛り返した印象。運命の3R、水流添が決めるか、長舩が盛り返すかといった注目が集まる中、水流添が更に強く圧をかけていくと再びストレートでダウンを奪う。窮地に立たされる長舩、その後フックをヒットさせるなどパンチに光明を見出すも水流添は止まらずパンチでラッシュを懸けていき最後はコーナー際に長舩をパンチで張り付けていきレフェリーが試合をストップ、3R2分58秒、試合終了間際で水流添がTKO勝利を収め連敗をストップ、復活の狼煙を上げた。
第3試合 交流戦 55kg契約 3分3R
○天 (NJKF誠至会)
TKO 1R 2分28秒
×速水檸檬 (LION GYM)
55kg契約の交流戦、現在2連勝同士となる天(NJKF誠至会)と速水檸檬(LION GYM)が3連勝目を狙い対戦。すると試合は衝撃の結末を迎える、1R、威力あるカーフキックに右フックと合わせていく速水に天はストレートに左ハイキックと放っていく。中でも天の膝がヒットすると速水はボディが効いたように見える。ここから速水はカーフ、天はボディを狙っていくかと思われた直後、天のストレートが速水にクリーンヒットするとは速水は崩れ落ちていきレフェリーは即座に試合終了を宣言した。1R2分28秒、強烈なストレート一撃でTKO勝利を奪った天が3連続KO勝利を飾った。
第2試合 交流戦 スーパーバンタム級 3分3R
○優雅 (NJKF道場373)
判定2-0 (29-28、30-30、30-28)
×大村絆人 (魂心舘)
互いにプロ1勝同士の対戦、優雅(NJKF道場373) vs 大村絆人(魂心舘)のスーパーバンダム級の交流戦。試合は互いの前足をローで削り合いながらじっくり見合っていく。そこから大村は構えをスイッチしながらストレートにロー、長身の優雅はガードを固めてから膝にパンチと返していく印象。3R目にはミドルにストレートと放つ優雅にボディストレートに左右のローで前足を狙う大村となるも互いに手数は少なく見すぎている印象は否めないか。結果、優雅が2-0で判定勝利を収めた。
第1試合 NJKFバンタム級 3分3R
○柚子貴 (NJKF京都野口ジム)
TKO 1R0分59秒
×糀佑大 (NJKF理心塾)
YoungFight初戦を飾るはNJKFフェザー級の1戦、柚子貴(NJKF京都野口ジム)と糀佑大(NJKF理心塾)が対戦すると試合は急展開を迎える。1R、互いにローを蹴り合う中で柚子貴はパンチラッシュで開始早々ファーストダウンを奪う。糀はやや気持ちがぶれたか、続けざまに柚子貴はローで2度目のダウンを奪うと、最後は再びのパンチラッシュで柚子貴は3度目のダウンを奪い1R59秒、スリーノックダウンで柚子貴が早々のTKO勝利を奪取、NJKF 2024 west 6th Young Fight大会に確かなインパクトと勢いをつけた。
オープニングファイト NEXT☆LEVEL提供試合
第13試合 60kg級統一王座決定戦 1分30秒3R+ex1
×末広駿斗 (祥空館SRKジム)
判定0-3 (28-29、28-30、29-30)
○加古大晴 (NJKF team Bonds)
第12試合 55kg級統一王座決定戦 1分30秒3R+ex1
○太田優 (BLOW GYM)
TKO 1R1分29秒
×小野田琉己 (NJKF team Bonds)
第11試合 50kg級統一王座決定戦 1分30秒3R+ex1
×糀敦志 (NJKF理心塾)
判定0-3 (28-30、29-30、29-30)
○松崎幸紀 (誠剛館総本部)
第10試合 45kg級統一王座決定戦 1分30秒3R+ex1
×檜田昊我 (KIWAMI kickboxing Team)
判定1-2 (29-30、30-29、29-30)
○大北銀次 (BOSS GYM)
第9試合 40kg級統一王座決定戦 1分30秒3R+ex1
○三宅湊士 (Determination)
判定3-0 (三者とも30-28)
×山下城主 (武魂會)
第8試合 35kg級統一王座決定戦 1分30秒3R+ex1
×小中依央利 (Team CRONOS)
判定0-3 (29-30、29-30、28-30)
○藤澤雄大 (テツジム滑飛一家)
第7試合 30kg級統一王座決定戦 1分30秒3R+ex1
○矢野翔斗 (昇龍會)
判定3-0 (30-29、30-28、30-28)
×川端大心 (NJKF team Bonds)
第6試合 25kg級統一王座決定戦 1分30秒3R+ex1
×中村京士郎 (TEPPEN GYM大阪)
判定0-3 (30-28、30-27、30-27)
○小林楓 (空修会館)
第5試合 一般51kg契約 1分3R
×林功太郎 (山口道場)
判定1-2 (28-29、30-29、29-30)
○長谷川心 (TEPPEN GYM大阪)
第4試合 ジュニアAクラス50kg契約 1分3R
×村上緋宝 (TEAM LIGHT)
判定0-3 (28-30、28-30、29-30)
○越野廉成 (NJKF誠至会)
第3試合 ジュニア女子Aクラス45kg契約 1分3R
×辰巳璃央 (Team Free Style)
判定0-3 (三者とも29-30)
○紀之定ののか (BLACK☆Jr)
第2試合 一般Cクラス61kg契約 1分3R
×玉置生 (キックボクシング進撃)
TKO 2R0分17秒
○小泉寛汰 (NJKF健心塾)
第1試合 ジュニアCクラス60kg契約 1分3R
○藤内理人 (NJKF誠至会)
判定3-0 (30-28、30-27、30-27)
×福田晃誠 (NJKF健心塾)