パンクラス 8.5 新木場スタジオコースト:ブラジルの剛腕アロージョと女子ストロー級王座決定戦 藤野恵実「持ち上げて作る選手じゃなくて、這い上がって来た強さを見せたい」
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skyticket presents PANCRASE 298(8月5日(日) 新木場スタジオコースト)のメインイベントでパンクラス第2代女子ストロー級王座決定戦・ヴィヴィアニ・アロージョ [※ヴィヴィアニ・ゴメスから表記変更](ブラジル/セラードMMA/2位)vs. 藤野恵実(FIGHT FARM/4位)が行われることになった。
女子ストロー級ランキングは王者・近藤朱里、1位・村田夏南子、2位・アロージョ、3位・三浦彩佳、4位・藤野。朱里は昨年5月28日に王者となり、防衛期限の1年が過ぎたが、今後もUFCに専念するため、王座を返上することになった。(7月1日のパンクラスの大会後のランキングで正式な返上扱いとなる)
藤野は5月20日のPANCRASE 296で5年ぶりにパンクラスに出場し、インヴィクタ4戦3勝1敗のシャロン・ジェイコブセンと激戦の末に判定勝ちしランク入り。昨年はROAD FC、DEEPで3戦とも勝利し4連勝中だ。
藤野はキャリア15年目・MMA 33戦・37歳のベテラン。最近のRIZINで脚光を浴びる若手の人気選手たちに対し、5月の試合前の公開練習では「(女子MMAの)氷河期からやって来た怨念みたいのをみんな持っているんで、いいとこだけ持って行くなよ」「ババアなめんなよ」と、ジェラシーをむき出しにする発言をし、大きな反響を呼んでいた。
対するアロージョは昨年10月大会で初来日し、序盤からのパンチラッシュで三浦彩佳の右まぶたを腫らし、1R終了時にTKO勝ちしている。MMA戦績6戦5勝(1KO/4一本)1敗。うち4試合は1Rでの勝利で、高いポテンシャルを感じさせる選手だ。
6月5日の会見で今回の王座決定戦が発表されたが、アロージョは藤野とのツーショットのイメージ画像を作って「Tシャツにしてください」とブラジルからパンクラスに送り、藤野とパンクラスのマッチメイカーの坂本靖氏がその画像をプリントしたTシャツを着用して会見に臨んだ。
◆藤野
Tシャツは嫌がらせかよって感じですけど(苦笑)。パンクラスで1戦してすぐタイトルマッチってことは無いと思っていたので、こんなにすぐチャンスをいただけて、ありがたいです。私のキャリアも最終段階で、これからどこ(のプロモーションで)でやるかを考える中で、最後にベルトにこだわりたい思いもありましたし、タイトルマッチのチャンスが来るのもこれが最後かもしれないと思って、オファーを受けさせていただきました。
(アロージョの印象は?)三浦彩佳のセコンドで近くで見ていましたけど、強いですよね。1Rで一方的な展開でした。いつかやりたいなと正直思ったので、うれしいですね。
(アロージョの打撃はパワフルでしたが、スキル面はどう評価しますか?)打撃は強いですけど、粗いなって。人のことを偉そうに言えないですけど(笑)。柔術黒帯ですから、どちらかと言えば寝てからのほうが精度が高いんじゃないですかね。三浦が首投げして袈裟固めで終わらせる(得意パターンで行く)つもりが、倒されてからもすぐにバックについて、動きが速かったです。テイクダウンされるのも怖くなくて、下からも(攻撃)できる自信もあるでしょうね。(下写真左下がセコンドについている藤野)
(アロージョはまだ6戦ですが、藤野選手が今まで戦った選手の中と比べてどうですか?)かなり上のほうにいる選手だと思っています。
(前回の藤野選手のジェイコブセン戦の反響はどうでしたか?)金網に押し込む攻防が多くて、つまらない展開だったなと自分では思っていたんですけど、終わってから、周りから褒められてビックリしました。「パンチよけないんですか?」って言われたんですけど、よけているんですけどね(苦笑)
(今回はどういう試合展開にしたいですか?)私のスタイルは確立していますし、できることも変わらないので、精度は上げますけど、やることは変わらないですね 簡単に一本・KOできない相手ですので、5分5R・25分出し切るつもりでやります。
(前回の試合前の「ババアなめんなよ」発言が話題になりましたが、今回はどういう気持ちで臨みますか?)7月も女子の大きな試合があると思うんですけど、持ち上げて作る選手じゃなくて、こっちは這い上がって来た強さを見せたいです。この世代超えなくて「自分がジョシカクの中心」とか言うなよって思います。這い上がって来た世代は、気持ちも技術も強いんだよってのを見せたいです。
(ベルトへの思いを聞かせてください)タイトルマッチを3回ぐらいやったと思うんですけど、タイトルマッチは最後だと思うので、自分のものにしたいですね。取ったその瞬間に辞めてもいいぐらいの気持ちです。
対戦カード
メインイベント パンクラス第2代女子ストロー級王座決定戦 5分5R
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル/セラードMMA/2位)※ヴィヴィアニ・ゴメスから表記変更
藤野恵実(FIGHT FARM/4位)
ライト級 5分3R
アキラ(フリー/1位)
アルセン・バティロフ [Arsen Batyrov](ロシア/ストレラーチーム)
フェザー級 5分3R
田中半蔵(FUN’S/6位)
マイク・グランディ(英国/チーム・カオボン/修斗世界3位)
ミドル級(ノンタイトル戦) 3分3R
新村優貴 (TEAM CLIMB/王者)
林 源平(和術慧舟會Iggy Hands Gym)
ストロー級 5分3R
八田 亮(ストライプル オハナ/3位、元ZSTフライ級王者)
マーカス・アマラウ [Marcus Amaral](ブラジル/ノルデスチ柔術)
ウェルター級 3分3R
手塚裕之 (ハイブリッドレスリング山田道場/TGFC/4位)
KAZZ (GRABAKA)
フライ級 5分3R
荻窪祐輔 (K-PLACE/7位)
秋葉太樹 (総合格闘技道場reliable/8位)
ストロー級 5分3R
高島俊哉(フリー/7位、ネオブラッドトーナメント’17同級優勝)※U-FILE CAMPから所属変更
前山哲兵(フリー/9位)※AACCから所属変更
フェザー級 5分3R
内村洋次郎(イングラム)
ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ・闘英館/FIGHT DRAGON70kg優勝、闘英館世界選手権優勝)
フライ級 3分3R
安永有希 (東京イエローマンズ)
中村龍之 (ロータス世田谷)
フェザー級 3分3R
牛久絢太郎(K-Clann/9位)
ユータ&ロック(秋本道場jungle junction)
【プレリミナリーファイト】
フェザー級 3分3R
渡辺謙明(パラエストラ東京)
櫻井裕康(NEVER QUIT)
フライ級 3分3R
渡辺竜也 (MAX GYM/RINGS)
三澤陽平 (ALLIANCE)
フライ級 3分3R
水谷健人 (AACC)
池田一歩 (ブレイブハート)
ストロー級 3分3R
リトル (GUTSMAN)
宮澤雄大 (K-PLACE)
概要
大会名 skyticket presents PANCRASE 298
日時 2018年8月5日(日) ロビー開場・12:00 客席開場・15:15 開始・16:15
チケット料金 SS:¥15,000- バルコニー:¥12,000- A:¥9,500- B:¥8,200- C:¥7,000- 2F:¥8,000- 立見:¥6,400- ※未就学児は無料 ※当日券は一律500円増し ※ワンドリンク制(500円)
チケット発売日 6月16日(土)
チケット販売所 パンクラスストア チケットぴあ ローソンチケット イープラス チケット&トラベルT-1
お問い合わせ パンクラス 03-5339-9198 http://www.pancrase.co.jp/