K-1 7.17 福岡国際センター:前日会見レポ/ゴンナパー「精一杯力を出し切って、K-1のベルトを東京に持ち帰る」vs. 朝久泰央「福岡の自然からパワーをもらった。自分の誇りをかけて必ず勝つ」
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7月16日(金)、開催を明日に控えた「ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K-1ライト級タイトルマッチ~」福岡国際センター大会の公開計量と記者会見が行なわれた。計量は全選手がクリアしている。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真:(C)K-1)
王者 ゴンナパー・ウィラサクレック「精一杯力を出し切って、K-1のベルトを東京に持ち帰る」vs挑戦者 朝久泰央「福岡の自然からパワーをもらった。自分の誇りをかけて必ず勝つ」
メインイベントでK-1ライト級タイトルマッチを戦う王者のゴンナパー・ウィラサクレックと挑戦者の朝久泰央は、会見に先立ち調印式を実施。「自分は字を書く時に定規がないと書けないタイプで、1文字1cmずつできれいに書いて、ちょっと右上がりにしてっていうこだわりがある」という朝久は自ら持参したペンと定規を使いながらサインをした。
昨年の12.13K-1両国国技館大会で林健太に勝利して、K-1ライト級王者となったゴンナパーは今回が初防衛戦。今年は3.28「K’FESTA.4 Day.2」日本武道館大会で南雲大輝にKO勝利し、勢いに乗った状態で今回の初防衛戦に臨む。「このベルトは自分にとってもとても価値のあるベルトだ。今回、精一杯力を出し切って、是非このベルトを東京に持ち帰りたい」と防衛を誓うゴンナパー。
朝久のホームとなる福岡での防衛戦についても、「もちろん朝久選手への声援は大きいと思うが、自分は自分の練習してきたことをきちんと試合で出すだけだと思う」と意に介さず。「自分にもタイのファンの皆様、日本のファンの皆様、そして福岡県のファンの皆様、また世界のファンからの声援が届くと思うので、自分もその声援を受けて頑張りたい」と、王者らしく泰然自若とした態度で勝利を誓った。
一方、これがK-1王座初挑戦となる朝久は2019年から現在まで6連勝中。また直近2試合では弘輝、蓮實光に2連続勝利と、こちらも絶好調での初挑戦だ。K-1ライト級のベルトを目の前にした朝久は、「K-1のこの階級のベルトは、特に世界で一番価値のあるベルトだと思っていて、ベルトを目の前にするとこのベルト欲しいなと思う」とベルトへの想いを口にしたが、「朝久空手(アサヒサカラテ)が一番強いと思ってずっと誇りを持って戦ってきたので、明日の戦いも自分の誇りを懸けて、必ず倒して勝つ」と、強い決意を表明した。
タイトルマッチが決まってからは、ゴンナパーの対策というよりも自身の動きを動画を見ながら分析し、弱点の克服に着手。「弘輝さんとの試合の時に飛びヒザでダウンをもらったんですけど、(ゴンナパーが)対策しているとするなら近距離が苦手だと思って、近距離での細かいアッパーとかフックのパンチと、飛び膝を狙ってくるんじゃないかなと思っています。でもそういうところを完璧に塞いできたんで、近距離で技を仕掛けてきた瞬間、一撃で返り討ちにしてやろうと思っています」と、自信を漲らせていた。
◆ゴンナパー・ウィラサクレック
「今日、計量を終えて、今はとてもスッキリしている状態だ。(初防衛戦を控えての今の心境は?)今回は自分にとっても初めての防衛戦でもある。朝久も言っていたように、このベルトは自分にとってもとても価値のあるベルトだと思っている。今回、精一杯力を出し切って、是非このベルトを東京に持ち帰りたい。
(朝久のファイトスタイルへの対策は?)もちろん今回も相手に勝つために練習を重ねてきた。明日は絶対に見ていて楽しい試合をするので、注目してほしい。明日の戦い方についてはここでお話することはできない。(朝久選手はホームで、より力を出してくると思うが警戒感は?)もちろん朝久選手への声援は大きいと思うが、自分は自分の練習してきたことをきちんと試合で出すだけだ。自分にもタイのファンの皆様、日本のファンの皆様、そして福岡県のファンの皆様、また世界のファンからの声援が届くと思うので、自分もその声援を受けて頑張りたい」
◆朝久泰央
「計量をクリアして、いよいよ明日だなと思って、待ち遠してくてウズウズしています。こうやってたくさんの方に注目していただけるのも、K-1さんだったり、チャンピオンのゴンナパー選手が外国の選手で、喋ったりっていうのが撮影的にも上手くいかない部分があって、自分が1日密着取材だとかあったりしたと思います。こうやって注目されたのもゴンナパー選手が強いチャンピオンだったからこそだと思うし、相手がとても強い選手なので明日が楽しみです。楽しみにしていてください。
(K-1のタイトル初挑戦だが、今の心境は?)K-1のこの階級のベルトは、特に世界で一番価値のあるベルトだと思っていて、ベルトを目の前にするとこのベルト欲しいなと思います。絶対にベルトを獲るって決めているんですけど、僕はタイトルは初挑戦で、朝久空手が一番強いと思ってずっと誇りを持って戦ってきたので、ベルトが懸かってるからとかじゃなくて、明日の戦いも自分の誇りを懸けて、必ず倒して勝つというそれだけです。
(ゴンナパー選手のファイトスタイルへの印象は?)ファイトスタイルというより、これだけずっと勝ち続けているチャンピオンということは、ゴンナパー選手自身の強さがあると思っているので、スタイルどうこうというよりも純粋に強い選手なので戦えるのがとても楽しみです。その中で自分が一番強いということが証明できたら最高だと思っています。
(地元でのタイトルマッチで友人などもたくさん見に来ると思うが、どのような姿を見せたい?)今回地元ということで、友達だったり道場の仲間たちも応援に来てくれるんですけど、遠い所から足を運んでくれるファンの方もいるし、こういう状況で来られないというファンの方もいるので、地元だからという特別な気合いを入れるっていうのはないですけど、東京や世界中で見ている方たちにパワーを与えられるような試合をできればなと思っています。
(地元・福岡での初タイトルマッチということで、福岡という地はいろんなパワーを与えてくれると思うが?)ずっと地元でやってるから東京とか他の地方と比べてこういったパワーがあるっていうのはパッとは思い浮かばないんですけど、自分が住んでいる所は最近のSNSでも上げていたように、川だったり山とか畑だったり、とても自然が豊かです。その自然のパワーを感じながらいい練習もできましたし、そういった強みはあると思っています。(ムエタイ王者への対策は?)対策って言っても、3カ月ぐらい前ですかね? ゴンナパー選手が試合をしたのが。それを対策したところでこの3カ月の間でチャンピオンはもっと進化していると思うし、僕は自分の最近の動画であったり、今までの勝った試合とかを見て自分の動きを分析したんですけど、半年前の自分の穴は全部塞いできたと思います。
もしゴンナパー選手がの穴を突いてきたところで、こちらは一撃で倒せると思うので、相手の対策というよりは自分の穴を完璧に埋めて、どんな状況でもどんな戦いになっても倒すというスタイルを作り上げてきたと思っています。(穴というのは弱点というか短所?)自分が最近、弘輝さんとの試合の時に飛び膝でダウンをもらったんですけど、(ゴンナパーが)対策しているとするなら近距離が苦手だと思って、近距離での細かいアッパーとかフックのパンチと、飛び膝を狙ってくるんじゃないかなと思っています。でもそういうところを完璧に塞いできたんで、ゴンナパー選手が近距離で技を仕掛けてきた瞬間、一撃で返り討ちにしてやろうと思っています」
K-Jeeと愛鷹亮が魂のぶつかりあいを約束、卜部功也「自分の100%を出し切る」vs大沢文也「憧れを超える」、安保瑠輝也が幸輝を一刀両断「こんなプロ意識のない選手はボコボコにする」
第9試合では10カ月ぶりにK-1のリングに帰ってくる安保瑠輝也が、地元・九州を主戦場に活躍する幸輝と対決。安保は戦前からさまざまなメディアで試合を煽っているが、幸輝の反応の薄さに対して「こんなプロ意識の欠片もない選手に負けるわけがない。明日はあたりまえにボコボコにします」と怒りをあらわに。
さらに自身の仕上がりのよさを踏まえ「ウェルター級にしろ、何級にしろ、一番ベルトが似合う日本人は俺なんで」と、今後の目標を語った。対する幸輝は「しっかり勝って、地方の選手がK-1のトップ選手に通用するところを見せていきたい」と静かな口調ながら、内なる闘志を見せた。
第10試合ではKrushの旗揚げ当初から対戦している卜部功也と大沢文也が、K-1の舞台で8年ぶり、4度目の対戦。功也は「復帰して次は三回目なので、そろそろ倒さないといけないと思ってる」とKO決着を見据えつつ、「今回は初戦の気持ち。緊張感持って挑もうと思ってます」とコメント。一方の大沢は「今回は対策バッチシ、それをすべて試合に出す。この試合で明日、目標を、憧れを越したいと思ってます」と、この一戦への期する思いを明かした。
第11試合では過去に二度対戦し、1勝1敗のK-Jeeと愛鷹亮がK-1の舞台で三度目の激突。K-Jee は3月の「K’FESTA.4 Day.2」でシナ・カリミアンに敗れK-1クルーザー級王座から陥落。今回、地元福岡で再スタートを切ることになるが、「大会が盛り上がることが、これからも福岡大会ができることにつながっていくと思う。大会を盛り上げるには、KOを狙いにいく姿勢が大事」と、熱い意気込みを見せた。
対する愛鷹は「K’FESTA.4 Day.2」でANIMAL☆KOJIに敗北。トップ戦線で踏み止まる意味でも負けられない一戦となるが、「K-Jee選手とだったら、明日福岡を一番盛り上げる試合ができる。自分をちょっと見直して、明日は勝つっていうことにこだわりたい」と決意を示した。
◆安保瑠輝也
「まずねえ、ABEMAにしろ、Youtubeにしろ、SNSにしろ、俺がね、こんだけおいしく煽ってあげてるのに、それに対する何の反応もない。こんなプロ意識の欠片もない選手に負けるわけがないので。明日はあたりまえにボコボコにします。(ケガからの復帰、そして階級を上げて最初の試合となるが、現在の仕上がりは?)メチャクチャいいですよ。前回、山崎選手に負けて、自分の弱い部分をすべて洗い出して、それも全部やりましたし。あとはケガも、右ストレート殴れるっていうのも実感できてるんで。自分自身、10カ月ぶりの再起戦になりますし、試合自体はすごい楽しみだと思っています。
(プロ意識の話があったが、安保選手にとってのプロ意識とは?)煽りVTRにしろ、俺が一番数字取ってるじゃないですか? それに対して、ここで俺に噛み付くことが、ファンにとってこの試合を楽しみにさせることだと思うんですけど(幸輝は)その仕事を一切しない。あと、SNSを見にいったんですよ、どんなこと発信してるのかと思って。『あと試合まで1カ月半』、『あと1週間』…、誰がそんなん楽しみにすんねん。そのプロ意識の低さ、俺はまったくリスペクトできないんで。こんな選手が勝ったところで、K-1は何一つ盛り上がらない。だから俺が、あたりまえにブッ倒します。
(ウェルター級での今後の目標は?)ウェルター級にしろ何級にしろ、一番ベルトが似合う日本人は俺なんで。ウェルター級でも俺がベルトを獲って、それをわからせてやろうと思ってます」
◆幸輝
「明日、待ち待った福岡大会、地元九州で試合ができるんで本当に楽しみです。いつも以上に調子もいいんで、明日はしっかりKO狙って倒したいと思います。(安保選手から『こんなプロ意識の欠片もない選手に負けるわけがない』と言われているが?)自分は明日の試合でしっかり見せるんで、楽しみにしていてください。(安保選手の言葉を聞きつつ、この試合で見せたいものは?)自分はまだK-1グループ二戦目なんで、ここで大きなことも言えないんで。まあ、しっかり勝って結果で見せて、地方の選手がK-1のトップ選手にしっかり通用するところを、見せていきたいです。(ウェルター級での今後の目標は?)明日のことしか考えてないんで。しっかり明日勝って、次のこと考えていきたいです」
◆卜部功也
「明日の試合のためにしっかり仕上げてきたので、期待してほしいです。復帰して次は3試合目なので、そろそろ倒さないといけないと思っています。自分でもハードル高く、試合に臨みたいと思います。(4回目の対戦となるがいまの心境と、どういった試合にしたい?)前回の対戦はだいぶ前だったので、今回戦う気持ちは初戦の気持ちで。緊張感持って挑もうと思ってます。どんな試合だって100%やるのが僕の仕事なんで、100%出し切りたいと思います。今回はっていう感じですかね。(今回の試合の課題は?)卜部功也の出せるものをすべて出す、っていう感じですかね。それは技術もそうですし、スピード感だったりとか。あとはフィニッシュに向けての技術とか。全力で出し切るってことですね」
◆大沢文也
「意気込みはこのあいだの記者会見でも言ったんで、言うことはもう何もないんですけど、明日は過去最高に仕上げてきたので。明日の大沢文也を楽しみにしていてください。(4回目の対戦となるがいまの心境と、どういった試合にしたい?)初めてやったときは19歳、十代だったんですけど、それから時を経て。いま10年以上経って、また戦う。しかも4回目の戦いで、いろんな声があると思うんですよ。『また大沢かよ、もういいだろ』って。いろんな声があると思うんですけど、まったく気にならないですね。
試合順とかも安保選手に色々と言われたり、その前から普通の格闘技ファンからもすごい言われていて。『なんで大沢、こんな後ろなんだ?』って。でも勘違いしてほしくないのは、僕が第10試合目なんじゃなくて、卜部功也選手が第10試合目。その対戦相手が僕なだけなんで。僕が第10試合目なわけじゃないんで、よろしくお願いします。
(以前の対戦から相手が変わったこと、自分が変わったこと、そしてそれが試合にどう影響すると思う?)卜部功也は常に成長しかしてないと思うんですけど。今回は自分が変わったところというか、自分が変わったところはちょっと難しいかも知れないですけど、本当に今回は対策バッチシです。それをすべて試合に出して目標を・憧れを越えたいと思ってます。」
◆K-Jee
「今年も福岡でK-1開催されることになって、とてもうれしく思います。ECO信頼サービス株式会社の樋口会長と従業員のみなさま、K-1福岡大会のサポートをしていただいてありがとうございます。KO賞も出て、選手もより一層気合いが入って、すごくいい大会になると思います。明日は魂のぶつかり合いです、それも楽しみです。
(三度目の対決でどう決着をつけたい?)今年のMVPを獲れるような試合にしたいです。(地元を背負ってる気持ちは?)大会が盛り上がることが、これからも福岡大会ができるとか、そういうことにつながっていくと思います。大会を盛り上げるには、やっぱり盛り上がる試合ですよね。KOを狙いにいく姿勢とか、そういったことが大事だと思うので。試合を見にきてくれる若い選手とか、そういう人たちが俺たちの試合を観て、来年、再来年とどんどん続いていく福岡大会に。夢を持てるように、そんな感じで盛り上げたいと思います」
◆愛鷹亮
「今回の試合、すごい楽しみに追い込みとか準備してきたんで。明日はメチャクチャ、いい試合できると思ってます。楽しみにしてください(三度目の対決でどう決着をつけたい?)前回の試合から年数も経ってますし、お互い状況も違うと思います。でも、一つ言えることは、K-Jee選手とだったら、明日福岡を一番盛り上げる試合ができるっていう自信がありますね。魂と魂のぶつかり合い。一発でKOを狙っていくのが自分のスタイルで、そこにこだわりすぎていまこういうふう(連敗)になってるんで。自分をちょっと見直して、基礎からしっかり。明日は勝つっていうことにこだわってやっていきたいと思います」
和島大海「僕だったらアビラル選手を倒せる」vsアビラル「ここは僕が勝たないと面白くない」、実方宏介vs丸山公豊はド迫力KO必至、西京佑馬vs竜樹・山本直樹vsSATORU成合はトップ戦線への浮上を狙う
第8試合でK-1スーパー・ウェルター級スーパーファイトを戦うのは和島大海とアビラル・ヒマラヤン・チーター。共に現K-1スーパー・ウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノルと戦い敗北したという過去があるが、この試合の勝者が次の挑戦者に一歩近づくという見方をされている、スーパー・ウェルター級トップ戦線の戦いだ。
昨年の木村戦後、ラーシーシン・ウィラサクレックと藤岡裕平に2連勝と巻き返し、「この試合でめちゃくちゃいい勝ち方をして、もう一回木村選手に挑戦したい」と語る和島は、木村でも倒せなかったアビラル(出血によるTKO負け)を「僕がやったら倒せるっていうところを見せる」とKO宣言だ。一方のアビラルも、「相手選手がチャンピオンと2回試合して2回とも負けてるんで、今回僕が勝たないと面白くない」と自信たっぷり。「しっかり倒して次チャンピオンとやりたいですね」とこちらも木村への挑戦権獲得に目をギラつかせていた。
第7試合では実方宏介と丸山公豊が激突。新設されたK-1スーパー・ヘビー級のスーパーファイトだ。3.28「K’FESTA.4 Day.2」日本武道館大会でK-1初参戦を果たし、京太郎に敗れた実方だが、「明日は相手に何もさせずに一方的に僕が倒して勝ちたいと思います」と、名誉挽回の機会に燃えている。対する丸山は地元・九州で活動するキックボクサーで今回がK-1初参戦。「明日はしっかりKOを狙って全力で殴っていきたいと思います」と“九州最強の重量級戦士”と呼び声高い実力を見せつけることを宣言していた。
第6試合では西京佑馬と竜樹の若武者2人がK-1ライト級スーパーファイトで対戦する。今大会のメインイベントではゴンナパー・ウィラサクレックvs朝久泰央のK-1ライト級タイトルマッチも組まれているものの、「明日はしっかり集中して倒せる試合をして、レベルの違いを見せられたらと思います」と語る西京は、「倒せば自然にアピールできると思うので、明日は倒すだけですね」とあまり意識していない様子。
王者のゴンナパーと同じジムでトレーニングを積み、地元・福岡市出身の竜樹も、「今回はそこは気にせずにこの試合だけに集中して、しっかり勝ちたいと思います」と、こちらも目の前の敵に集中しているようだった。
第5試合に組まれたのは山本直樹vsSATORU成合のK-1スーパー・フェザー級スーパーファイトだ。両者とも直近の試合は同じ3.27「Krush.123」後楽園ホール大会で、共にKO負けを喫しており、再起戦という共通のテーマを持っての試合となる。
「自分はテクニックでも圧倒して、打ち合いでも圧倒してを目指してるんで、テクニックで圧倒して最後はやっぱりぶっ倒したいと思います」とトップ戦線浮上を狙い、内容面でも圧倒することを宣言した山本。そんな山本に対して地元・北九州市出身の成合は、「山本選手は強い選手なんで、『勝ちます』って簡単には言えないんですけど、何がなんでも勝ちを掴み取りに行きます」と、再起の勝利に向けて強い決意を顕わにしていた。
◆和島大海
「計量が終わってめっちゃ調子がいいんで、明日は注目していてください。(この階級のトップ戦線での戦いになると思うが、この試合の位置づけは?)僕もこの試合でめちゃくちゃいい勝ち方をして、もう一回木村選手に挑戦したいと思っているんで、この試合は絶対に勝ってまたタイトルに挑戦できるように頑張ります。(相手のファイトスタイルなどを分析して、自分と戦うとどううなると思う?)アビラル選手は身長が高くて、打たれ強くて、攻撃力もあってっていう凄くいい選手だと思います。木村選手とやっても倒れませんでしたし。でも、僕がやったら倒せるっていうところを見せて、また木村選手に挑戦したいなと思っています」
◆アビラル・ヒマラヤン・チーター
「志村道場所属のHEATミドル級王者、アビラル・ヒマラヤン・チーターです。やることをやってきたんで、あとはしっかりリカバリーして、しっかり寝て、明日K-1ファンの皆さんにKOショーを見せるだけです。(この階級のトップ戦線での戦いになると思うが、この試合の位置づけは?)多分、この試合に勝つとタイトル挑戦に近づくと思います。相手選手がチャンピオンと2回試合して2回とも負けてるんで、今回僕が勝たないと面白くないんで、しっかり倒して次はチャンピオンとやりたいですね。(相手のファイトスタイルなどを分析して、自分と戦うとどううなると思う?)相手選手が蹴りの選手だとみんな知っていると思うんですけど、この一戦はパンチvs蹴りになると思うのでしっかり倒します」
◆実方宏介
「明日は相手に何もさせずに一方的に僕が倒して勝ちたいと思います。(今大会の最重量級の試合で期待されている部分もあるがどういった試合にしたい?)重量級で3R判定までやってても面白くないんで、丸山選手も倒しに来てくれると思うんで、僕もそれに全力で応えて、僕が一方的に倒して、最終的に僕がKOで勝ってると思います」
◆丸山公豊
「明日はしっかりKOを狙って、全力で殴っていきたいと思います。(今大会の最重量級の試合で期待されている部分もあるがどういった試合にしたい?)しっかり期待されていることに対して期待に応えて、負けることなんて怖くないんで、しっかり勝ちを目指してやって行きたいです」
◆西京佑馬
「明日はしっかり集中して倒せる試合をして、レベルの違いを見せられたらと思います。(同じ大会で同じ階級のタイトルマッチがあるが、どういった試合をしたい?)倒せば自然にアピールできると思うので、明日は倒すだけですね」
◆竜樹
「ウィラサクレック三ノ輪の竜樹です。明日はまた久しぶりに福岡でこうやって試合ができてとても気合いが入っています。明日は絶対に勝ちます。応援よろしくお願いします。(同じ大会で同じ階級のタイトルマッチがあるが、どういった試合をしたい?)もちろん上を目指してやっているんですけど、今回はそこは気にせずにこの試合だけに集中して、しっかり勝ちたいと思います」
◆山本直樹
「計量で少し手こずってしまったんですけど無事クリアして、しっかり回復して、明日は何がなんでも勝って、次に繋げられるような勝ち方をしたいと思います。応援お願いします。(負けからの再起戦となるが、明日の試合のテーマは?)自分はテクニックでも圧倒して、打ち合いでも圧倒してを目指してるんで、テクニックで圧倒して最後はやっぱりぶっ倒したいと思います。応援をお願いします」
◆SATORU成合
「明日はもうしっかり盛り上げるだけなんで楽しみにしていてください。(負けからの再起戦となるが、明日の試合のテーマは?)山本選手は強い選手なんで、『勝ちます』って簡単には言えないんですけど、何がなんでも勝ちを掴み取りに行きます」
不可思と田村陽典が第1試合で激闘予告、高梨knuckle美穂がMARIとの決着戦へ「ゴリラは猿に負けない」、再起に燃える山田真子とNOZOMIが激突、パワーの髙橋直輝vs攻撃力の寺田匠
第1試合では再起を懸けてリングに上がる福岡出身・不可思と、こちらも福岡出身で今回がK-1初参戦の田村陽典が激突。第1試合出場の希望が通った不可思が「しっかりKOして、大会に火をつける仕事をしようと思います」と意気込みを語れば、田村は「明日は自分の導火線にも火をつけてもらって、僕が花火みたいにキラキラ輝きたいと思います」と闘志を見せた。
第2試合は共にプレミナリーファイトで実績を残し、今回が念願のスーパーファイト初出場となる髙橋直輝と寺田匠の対決。髙橋が「僕は人よりもパワーがあると思うので、そのパワーをしっかり見てもらいたい」とアピールすると、寺田は「自分のことを知らない人多いと思う。まあ、倒すんで観ててもらえれば」とKO勝利を宣言した。
第3試合ではプロで無敗街道を突き進むも、共に3月の「K’FESTA.4」で初黒星を喫した山田真子とNOZOMIが対峙。プロボクシング時代も含め、初めて敗北を知った山田は「見えなかった部分も見えて、すごい経験になった。その経験を活かして、明日しっかり結果を残せるように」と神妙にコメント。対するNOZOMIは「前回はカッコ悪い姿を見せてしまったので、明日しっかり勝ってカッコいいところを見せたい」と、こちらも前戦を踏まえて期する思いを伺わせた。
第4試合は今年3月の「K’FESTA.4 Day.2」で対戦した高梨knuckle美穂とMARIがダイレクトリマッチ。そのときはスプリット判定で辛勝となった高梨は「前回の悔しい気持ちを明日絶対に晴らします。ゴリラが猿に負けるわけないんで、倒して勝ちます」とKO勝利を予告。すると、前戦で惜敗を喫したMARIも「相手の得意分野のパンチで勝ちたいと思ってます。それに向けて、前回よりもパワーもスピードも上げてきてるんで自信はある」と真っ向から舌戦を繰り広げた。
◆不可思
「明日は生まれ故郷の福岡で試合ができることをとてもうれしく思います。第1試合を任せてもらえたんで、しっかりKOして、大会に火をつける仕事をしようと思います。(希望どおりに第1試合になったが、どのような試合を見せたい?)やっぱり、KOでお客さんたちに盛り上がってもらいたいなと思っています」
◆田村陽典
「試合が決まって、練習一生懸命やって。作戦通りにやれば普通に倒せるくらいにいい感じに仕上がってきました。不可思選手は火をつけるのが得意ということなんで、明日は自分の導火線にも火をつけてもらって、僕が花火みたいにキラキラ輝きたいと思います。(希望どおりに第1試合になったが、どのような試合を見せたい?)K-1イコールKOなんで、KO狙ってガンガンいきたいと思います」
◆髙橋直輝
「不可思選手は火をつけてくれるということなんで、僕もKOで火を巻き上げていけたらなと思ってます。(スーパーファイト初出場となるが、自分のアピールしたいポイントは?)僕は人よりもパワーがあると思うので、そのパワーをしっかり見ておいてもらえたらなと思います」
◆寺田匠
「いろんな人のサポートのおかげでここまで仕上がったんで、明日は全力で倒しにいきます。(スーパーファイト初出場となるが、自分のアピールしたいポイントは?)自分のことを知らない人が多いと思うので、1Rだけでもいいんで。まあ、倒すんで観ててもらえればありがたいです」
◆山田真子
「明日は地元福岡で試合ができてすごくうれしいです。お客さんの印象に残るような試合をして、絶対に勝ちます。(ボクシングも含め初黒星からの復帰戦となるが、どんな試合を見せたい?)初めて負けて、見えなかった部分とかも見えて、すごい経験になったんで。その経験を活かせるように、明日しっかり結果を残せるようにがんばります。(負けたことで見えなかった部分が見えたというのは?)ちょっと言葉にはしづらいんですけど、すごく自分の中で感じたものがあって。負けから成長した部分は、気持ちもそうだし、一回一回の練習に対する姿勢とか変わった部分があって。そこで成長できた部分を、自分の中でけっこう感じていて。明日、試合でそれを見せられたらいいなと思います」
◆NOZOMI
「福岡で試合ができてうれしく思ってます。明日のためにがんばってきたので、全力で倒しにいきます(初黒星からの復帰戦となるが、どんな試合を見せたい?)ワールドグランプリに呼んでもらえて、でも前回はカッコ悪い姿を見せてしまったので。明日しっかり勝って、カッコいいところを見せたいと思います」
◆高梨knuckle美穂
「こんなに早くリマッチ組んでいただけて、すごくうれしいです。前回の悔しい気持ちを明日絶対に晴らします。絶対に倒します。(ダイレクトリマッチとなるが、どのような勝ち方が求められてると思う?)前回の試合のときの練習より、実戦練習ができたんで。ゴリラが猿に負けるわけないんで、倒して勝ちます。(前回の挑発がなくなって、内に秘めるものや、いまはどういった感情が大きい?)前回はちょっと失礼ですけど、ナメてた部分があって。でも、内に秘めてるのは、パンチでブッ倒して、前の感じに戻りたいので。倒して勝ちます」
◆MARI
「ダイレクトリマッチでリベンジができるので、明日は必ず私が勝ちます。(ダイレクトリマッチとなるが、どのような勝ちかたが求められてると思う? また、そのためにどういった準備をしてきた?)相手の得意分野のパンチで勝ちたいと思ってます。それに向けて、前回よりもパワーもスピードも上げてきてるんで自信はあります」
対戦カード
第13試合 K-1 WORLD GPライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/王者、元Krush王者、元WPMF世界スーパーライト級王者)※初防衛戦
朝久泰央(朝久道場/挑戦者)
第12試合 クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning/元K-1 WORLD GP&Krushクルーザー級王者)
愛鷹 亮(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangヘビー級王者)
第11試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GPライト級&スーパー・フェザー級王者)
大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)
第10試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
安保瑠輝也(team ALL-WIN/元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者)
幸輝(インタージム/KPKB(九州プロキックボクシング)スーパーウェルター級王者)
第9試合 エキシビションマッチ 2分2R
大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
マキ・ドゥワンソンポン(タイ/真樹ジムAICHI)
~休憩~
第8試合 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
和島大海(月心会チーム侍)
アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場/HEATミドル級王者)
第7試合 スーパー・ヘビー級(+100kg) 3分3R(延長1R)
実方宏介(真樹ジムAICHI/Bigbangヘビー級王者)
丸山公豊(宮田ジム/KPKB&激突ヘビー級王者)
第6試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushスーパー・フェザー級(60kg)王者)
竜樹(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)※ウィラサクレック・フェアテックス九州から所属変更
第5試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
山本直樹(優弥道場)
SATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)
第4試合 女子ミニマム級(48kg) 3分3R(延長1R)
高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM/元Krush女子アトム級王者)
MARI(ナックルズGYM/元ミネルヴァ・ピン級王者)
第3試合 女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
山田真子(KINGS/元J-GIRLSアトム級王者、元プロボクシングWBO女子世界ミニフライ級王者)
NOZOMI(TAD)
第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
髙橋直輝(若獅子会館/ACCELバンタム級王者)
寺田 匠(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第1試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
不可思(クロスポイント吉祥寺/元KNOCK OUT・WPMF日本・REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者、元RISE・Bigbangライト級王者)
田村陽典(PURGE TOKYO)
プレリミナリーファイト第3試合 51kg契約 3分3R
山脇飛翼(K-1ジム心斎橋チームレパード/K-1甲子園2019 -55kg優勝)
西林翔平(K-1ジム福岡チームbeginning/九州プロキックボクシング(KPKB)バンタム級王者)
プレリミナリーファイト第2試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
吏羅[りら](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
紫苑[しおん](KIZUNA田川本部道場)
プレリミナリーファイト第1試合 ライト級(62.5kg) 3分3R
河北光生(K-1ジム五反田チームキングス)
雄大(スクランブル渋谷)
概要
大会名 ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~ライト級タイトルマッチ~
日時 2021年7月17日(土) 開場・13:00 プレリミナリーファイト開始・13:20 本戦開始・14:30
会場 福岡国際センター
中継 ABEMA(生放送)、GAORA(生放送)
チケット料金 ロイヤルシート 100,000円 アリーナSRS席 60,000円 アリーナRS席 35,000円 アリーナS席 18,000円 スタンドS席 18,000円 スタンドA席 10,000円 ※当日500円増し。12:30より販売
チケット販売 チケットぴあ ローソンチケット イープラス BEA K-1.SHOP グッドルーザー(03-6450-5470) K-1ジム各店舗
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/