シュートボクシング 11.18 両国国技館:笠原兄弟インタビュー 兄・弘希「2人で一緒に結果を残していきたい」、弟・友希「兄がいたからここまで来れた」
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11月18日(日)東京・両国国技館にて開催される2年に一度のシュートボクシング(以下SB)の祭典『SHOOT BOXING S-cup 65kg 世界 TOURNAMENT 2018』でWBCムエタイ・インターナショナル・フェザー級王者MOMOTARO(OGUNI GYM)と対戦するSB日本フェザー級王者・笠原弘希(シーザージム)。今年9月のSB日本フェザー級王座決定戦で元貴を下して新チャンピオンに輝き、今回、王者としての初戦を迎える。
SB日本スーパーバンタム級王座決定トーナメント決勝戦で植山征紀(龍生塾ファントム道場)と対戦するのは弘希の弟・笠原友希(シーザージム)。今回、ベルト獲得を果たせば、無敗でSBの史上最年少チャンピオンとなる(これまでSBの史上最年少チャンピオンは、2010年9月18日に日下部竜也が樹立した18歳と2カ月という記録)。10戦10勝無敗記録更新中の弘希は快挙達成なるか。(記事提供:シュートボクシング協会)
笠原弘希「タイトルマッチよりも重要な試合」
――試合が近づいてますが、調整はいかがですか?
「今は問題なく順調に出来ています。今回の相手はサウスポーなので、サウスポー対策をしてきました。サウスポーには苦手意識もありましたが、今回の練習で克服しています」
――MOMOTARO選手についてはどのような印象がありますか?
「昨年11月RISEのDOAトーナメント決勝戦で内藤大樹選手に負けた試合を見ました。今までに僕が戦ったことのない変則的な戦い方をしつつ、基本もしっかりしていてトータル的に全部が強い印象を受けました」
――笠原選手が今までに戦ったことのないタイプになりますが、やりにくそう?
「戦ってみないとわかりませんが、やりやすくはないです。ああいう変則的な戦い方を練習仲間にやってもらっていますが、日頃からシャドーしながらのイメージトレーニングでだいぶ苦手意識がなくなりました」
――練習で強化している技はありますか?
「狙っている技はありますが、今回ヒジありルールなので相手に斬られないようにブロックの練習をしつつ、自分もヒジで勝負できるように取り組んでいます」
――今回初のヒジありルールでの挑戦になりますが、手応えはどうでしょう。
「自分はジュニア時代にタイでヒジありルールの試合をしたことがあります。ヒジで斬られて負けてしまったので、このままでは終われない気持ちもあります。ヒジに対して恐怖心はなく、ヒジで斬られたことで逆にヒジの怖さはなくなりました。昔はヒジの練習をしていてプロになってしっかり練習するようになりましたが意外と当て方とか難しいと思いました。でも、段々と自分で成長しているのを感じていますし、トレーナーのダムさんからは高評価をいただいてます」
――9月のSB日本フェザー級王座決定戦で元貴選手との一戦を制して念願のベルトを獲得しました。試合に向けてチャンピオンになって意識は変わりました?
「今度の相手は他団体のチャンピオンなので、タイトルマッチよりも重要な試合だと捉えてます。SBのベルトの価値というのは自分で決めるものだと思ってるのでこういうところでもしっかり勝たないといけないと思っています。ファンはSBvsNJKFのチャンピオン対決してみますし、僕はまだ団体を背負っているとは言えないですが、看板を背負っての戦いになるとは意識しています」
――次の一戦をクリアーしたら、来年に見据えている目標はありますか?
「チャンピオンになってからやっとスタート位置に立てたと思うので、そこでどう結果を出すか。いい結果を出せるようにしていきたいと思います」
――今大会では、弟の友希選手はタイトルマッチに臨みます。
「弟はだいぶいい仕上がりが出来ています。SB史上最年少でベルトを獲ってくれるのは間違いないと思いますね」
――ジュニア時代から兄弟一緒にベルトを巻くのは夢だったのでしょうか。
「兄弟でベルトを獲ることはあんまり意識していませんでしたが、僕がベルトを獲って弟がベルトに近い位置になってきたからには、兄弟でチャンピオンになって二人で一緒に結果を残していきたいですね」
――兄弟でベルトを獲ったら、プライベートで実現したいことはありますか?
「二人でベルトを巻いて親と一緒にリング上で記念写真を撮って、写真を家で飾りたいですね」
――会場に来てくれるファンにメッセージをお願いします。
「今回、相手は今までやったことのない過去最強の相手ですが、ここをしっかり乗り越えて面白い試合をするのはもちろん、チャンピオンになって変わった姿、強くなった姿をしっかり見せられると思うので、熱い応援をよろしくお願いします」
笠原友希「絶対にKO勝ちしてインパクトを残す」
――遂にSB日本スーパーバンタム級王座決定トーナメント決勝戦です。試合に向けて調整はいかがですか?
「いい感じに身体も仕上がって、体重も順調に落ちているのでバッチリなコンディションで当日を迎えます」
――練習ではどういうところを強化していますか。
「相手はパンチが強いのでガードを下げないことを意識して、いつも通りの練習をやっています」
――対戦相手、植山選手の試合映像は結構見ました?
「前回9月の伏見和之戦を一回だけ見ました。あんまり映像を見て考えすぎるのは良くないので少しだけ見るようにしていて、自分のスタイルで勝負できればと思います」
――どのような印象がありますか。
「一回戦、二回戦のどちらもパンチでKO勝ちしていて、パンチが凄く強い印象はあります。打ち勝つ自信ですか? 自分が全部カウンターを入れられる自信があります。植山選手は打たれ強くはないので自分のパンチで倒れると思います」
――パンチが得意な相手でも敢えてパンチで勝負すると?
「パンチにこだわらなくても、どの攻撃でも倒せると思っています。パンチでも蹴り、投げ技でもチャンスを見てどんどん倒しにいきます」
――10戦10勝無敗でタイトルマッチまで来ました。
「植山選手も決勝に勝ち上がってくると思っていたので、全てイメージ通りに来ています」
――プロデビュー前もここまで好成績でタイトルマッチに辿り着くと予想してました?
「2年前にセミプロルールでやっていた頃から、早くプロデビューしてSB史上最年少記録でベルトを獲ってやるという気持ちでいました」
――大事な一戦ということでプレッシャーはないですか?
「最年少記録もかかった上でのタイトルマッチなので色んな重みを感じますが、自分のスタイルを貫けば勝てると思いますし、不安はなくもう自信しかないですね。僕はそれだけの練習量をやってきました。兄の弘希も今大会で試合なので一緒に練習していて、追い込みも兄に負けないように頑張っています。一緒の練習以外でも兄に負けないように走ったり、早めにジムに来るようにしています」
――ここまで強くなったのは、お兄さんと一緒に格闘技をやってきたことも理由の一つだったりしますか?
「そうですね。兄は先にプロデビューしていい戦績を残しています。9月にはベルトを獲ったことで、自分たちがやってきた練習は間違いなかったと自信にもなっています。兄がいたからこそここまで来れたとも思っています。兄がタイトルマッチ決まる前に、自分が先にタイトルを獲ってやろうとも思っていましたが、最年少記録で獲れば兄に一歩近づけるのかなとも思います」
――今、21歳の海人選手がエースとしてSBを引っ張っていますが、意識してますか?
「そうですね。僕がベルトを獲ってSBは海人選手だけじゃないというのをどんどん見せていきたいですね。ベルトを獲ったらタイなど海外の選手とも対戦して世界的にも活躍できる選手を目指したいですね」
――今大会の前日には、RISEのリングで世界最強と言われている那須川天心選手に前SB日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹選手が挑みます。
「今は意識していませんが、僕がベルトを獲ったらどういう気持ちになるのかはわかりません。SB軽量級最強は内藤選手だと言われてますが、いつかやることになると思います」
――ファンにメッセージをお願いします。
「両国国技館という大きな会場で皆さんに試合を観ていただけるので凄く嬉しいです。絶対にKO勝ちしてインパクトを残すので会場に足を運んでください」
対戦カード
SB日本スーパーバンタム級(55kg)王座決定トーナメント決勝戦 3分5R(無制限延長R)
植山征紀(龍生塾ファントム道場/SB日本1位)
笠原友希(シーザージム/SB日本2位)
63kg契約 3分3R(無制限延長R)
西岡蓮太(龍生塾/SB日本ライト級(62.5kg)王者)
大月晴明(マスクマンズ/元Krush -60kg王者、元WPKC世界ムエタイ&全日本ライト級王者)
61.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
村田聖明(シーザージム/元SB日本スーパーフェザー級(60kg)王者)
前口太尊(PHOENIX/元J-NETWORKライト級王者)
58kg契約 3分3R(無制限延長R)
笠原弘希(シーザージム/SB日本フェザー級(57.5kg)王者)
MOMOTARO(OGUNI GYM/WBCムエタイ・インターナショナル・フェザー級王者)
出場予定選手
【S-cup 65kg 世界 TOURANAMENT 2018】
ザカリア・ゾウガリー(オランダ/S-cup 65kg世界トーナメント2016優勝)
海人(TEAM F.O.D/SB日本スーパーライト級王者)
健太(E.S.G/WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者、SB日本スーパーライト級王座決定トーナメント2017準優勝)
鈴木真治(フジマキックムエタイジム/元J-NETWORKスーパーライト級王者)
チョ・ギョンジェ(韓国)
アレクセイ・フェドシーブ[Aleksei Fedoseev](ロシア)
※他2名、組み合わせは後日発表
【ワンマッチ】
MIO(シーザージム/SB日本女子ミニマム級(48kg)王者)
概要
大会名 SHOOT BOXING S-cup 65kg 世界 TOURANAMENT 2018
日時 2018年11月18日(日)開場・13:00 開始・14:00
チケット料金 VIP 50,000円 SRS席 20,000円 RS席 10,000円 マス席 9,000円 B席4,000円 2階A席 8,000円 2階B席 7,000円 2階C席 5,000円 立見 3,000円 ※当日券は各500円UP ※マス席は1マス2名掛け(1人につき1枚のチケットが必要)
チケット販売 チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット キョードー東京 CNプレイガイド 後楽園ホール5F事務所 シュートボクシング公式ネットショップ(海人応援シート、MIO応援シートも販売)
お問い合わせ シュートボクシング協会 03-3843-1212 https://shootboxing.org/