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Report

BATTLE GENESIS Vol.6 9月5日 後楽園ホール

第3試合 リングスルール 1R10分/2R5分
× 高田 浩也
(RJWセントラル)
1R 0'12"

KO
エメリヤーエンコ・ヒョードル
(リングス・ロシア)

 RJW・・・ということは当然レスリング出身の高田。99年の全日本学生選手権フリー97kg級3位という戦績を引っさげてデビュー。今年のアブダビ・コンバット日本国内予選と先のコンテンダーズ20 00で、共にアンソニー・ネツラーを相手に、二戦をこなしている。戦績は、初対決が三角での負け、二度目が、執拗にタックルで上を取っての判定勝ちである。
 対するヒョードルは、柔道およびサンボでロシアとヨーロッパの選手権を取っているという、肩書きからだけ見れば「典型的なリングス・ロシア」の選手。
 NHBのセオリー的に考えれば、ポジション取りということではレスリングの背景を持つ高田優位かと思われたが・・・。

 結局、そんなところまでいかなかった。
 開始早々、距離を詰めたヒョードルが、右に左にフック気味のパンチをぶち込み、そのままKOしてしまったのだ。ボブチャンチンや掣圏道の顰みに倣ったわけではないだろうが、ちょっとしたロシアン・フック状態である。
 単なる偶然か。
 それとも、リングス・ロシアが本格的にNHBへの適応を始めようとしているのか。
 あっけなさすぎたヒョードルの「予告編」。本編の幕が開くのはいつだろうか。

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レポート:山名尚志  

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