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MILLENNIUM COMBINE 4月20日 国立代々木競技場第二体育館
第5試合 2R一本勝負 
× アンドレイ・コピィロフ
(リングス・ロシア)
時間切れ

判定3-0
ヒカルド・アローナ
(ブラジル/カーウソン柔術アカデミー)

 アローナは、先のアブダビ・コンバット98kg以下級で優勝したカーウソン派の若手強豪。「王子様ルート」第一段である。対するは、カステロ・ブランコを秒殺し、一躍、サンボ界の「対ブラジリアン柔術秘密兵器」と化したコピィロフである。
 白熊のように、悠揚せまらず、ゆったりと歩くコピィロフ。そこに鋭いローで襲いかかるアローナ。コピィロフの太股が赤く染まる。そして思い切った低いタックル。胴タックルを組み止められて秒殺されたブランコとの試合を研究したのだろうか、アローナはコピィロフに反撃のチャンスを与えない攻めを続ける。しかし、コピィロフも、がっちり引き込んでぴくりとも動かない。すかさずブレイク。
 攻めを変え、バックを伺うアローナ。後ろを取られると、亀のまま動けなくなってしまうのがコピィロフの悪い癖。亀の背中にのっかり、パンチを落としまくり、スリーパーの機会を伺う展開が続く。しかし、スリーパーにはいけない。どんどん時間が過ぎていく。ようやくブレイク。立ち上がったコピィロフだが、既にスタミナ切れの兆候がありあり。
 結局、このままの展開でフルラウンドが過ぎていく。スタンドではローとパンチでアローナが攻める。倒しに行くコピィロフだが、逆にバックを取られる。展開を変え、バックから腕を狙うアローナだが、これはコピィロフが切り返す。だが、そのまま押さえ込んで攻めに転ずるだけのスタミナがもうない。
 判定結果は明らかだった。

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レポート:山名尚志  写真:井田英登


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