99.10.25 後楽園ホール "1999 BREAKTHROUGH TOUR"
ネオ・ブラッドで強烈なインパクトを残した須藤元気が、パンクラチオンマッチでパンクラスマット再上陸を果たした。入場時の、自作のコスチュームをまとったパフォーマンスも、すでにおなじみとなりつつある。この日は、ダンスを気兼ねなくするためにわざわざ青コーナーを直訴するほどの気の入れよう。そして、そのアーティストぶりは試合でも遺憾なく発揮された。
組み付いてからの投げ。バックに回ってのスリーパー狙い。タックルでテイクダウンを奪われるた直後の三角絞め。そして、フィニッシュとなった三角絞めにとらえつつの脳天への肘打ち。全ての動きによどみが無く、これがパンクラチオンマッチ第1戦であることを忘れさせるような鮮やかさだった。スーパーブロウルの猛者、ハンセイカーに何もさせないまま秒殺して見せた。
現行のパンクラスで活躍するには体格的なハンデがあるが、来年階級制が施行されれば、軽量級のトップ争いに絡んでくることはまちがいない。新しいパンクラスの象徴となる選手になりそうだ。
次の試合 :4. 窪田幸生 vs ジョン・アレッシオ
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レポート:慈村 ゆんた カメラ:井田英登・茂木康子
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