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第7試合 日・韓国際戦 ライト級/5回戦 | |||||||
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昨年9月にライト級王者石井宏樹と引分け、今年1月には小野寺力をハイキックでKOに葬った朴炳圭(パク・ピョウギュ)に、現在3連勝で絶好調のマサルが挑戦。微差判定ながらマサルが見事勝利した。小野寺戦に勝利してから韓国では相手がおらず、試合が組まれなかったという朴、広いスタンスとトリッキーなステップから放たれる強力な左右のフックは健在、加えてマサルの得意とする首相撲の攻防でも互角に渡り合い、序盤は優位に試合を進めていた。
ところが4Rから突如失速、運動量が急に落ちてしまう。そして5R、マサルがハイキックをヒットさせたのをきっかけにパンチ・膝蹴りで一気にラッシュ。結局これがものをいって2ポイント差が一人、1ポイント差が二人の微差ながらマサルが判定勝利を収めた。
試合後、「初めて(朴を)見た時から根性ある選手だなと思って、いつかやりたいと思っていた。パンチだけかと思ったら膝も意外に効いたし、ローは今まで対戦した中で一番強かった。後半勝負で接近戦で戦うのは作戦通り。石井と引き分けて、小野寺をKOした相手に勝ったんだから、お客さんも期待すると思う。それに応えたい」と満足そうなマサル。
練習どおりにいかなかったのか何やらタイ人コーチに叱られていたが、それでも相手の光を消す独特の戦いぶりで4連勝。戦績は24戦 10勝(3KO)9敗5分。9月には念願のタイトルマッチ、ライト級王者石井宏樹への挑戦が予定されているという。敗れた朴は、「相手は戦績よりはいい選手だった。膝を2発ほどもらってしまった。最後のハイキックはちょっと効いた。判定については後半疲れて攻撃をもらってしまったのでしょうがないと思う」とコメント。戦績はこれで22戦18勝(14KO)3敗2分。9月に小野寺力のリターンマッチを受ける予定。いい選手だけに、個人的にはムエタイとの絡みも見てみたいが・・・。
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レポート:新小田哲 写真:薮本直美 |