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Report

新日本キックボクシング協会 "The Star Fleet"
5月27日(日) 東京・後楽園ホール

第6試合 ウェルター級/5回戦 
同級3位
頼信
(トーエル)
1R2分48秒

KO
同級4位
鷹山真吾
(尚武会)
×

階級アップして2階級制覇を狙う前ライト級王者鷹山真吾のウェルター級緒戦。対する頼信は現ウェルター級王者米田克盛の実弟。ともに攻撃的なパワーファイター同士の対戦とあって打撃戦が期待されていた。

序盤は静かな様子見が続いたが、開始1分、鷹山がハイキックから一気にラッシュ。これに頼信も応じ、激しいパンチの打ち合いとなった。
これを制したのは頼信だった。コーナーへ追い詰め、相手のパンチをかいくぐって右ストレートを顔面に強打すると鷹山ダウン。立ち上がったもののダメージを見て取ったレフェリーが試合をストップした。

「(昨年12月にKO負けした)庵谷選手のパンチに比べればそれほどでもなかった」と試合を振り返る頼信。これで戦績を13戦9勝(7KO)2 敗2分とし、大幅なランキングアップも期待されるが、目指すべき王座は同じジムでしかも実の兄。複雑な立場にある頼信だが、「今は一戦一戦勝っていくだけです」。ルックスもよく、その倒しっぷりにはスター性も感じられるだけに、このまま順調に伸びていって欲しい。

一方、ショックを隠し切れない様子の鷹山はこれで24戦13勝(8KO)7 敗4分。ナチュラルなウェルターである頼信との体格差は気になったが、その体つきはまだウェルターになりきれていない様にも見えた。今までのように真っ向勝負の喧嘩ファイトで行くのか、それともスタイルの変更を余儀なくされるのか。今後が気になるところだ。

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レポート:新小田哲  写真:薮本直美

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