日本を代表する軽量級選手、ラビット関がバンタム級ランカー阿部泰彦と対戦。関の早期KO、あるいは一方的な展開の大差判定という大方の予想を覆し、関のピリッとしない動きで僅差判定に終わった。
昨年の55kgトーナメント優勝者である関は、昨年11月の最終戦でグライガンワーンに判定負け。その勢いをストップされてしまったが、今回は試合間隔を空けたくないという理由で自ら志願し出場。対戦相手となった22歳の阿部は現在MAバンタム級3位。戦績もあまりぱっとせず、大番狂わせは考えにくかった。試合が始まると阿部はローとパンチの上下の打ち分け。それほど威力は感じないが、手数だけは旺盛でとにかくしつこい。
関はいつものように右ローから左ミドルのコンビネーション。一発打っては下がってガード、あるいはまわり込んでロー連打。
しかし関に土屋戦の時のような気迫は感じられず、淡々とした感じ。結局このまま試合は山場のないまま終了。中盤の攻勢が評価されて二人の1ポイント差で関の勝利を指示。もう一人はドローの裁定だった。
あまりに精彩を欠いた動きに体調不良かと思ったが関本人はこれを否定。そうするとやはりモチベーションが原因か?こういった格下相手の試合できっちり完勝してこそエースと認められると思うのだが・・・。関はこれで30戦18勝(7
KO)8敗4分。阿部は13戦5勝(1KO)5敗3分。
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