復帰以来強豪相手に連敗中の元MAウェルター級王者伊達皇輝が元ラジャダムナンのフェザー級王者ヌンサヤーム・ヤマキと対戦、果敢なアタックをみせたが結局実力差を見せ付けられて撃沈した。
伊達は無敗で伊藤隆を破りMAウェルター級王者に就いたもののその後長期休養、3年振りの復帰戦となった昨年9月大会の佐藤堅一戦は判定負け。続く11
月のTOGANEジャガー戦でも肘で切り裂かれTKO負けとぱっとしない闘いが続いている。そろそろ巻き返しを図りたいところだが、それにはヌンサヤームは相手として手強すぎる相手だった。
ヌンサヤームは昨年11月大会でライト級のホープ中林勇人と対戦。「来日直後で3日くらいしか練習は出来なかった」という状態でも全く問題にせずKO勝ちしている。
初回、ノーガードから大振りのフック、飛び膝蹴りとトリッキーな攻撃をしかける伊達だがヌンサヤームは動じる気配がない。2Rになると至近距離からパンチの打ち合いになるが、ヌンサヤームはここで正確な左ジャブからいかにも重そうな右ミドル。そして得意の首相撲をしかける伊達に対し逆に肘を連打。そして3R、ヌンサヤームの左で早くも顔を腫らし始めた伊達にまたも首相撲からの肘。それでもミドル、パンチで果敢に前に出る伊達に対し中盤から徐々にペースアップしていくと左ジャブからの強烈な右ミドルで伊達にダメージを蓄積させていく。
4R、ヌンサヤームは一気にパンチで畳み掛け、ワンツーを痛烈にヒットさせると伊達垂直にキャンバスに崩れ落ちるダウン。その様子を見たレフェリーはすぐさま試合をストップした。
計り知れない強さを見せ付けたヌンサヤームはこれで来日2連勝。一方の伊達は13戦10勝(5KO)3敗。
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