前回もDRAKA選手に勝利している前田だが、今回の相手は直前の変更もあり「事前にどんな選手なのか全然わからんかった」状態での対戦となった。
開始直後からローを基点に強いパンチを入れていく前田。これに対しヴィロリアは首を抑えての膝で対抗するが、打ち合いでは前田が圧倒。投げでも組みにかかったところを横からすくっての投げで前田がシュートポイントを獲得。この後も前田は抱え込んでの後方への投げを放つ。
前田の自在の投げ技が見られるのか、と期待がかかったが、この直後パンチの連打からの流れで放った膝がクリーンヒット、これが試合を決めた。
「もつれたら膝やな、と。作戦はありました。でも今日はあっけなかったですね、もうちょっと来てほしかったです。連勝?たまたまでしょ。」という前田。
今後はノールール系へも進出したい、と新たな意欲を明らかにした。
「投げてとどめを刺したい、と思うところがある。マウントパンチじゃなくて、投げて、踏みつける。アレクサンドラ・フランサ・ノゲーラは強いと思ってる。ノゲーラとやれるくらいまで強くなれるといい。他の団体にも揉まれないとアカンかなあ、とも思うし、いっぺんやってみたいですね。タイ人のすごい蹴りを自分の投げで制することができるか?とも思う。それはムエタイじゃなしに、自分のスタイルが通じるかどうかってことで。」
キャリアを積んできたという実感がある、という前田。次はカーディナル級の王座決定戦に挑む。
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