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Report
kick 00.1.23 新日本キックボクシング協会「DOUBLE IMPACT」後楽園ホール
第11試合 メインイベント 日本ライト級タイトルマッチ/5回戦
× 日本ライト級王者
鷹山真吾
(尚武会)
2R2分25秒
KO
日本ライト級1位
石井宏樹
(藤本)
石井がライト級王者に

タイトルマッチの、一つ目が始まった。
1Rの序盤からパンチ、ローを相撃ちする激しい展開となった。
石井が左ジャブから強烈なローキックをヒット。さらにローからのワンツー。鷹山が前蹴りを出すが、石井は構わず前に出て、ローをヒットさせる。勢いは石井が勝る。鷹山がフックを出すが、これが振り回すような形になったのは石井の勢いを御しきれなかったか。
石井はワンツーをきっかけにラッシュ、パンチの連打が鷹山に降り注ぐ。最初のダウンは、チャンピオンだ。あまりにも速い攻撃のテンポと、鷹山のダウンに会場があっけにとられる。
鷹山が立ち上がったところで1R終了のゴングが鳴った。
 
2R開始時にも、アピールしながらコーナーを飛び出す石井。またもローがヒット、さらに右ストレートで鷹山の顔をのけぞらせる。鷹山は焦りからか、パンチが大振りになってくる。ダメージがどれほどのものか計りかねたがそこへ石井が右のハイキックを首筋に入れていく。石井は、右フックから左の返しへつなげる。勢い余っているように見えて冷静だ。鷹山がこのパンチで下がってしまう。そこへすかさず連打を押し込んだ石井が、鷹山をコーナーに詰めてラッシュした。右ストレートでダウンを奪う。
立ち上がる鷹山にさらラッシュが襲いかかる。続けざまにダウン。
このダウンを、鷹山がカウント5で立つが陣営からタオル投入された。

石井の前評判は高かったが、これほどまでの試合が展開されるとは誰も思っていなかっただろう。あっけなく劇的なタイトル移動である。鷹山が1Rのラッシュ以降押され続けたことも石井の脅威につながる。新チャンピオンの誕生が新日本キックの激戦区を浮き彫りにさせた。
 

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取材:薮本直美・新小田哲  写真:薮本直美

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