BoutReview: 00.1.23 新日本キック --- 10. 小野寺力 vs 藤藪政英

00.1.23 新日本キックボクシング協会「DOUBLE IMPACT」後楽園ホール

第10試合　セミファイナル　59kg契約／５回戦

○

日本フェザー級王者
小野寺力
（藤本）

1R0分56秒

日本フェザー級３位
藤藪政英
（治政館）

試合開始と同時に激しい打ち合いとなった。藤藪が突っ込んだと同時に右フックを放ち、これがヒット。小野寺は下がり、倒れる。小野寺がダウン。意外な展開だ。この右フックは見えなかったという。立ちあがった小野寺は一気に反撃に出る。同じく右フックが藤藪の顔を捉え、これで藤藪はダウン。
「最初、様子見のつもりだったが、ダウンを取られて打つ気になった」
という小野寺。人が変わったような、といえば大袈裟だがこのとき容赦なくパンチを叩きこむ様子は、ぞっとするような迫力があった。再開直後に左フックが藤藪を襲う。この２つ目のダウンでＫＯが宣告された。

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取材：薮本直美・新小田哲　　写真：薮本直美