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[PRIDE] 森下社長、8月の大一番の噂から、K-1・UFO・パンクラスとの関係まで総ざらい

▼「なんか、お久しぶりだなという感じがしますが…」。PRIDEシリーズを主催するDSEの森下直人社長は6日、都内で行なわれたPRIDE.21 カード発表会見に集まった多くの記者を一望すると、こんな言葉で会見を切り出した。コールマン vs. フライ等のカードが発表された5月22日は記者会見が行なわれなかったため、4月28日のPRIDE.20から約40日ぶりに社長が表舞台に現れたことになる。
 会見終了後も、取り囲んだ記者陣から矢継ぎ早に質問を受ける。この日発表したノアの杉浦とリングス・ロシア勢参戦の話題はもちろん、夏に噂されるビッグイベント開催、K-1との対抗戦への選手派遣、パンクラスとの関係など、久しぶりに登場した社長に投げかけられる質問は多岐に渡る。少し前に流行った表現を借りれば、PRIDEの地位は「総合格闘技の総合商社」といった感じになりつつあるようだ。

 まず、今年後半のPRIDEのスケジュールについて。森下社長は「まだ何も決まっていません。7月以降のスケジュールはまだ白紙です」と語った。今年始めに発表された7月の名古屋大会、8月のハワイ大会は中止の可能性が高く、噂される8月の国立競技場大会についても「いくつかのシミュレーションのうちの一つとしてはありますが、何も決まっていません」と語るに留まった。
 6月23日のPRIDE.21は、ヘビー級王者のアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラが腰、ミドル級王者のヴァンダレイ・シウバが膝の軽症のため欠場する。だが森下社長は次々回のPRIDE.22には両王者を出場させる方向で、また、PRIDE.21のセーム・シュルト vs. エメリヤネンコ・ヒョードルの勝者をノゲイラに挑戦させたい意向も示している。さらに、PRIDE.20でダン・ヘンダーソンを破ったヒカルド・アローナが、シウバのタイトル挑戦の意向を示していることから、タイミング的にはPRIDE.22でヘビー&ミドル級のタイトルマッチが実現してもおかしくない。さすがに国立競技場での開催となると大物日本人選手の参戦が無いと集客的に厳しいが、PRIDE.22が今年のPRIDEの中でも屈指のイベントとなる可能性が高い。
 森下社長は7月以降「会社の体力を考慮しつつ」も毎月大会を開催するかもしれないという。PRIDEシリーズではないが、2月に後楽園で開催した二部リーグ的大会・THE BESTの第2回大会を7月20日ごろにディファ有明で行なう予定があることも明かした。

K-1、UFO、パンクラスとの関係はどうなる?

▼森下社長は7月14日のK-1福岡大会での対抗戦の派遣選手について、「まだ具体的な選手は決めていない」と語り、既に上がっているラインナップから変更の可能性があることを示唆した。
 また、一部スポーツ新聞紙上で6日、小川直也が所属するプロレス団体UFOが8月8日に東京ドーム大会を行うことを「正式決定」し、小川はバーリトゥードルールでPRIDEヘビー級王者のノゲイラと対戦することが「最有力」と報じられたが、森下社長は「何も聞いてないですが、格闘技業界全体を考えれば大きい大会は我々にとってもウェルカムなので、協力できることがあれば協力したい」と話した。
 パンクラスの尾崎允実社長との交渉については「レフェリング等の意見については真摯に受け止めたい。いつでも互いに連絡が取れる状態にある」と話している。(井原芳徳)


BSフジとスポーツ・アイESPNでPRIDE過去大会をオンエア

BSフジスポーツ・アイESPNは7月より、「PRIDE Revival」という番組タイトルで、PRIDE.1から順にPRIDEのすべての大会をオンエアする。


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Last Update : 06/06

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