※ 帯を通す部分がついた、一見普通の綿パンに見える道着のズボンに、上半身は裸と言う出で立ちの北尾。
試合開始のゴングが鳴ると同時に「べやぁっ」とリングサイドにマウスピースを吐き出す。顔面への打撃防御技術の自信の表れか。
対するジョーンズは巨体に似合わぬ素早い廻し蹴りを繰り出すが、見せ場はここまで。
北尾が角界の頂点に君臨していた横綱時代を彷彿させるような豪快なテイクダウンから、あっさりとサイドポジションを奪取する。
日本人離れした巨体を活かし押さえ込む北尾。
すかさずジョーンズの腕を固めると、「むはぁ、むはぁ、んぬあぁ〜!」と咆哮しながら渾身のV1アームロック!
万力のような力で腕を絞られたジョーンズには、タップ以外の選択肢は存在しなかった…。
|