(レポ) [全日本キック] 12.17 海外:寺戸タイでKO勝ち。山内WPKC逃す
Muay Thai Lumpinee Krikkri Fights 2005年12月17日(土) タイ・バンコク:ルンピニースタジアム
情報提供:全日本キックボクシング連盟(以下全記事)
ムエタイルール スーパーバンタム級 3分5R ×ゴーンタナン・シットペッティンディー(タイ/バンタム級) ○寺戸伸近(BOOCH BEAT/全日本バンタム級1位) 2R KO
全日本バンタム級トップランカー・寺戸の本場ムエタイ初挑戦は、当初予定の土曜夕方の新人戦から、夜のテレビマッチの第3試合に格上げとなり行われた。 この試合に向け、寺戸は11月21日より元NJKFフライ級王者、佐々木功輔氏がタイ・ウボンで主宰するムエタイジム「KRSジム」に入門。約1ヶ月の特訓を経て試合に臨んだ。 1ラウンド、「長身の相手に対してまず脚から崩していこう」という佐々木氏の指示通り、寺戸がローキックを放つと、これがズバッと決まり、ゴーンタナンに初回からダメージを与えることに成功。 続く2ラウンド、タイ人はハイキックで逆襲を試みるが、寺戸は接近してパンチ&ローで一気呵成に畳み掛けるとタイ人はたまらずダウン。そのまま立ち上がれずKO負けを宣告された。 寺戸は4月23日のイギリス遠征でヨーロッパ王者リース・クルーク(イギリス)を3RTKO撃破に続き、海外で殊勲の白星をあげた。戦績は11戦9勝(3KO)1敗1分。
◆現地で試合を観戦した藤原敏男氏のコメント「寺戸くんはいい選手だね。今日はどんどん前に出て攻撃していったし、2ラウンドの詰めも良かった。これで自信をつけただろうから今後が楽しみな選手だ。応援に来た甲斐があったよ」
LUGANO GRAND PRIX 3 2005年12月17日(土) スイス・ルガーノ:PALESTRA "LA GERRA" LUGANO
メインイベント WPKC世界ウェルター級王座決定戦 肘・バックブロー禁止 3分5R ○ミケール・コーライ(スイス/WKN世界ムエタイ・ウェルター級王者) ×山内裕太郎(AJジム/前全日本ウェルター級王者) 5R KO
山内初の世界タイトルマッチは、世界3冠を保持するコソボ出身のスイス人ミケール・コーライを相手に、コーライの地元スイスで行われた。 試合は序盤からコーライが猛攻を見せ、立て続けにパンチで2度のダウンを奪取。山内はいきなり窮地に立たされたが、持ち前のタフさでこのラウンドを凌ぎ、得意のローキックで劣勢をリカバー。とどめを刺したいコーライ、粘る山内の展開のまま迎えた最終5ラウンド、死力を振り絞って前に出た山内のボディにコーライのバックスピンキックが炸裂! 精魂尽き果てた山内は立ち上がることができず、デビュー戦以来のKO負けとなった。山内の戦績は18戦9勝(5KO)6敗3分。
MIXED BATTLE 5 2005年12月10日(土) スウェーデン・マルモ ROSENGARDS SPORTHALL
肘有り 82.5kg契約 3分5R ○フレデリック・ローセンバーグ(スウェーデン) ×木塚龍司(勇心館) 判定
木塚は9月にオランダで、“スーパーピエール”アケデニス(オランダ)に3RKO負けを喫して以来、2度目のヨーロッパ遠征試合。今回は得意のパンチでフルラウンド闘い抜く大健闘を見せ、結果こそ5R判定負けとなったが会場を大いに沸かせた。木塚の戦績は4戦2勝(1KO)2敗。
Last Update : 12/19 16:40
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