(レポ&写真) [パンクラス] 11.7 NK:高阪、Sヘビー級王者に
パンクラス "Sammy Presents PANCRASE 2004 BRAVE TOUR" 2004年11月7日(日) 千葉・東京ベイNKホール 観衆:5,880人
レポート&写真:井原芳徳 コメント編集:井田英登、永田遼太郎 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
第8試合 メインイベント ライトヘビー級 5分3R ○近藤有己(パンクラスism/王者) ×エバンゲリスタ・サイボーグ(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー) 判定3-0 (和田30-26/岡本30-28/松宮30-28)
シュートボクセらしく打撃で突進してくるサイボーグに付き合わず、近藤はタックルで上に。ハーフガードからパンチや鉄槌をコツコツ落とし、時おりアームロックを狙う。結局3ラウンドとも再生VTRを見せるかのように同じ攻撃に徹した近藤。最後は北岡風のギロチンを仕掛けるが極まらず試合終了。手堅すぎるぐらいの試合運びで再起戦を白星で飾ったが、その裏には“アフターNK”のパンクラスに対する熱い思いが込められていた。
◆近藤「パンクラスを背負う覚悟ができてきました。大人になったんですかね」 [マイクアピール] 今日はどうしても勝ちたかったです。この先につなげることも一つ(の理由)ですし、パンクラス、旗揚げ戦でここで船木さんが負けてから、ここという所で常に負けることで、歴史を作って来ました。もうこれでNKホールは終わりなんで、これからは“勝つパンクラス”で歴史を作っていきたいと思います。皆さん応援よろしくお願いします」
[インタビュー] 今日は精一杯やりました。あそこまでしかできなかったです。 (打撃をかいくぐってテイクダウンは作戦だった?)自然に体が動きましたね。極めをもうちょっと強くしたいですね。自分も含めてなんですけど、船木さんが旗揚げ戦でシャムロックに負けて、ルッテンにも負けて、ヒクソンに負けて、自分もオーティズに負けて、ここだってところで勝てなかったので。そこで勝てなかったことで話題を作って、そういう団体だったと思うんです。今日はオレンジの不動心Tシャツを着てきたんですけど、旗揚げ戦で船木さんがオレンジを着てたのを印象に残っていて、最後はそれで締めたいなって。勝ちかたはもう一丁、もう一つ足りないですね。これからは強いパンクラスを作っていきたいですね。
(パンクラス全体ですか?)だんだん感じてきたことというか、やっぱりパンクラスを背負わせてもらって、そういう声援があって自分も力になっているのが最近すごく感じるので、大人になってきてるのかなと。自分ひとりが強いんじゃなくて、皆の声援をもらって支えてくれる人たちがいて、自分が自分でいられるのを最近すごく感じてて。今日も特別枠みたいな形でメインでやらせていただいて、そういう感じがありましたね。ismをもっと強くしたい、パンクラスの代表って意識もすごく強いです。ismを活性化させて、GRABAKAとかMEGATONとか切磋琢磨して、相乗効果でレベルの高い戦いの場にしたいなと思いますね。 まず大晦日にでたいですね。PRIDEで来年ミドル級のグランプリがあると聞いているんで、まずはそれに出たいですね。パンクラスを背負って、そこで優勝したいです。今日負けたら終わりだって言うのがありましたね。 (前回の負けは?)払拭できたと思います。 (大晦日は?)ミドル級の強い選手とやりたいですね。 (NKホールが最後になりましたが?)閉鎖になっちゃうんですよね。一晩くらい隣のホテルに泊まっておけばよかったですね。誰か連れて(笑)。あのホールの真ん中に立って全部思い出しましたね。船木さんのときや、フランクのとき、國奥さんやデルーシアや…。 (あれからご自身変わりましたか?)けっこう変わったと思います。」
第7試合 初代スーパーヘビー級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3R ×ロン・ウォーターマン(アメリカ/チーム・インパクト/2位) ○高阪 剛(チーム・アライアンス/10位) 判定0-3 (和田30-30/岡本28-29/松宮29-29) ※王者決定戦のみマストシステム判定が採用され、和田と松宮は高阪を評価した ※高阪が初代王者に
ミルコ戦、高森戦等と同様、ウォーターマンは高阪を場外に吹き飛ばす勢いの猛牛タックルで上に。だが高阪は調印式で語っていた、吉田秀彦、高橋義生らとの「血を吐くような練習」の成果を存分に発揮。15.4kg重いウォーターマンに得意のアームロックのチャンスを作らせず、2Rにはマウントをブリッジで返す場面も。パンチの打ち合いでは右目の周りを切ってしまうが、以前から切れやすい部分で、大きなダメージは無い。3Rは体力勝負。強引に倒しにかかるウォーターマンを、高阪は鬼の形相ではね返し、立ち技では右フック、右ローで何度もぐらつかせる。 ポイントではドローだったが、マストシステム判定により積極性と終盤の攻勢で上回った高阪に軍配。元リングス・ジャパン戦士が、パンクラス最後のNK大会でパンクラスの王者になった瞬間だった。ベルトをつけた高阪は「ファンの皆さんが応援してくれるのであれば、このリングに上がります」とアピール。会場は暖かい拍手に包まれた。表彰式の後は、Gスクエアの練習仲間達が胴上げで祝福。高阪の人望の厚さを感じさせる一幕だった。
◆高阪「新しいものが生まれるためには、なにかが壊れなきゃならない」
「とにかくうれしいです。勝つことができて。(ウォーターマンは)強かったです。思った以上のプレッシャーがありましたし、心が強い選手だな、気持ちの強い選手だなと感じました。パンチを狙って、何発かスイングフックで倒しに行ったんですけど、真正面からもらいながらもテイクダウン取りに来るという気持ちが強いなあと思いました。試合の中身自体は一本取れなかったので、内容のことを考えるとまだ反省するところはあるんですけども、今回そのタイトルを取るということに関して、普通じゃない緊張感というか、自分を追い込んで緊張するようにして仕上げてきたんですけど。自分で最後までその気持ちが途切れなかったのがよかったと思います。 リングの上で自分がだらしない姿をさらけ出したりとか、相手に背中を見せるようなことをするようじゃ今回は意味が無かったんで、それだけはしないようしようと思って。どんなことがあっても正面から食らいついてやろうって、そればっかり思ってました。 (上に乗られたのを返してましたが、どれぐらいの重さでした?)重かったですよ(笑)重かったけど…。でもそんなことは言ってられないんですよね。ヘビー級、スーパーヘビー級、世界のいろんな団体のトップクラスの選手と戦うためにはそんなこと言ってられないですね。そういうのに打ち勝ってこそ。もっともっと上を目指してやらないといけないとおもいます。
(初めてのベルトの巻き心地はいかがですか?)小学校のときに仮面ライダーのベルトがあって、ベルトはそれ以来なんですけど(笑)もう何万倍も違いますね。勝ち取ったという。自分は今年でプロの選手になって11年目になるんですけど。どんどん狙いに来て欲しいなと思います。この業界が、もうどんどんぶっ壊されて活性化されれば、自分がやってこれたという励みにもなるし、これからの選手のためにも、もっともっと壊しては作り、壊しては作りでやっていけたらと思っています。そのために若い選手がどんどん『たいしたことないやんけ』といって挑戦しに来てくれたほうがいいし、期待しています。 (逆に高い壁になる覚悟もある?)高い壁っていうよりも、自分が壁やと思うんやったら壊せばいいし、乗り越えるんじゃなくて壊してくれればいいし、自分が今までやってきたことを、自分の中で無駄にしたくないと。そういう想いがあります。 (防衛戦はパンクラスのリング以外でもありうる? )それはもう、そういうことになればあるかもしれないですけど。ウォーターマン選手はパンクラスのリングで実力を上げた選手ですから、自分はどうしてもパンクラスのリングで闘いたかったわけですから。もしやるんだったらこのリングがいいんじゃないかなと思います。 (挑戦者に指名したい選手とかは?)いや…、今はちょっとわからないですけど。今、MEGATONでがんばってる、これから伸びていって欲しい選手とか、挑戦状を叩きつけてきて欲しいなと思います。
(パンクラスのリングに上がるこだわりっていうのはありましたか?)パンクラスに上がるこだわりってのは無いですけど、どうしてもやっぱりそういう見方…、やっぱり自分はリングスで育った選手ですし、政治的なことは自分はよくわからないですけど、そういう目で見られてる方もいるっていうのは否めないですよね。自分は選手としてリングにあがってますから、そういう方にもリングの上で戦ってる姿で何かを感じてもらえればなと。そういう課題もあって今回、自分は上がることを決めたんですけど。 だから絶対投げ出すわけには行かなかったし、とにかく向かって、ぶつかっていく気持ちをリングの上で出したかったんですよ。実際、リングの上で戦ってるのは、自分とウォーターマンという、たった二人の人間だし。世界的に言えば格闘技の世界のことってほんとにちっぽけなことだと思うんですよね。でもその中でも一人でも何か感じて、ワクワクドキドキしてくれたり、明日の励みになったりとかそういう風になったら、自分もプロの選手としてお金払って見に来てくれる方にはそういう思いをさせなきゃいけないと思うんです。そういうのを含めてやらなきゃいけないことがたくさんあったということなんです。 (年末のビッグマッチのオファーがあった場合どうします? )はい。考えてます。具体的にはわからないですけど、自分は気持ちが続く限り戦い続けていきます。それだけです。もちろん自分がいつも言ってるUFC。あそこでやりのこしたこともありますし、ほんとにやらなきゃいけないことがいっぱいあるんですね。休んでる間がないんですよ。 (なんかリングの上を見てて、今日の試合自体UFCみたいだなと思ったんですが )そうですね。気持ちは大事だなと改めて思いました。
(ベルトを取ったことに対して周囲の人々に対するメッセージとかはありますか)いや、もう『ありがとう』の言葉しかないですね。正直ブーイングされたりとか、応援してもらえないんじゃないかというのは、ちょっとは自分の中にもあったんですが、みんなもうあれだけ声援を送ってもらったし、『がんばれ』というその一言が自分らにとっては何よりの栄養剤ですし、うれしかったです。ほんとにありがとうございました。 (ベルトを取ったことを最初に誰に伝えたいですか? )伝えたい…というかまずは最初にファンの皆さん、応援していただいた方、あと今日来られたり見ることができなかった人たちにも。ほんとに人間支えあってやってるんだなと思ったし、自分のジムに練習に来てくれるメンバーもホント無償で手伝ってくれて、高橋さんにしても藤田にしても、ホント助けてくれたんで。その協力がなかったら、今日は絶対勝てなかったですね。心からお礼が言いたいです。 (高橋選手や吉田選手からなにか言葉はありましたか? )細かいことはイロイロあるんですが、ホント気持ちの支えでしたね。高橋さんに『行け』って言われたらそれだけで心強いし(笑)やるしかないし(笑) (話は変わるんですが、ここNKが今回最後なんですが、なにか高阪さんは思い出とか蘇ったりしませんか? )そうですね。いろいろあったなーって、言うのがあって。舞台の上とか見たら木とかはがれて老朽化してるんですよね。自分が初めてNKで試合したときはまだ新しさが残ってて、ワックスのにおいとかがしてて。アップしてるときに『こんな感じやったなー』って思ってたんです。さみしいです。でもやっぱり、もう新陳代謝ということで言えば、新しいものが生まれるためには、なにかが壊れなきゃならないというのがあるのであれば、それもしょうがないと思いますし。いい方向にいってくれればなと思います。」
第6試合 第5代ミドル級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3R ○ネイサン・マーコート(アメリカ/ハイ・アルティチュード/1位) ×三崎和雄(パンクラスGRABAKA/3位) 判定3-0 (和田29-27/廣戸30-28/松宮29-26) ※マーコートが王座返り咲き
試合は打撃戦中心。三崎が優勢な時間が長かったが、力とリーチで勝るマーコートが右ストレートで2R・3Rに三崎をダウン気味に吹き飛ばし、決定的な場面を作る。3Rには顔を腫らしながらも必死に反撃する三崎に対し「三崎」コールがおこり、場内は一体となったがあと一歩及ばず。結局マーコートが文句無しの判定勝ちをおさめ、ミドル級の王座に返り咲いた。
第5試合 ライトヘビー級 5分3R ○菊田早苗(パンクラスGRABAKA/1位) ×アイスマン(アメリカ/猪木道場USA) 1R 2'14" アキレス腱固め
素早い動きで周るアイスマンに対し、菊田はジャブを振って組み付くと、さば折りでテイクダウン。あっさりマウントを取るとパンチを落とし、最後は珍しくアキレス腱固めで一本を取った。菊田はマイクで「年内もう1試合やります。グレイシーの人とやらせてください」とアピールした。
◆菊田「ちょっと大物食いがしたいです」 「相変わらず肩固めは警戒されてますね。多分わかってたんでしょうね。どんなに殴っても、脇開かなかったですから。足は絶対警戒して無いだろうと思ったんですよ。得意なんで、取ってやろうといつも狙ってるんですけど、滑ったりして。靴履いてるんで、絶対抜けないだろうと。アキレスとヒールは自信あるんで。でもやっぱり肩固めとかはしつこく狙うモンじゃないですね。速く切り替えた方が、いろいろバリエーションあるんだから。その辺をやっていかないと、と感じました。 (コンディションは?)いつに無く良くて…。コンディションというのは肉体面じゃなくて、練習とか試合の組み立てとかいろいろあるんですけど、今日も別に無理して突っ込もうとかは思わなくて、肩固めとかアキレスとか、要するに休まずに攻めていこうという…、ちょっとしたことなんですけど。思考を変えたらやりやすくなりましたね。
(休んだ甲斐があった?)ありましたねー。なんで今まで一辺倒一辺倒でやろうとしたのか。ヴァリエーションが狭まってましたね、この何年か。それだけ自信があったんですけど、押さえ込みに固執しすぎててダメになってたというのがありますね。一本は狙ってるんですけど、“なにくそなにくそ”って(意地になって関節を取ろうと)いうんじゃなくて、流れの中で来たら完全に取るっていう風に切り替えました。 今日はだからそういう意味で、あまり大きな事を言うんじゃないですけど、今日はアイスマンだからって言うんじゃなくて、誰とやってもそれなりの結果になったという風な感じですね。 (短いながらもプロとしての仕事はできたと)それはどうすかねー。そこまでは100パーセントはできてないっす(笑)。さっきもリング上で言ったんですけど、せっかく余力があってもったいないんで、年末までには一試合やりたいと。それもただ僕の寝技を逃げるんじゃなくて、固めてくるんじゃなくて、直線で勝負できるグレイシーの選手とやりたいと思います。 (年末は大きな舞台もありますが)そうですね。出れたらいいなと思います。グレイシーの選手だったらやりたいですね。単純に寝技を防いだとかなんとかじゃなくて、寝技と寝技で勝負して、内容が残せる試合ができる人とやりたいですね。なければ無いで、また何ヶ月か準備整えてやりたいです。 (今回休んだような、長い休みはもう無い?)そうですね。それはもう。グレイシーとはやりたいですけど、どんな相手とでもマイナスは無いんで、やっぱり。こんな風に切り替えができた。まあこれからですね。ちょっと大物食いがしたいです。」
第4試合 ヘビー級 5分3R ○野地竜太(パンクラスMEGATON) ×柳澤龍志(フリー) 判定3-0 (梅木30-27/廣戸30-28/松宮29-28)
1Rはキックボクシングのような打撃戦。野地が右フックで柳澤をぐらつかせるが、柳澤もパンチとミドルキックで応戦。格闘技の試合からのブランクを感じさせない動きの良さを見せる。 2R、柳澤がタックルでテイクダウンに成功し、野地が下から蹴り離すと、柳澤はバックに回り込んでスリーパーを狙う。しかし野地はピンチにしっかり対処して脱出すると、アリ猪木状態から柳澤の顔面を踏み付けようとする。だが柳澤は足をつかまえ関節技を狙い攻め手をゆるめない。結局膠着状態に陥りスタンドに戻るが、試合前の遺恨とは一転、極めて正統派な総合格闘技の攻防が繰り広げられる展開に。 3R、さすがに疲れを見せ始めた柳澤のタックルを切った野地は、四点ポジションで膝蹴りを叩き込む。スタンドでは膝蹴り、チーム・クエスト風のクリンチアッパー、残り10秒には右ハイで柳澤をぐらつかせ、あと一歩のところまで追い詰め、判定で総合初白星をもぎとった。
◆野地「前回は何も出来ないで負けてしまったので、一杯やりたい気持ちと、倒せるチャンスがあれば倒したいって気持ちがありましたね。ただ、無理やり前に出ようっては考えませんでした。今後のために3ラウンド経験できてよかったかなと。(グラウンドは?)もっと技術ある人とやってるんで。倒されても上やサイドを取られなくてよかったと思います。(試合前のひと悶着は?)ファンもあれで喜んで、向こうもあれでモチベーションが上がるならって感じで、特に。(向こうサイドは『MEGATONはイージー』と発言をしてましたが、逆に勝って柳澤選手はイージーだったか?)KO出来てないんでイージーではなかったです。(セコンドに付いた選手は知ってましたか?)柳澤選手はパンクラスにいたんで知ってましたが、あとの人は知りませんし気にもなりませんでした」
第3試合 ライトヘビー級 5分3R ○郷野聡寛(パンクラスGRABAKA/2位) ×ティム・マッケンジー(アメリカ/シーザー・グレイシー・アカデミー) 2R 2'58" TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ)
9月にプロ野球・ロッテ対日本ハムの始球式でSHINJOと“対決”した郷野は、SHINJOのユニフォームで入場。スパッツも日ハムのユニフォーム風のデザインに新調した。 マッケンジーは接近戦でパンチを打ってくるが、郷野はお得意のガードを下げてのアウトボクシングで対処。素早い右ストレート、右ハイを適確に打ち込み、上下に巧みに打ち分けてマッケンジーを翻弄する。 2Rも郷野のペース。マッケンジーも弱い選手ではなく、一瞬パンチで追い詰める場面もあったが、郷野は連打をもらう前に逃れると、右のボディ一発で反撃。後退したマッケンジーをコーナーに詰め、飛び膝、右フックの連続攻撃でマットに沈めた。 マイクを持った郷野は「パンフに俺の(パンクラスでの)戦績が8勝1敗と書かれていたけど、1敗の相手とそろそろやりたい」と語り、3年前に病院送りにされた近藤との再戦をアピールした。そしてその前に今回流れたデビッド・テレルとの対戦を希望し、さらに全日本キックに参戦しヘビー級ベルトを奪取した上で近藤と対戦したいと話した。
◆郷野「今日は疲れないように出来て良かった。(ノーガードにしてたのは?)疲れないようにしてただけです。(新庄選手のユニフォームは?)自分もお客さんを喜ばせられる選手になろうと。9、10月と体調を壊して85キロまで体重が落ちましたが、かえって一番動けるようにはなりました。膝は自然と上がるようになりましたね。(近藤戦のアピールについて)本音はやりたくないけど自分が欲しいものが手に入らないので。自分は名前も実績もないですから。前回ボコボコにされてるんで自分からはお願いする立場なんで変なことは言えないですね。(新日本プロレスとの5対5は)楽できそうなんで出たいですね。」
第2試合 ウェルター級 5分3R ×北岡 悟(パンクラスism/6位) ○井上克也(和術慧舟會RJW/8位) 判定0-3 (梅木28-30/廣戸29-30/岡本28-30)
北岡は柔術の師匠・中井祐樹の入場テーマ「へルター・スケルター」のカバー曲で入場。スパッツも赤に新調している。井上とは1R、打撃勝負を繰り広げるが、右のパンチをもらいダウン気味に倒れ、鼻血を出すなど劣勢。2Rはグラウンドで井上が上になる時間が長いが、両者特にチャンスは無し。3R、井上が得意のリフトを試みると、北岡は足をつかんで関節技をねらうが、井上に脱出されてしまう。このチャンスを逃した北岡は、スタンドに戻るたびにタックルでテイクダウンを狙うも切られ、そのまま時間切れ。 結局打撃戦で勝った井上が判定勝ち。マイクを持つと「ウェルター級の王者になるために体重を落としました。応援よろしくお願いします」とアピールした。
第1試合 ミドル級 5分2R ○三浦広光(パンクラスMEGATON-TOKIN/8位) ×クァク・ユンソブ(韓国/ネオファイト) 1R 0'54" TKO (レフェリーストップ:マウントパンチ)
開始早々、三浦がテイクダウンを奪うと、あっさりマウントを取ってパンチの連打で圧勝した。マイクを持った三浦は「次、岡見さん、お願いします」と話し、10月大会で石川英司を下した岡見勇信との対戦を希望した。
Last Update : 11/09
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