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[全日本キック] 10.25 代々木:いよいよ木曜開催。全選手計量パス

全日本キック "浪漫 〜 Kick Return 決勝戦" 10月25日(木) 代々木第二体育館  【→カード&チケット情報】  [→掲示板]


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(10/24 up) 代々木第二体育館大会の前日計量が17時より都内のホテルにて行われ、全選手がパスした。ワンロップのみ1回目が55.2kgだったが、約30分後に55.0kgでパスし、他の選手は一発でパスした。
 注目のKick Returnトーナメントに出場する選手たちに今の心境を訊ねると、石川直生が「24時間まだあるので、さらに腹をくくって、メンタルを完成させたい」とシリアスに答えたのに対し、準決勝で戦う山本真弘は「楽しみです」とリラックスしたコメント。大月晴明は「正直怖いけど、恐怖に打ち勝つ」、対する前田尚紀は「頑張ります」と答えた。なお、真弘の挑発的な発言について石川は「元々認めてくれている選手から言ってもらっているので、盛り上がるし、別に何もない」と冷静だった。
 トーナメントのリザーブファイトに出場する梶原龍児が「(対戦相手の)ファイヤー選手の化けの皮を剥ぐ」と話したのに対し、ファイヤー原田は「いつも試合で新しい自分が見つかる。いい意味で化けの皮を剥いでステップアップしたい」と答えた。
 当日券はPM4:30より会場入口「当日券売場」にて発売される。SRS席¥20,500/RS席¥12,500/S席¥8,500/A席¥5,500。

大会記念ポスター・Tシャツも販売

(10/22 up) 代々木第二大会のグッズ売り場で販売される主なグッズの情報が届いた。

☆大会記念パンフレット ¥1,500(A4サイズ/オールカラー/36ページ)
☆大会ポスター ¥500(B2サイズ)
☆Kick Return=FINAL Tシャツ ¥3,500(サイズ:M、Lの2種類)

☆DVD-BOX「全日本キック THE 20th ANNIVERSARY〜another side〜」¥10,000
(全日本キック新生20周年記念DVD第2弾/カラー2枚組480分/品番SPD-5411/11月20日新発売・先行発売)
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  2007.11.18(日)後楽園ホール大会 前売チケット
  (SRS席¥15,000/RS席¥10,000/S席¥7,000/A席¥5,000)

真弘、石川に「お前の出る幕じゃねえ」

(10/18 up) 代々木大会に出場する藤原ジム所属の3選手が18日、同ジムでマスコミの取材に応じた。Kick Returnトーナメントに出場する前田尚紀と山本真弘は1Rのマススパーを披露。準決勝を勝ち上がれば二人は決勝で激突するが、ギスギスした雰囲気は無い。普段の公開練習に比べ軽めの動きなのは、大会1週間で疲れが溜まっているせいだろう。とはいえ同門決勝には二人とも複雑な心境。今は初戦の準決勝に気持ちを集中させている様子だった。

 特に真弘のほうは、先週の記者会見同様、準決勝で戦う石川直生を強く意識するコメント。「石川選手が『決勝で大月選手を越えてエースになる』とか言ってて、前田さんと僕を無視していたけど、お前の出る幕じゃねえと準決勝でわからせる」「もう3回目の対戦なんで、今度は担架で」と、普段温厚な彼らしくない過激な言葉が飛び出す。
 本来なら今週前半に石川は同門の山本優弥と公開スパーリングを行う予定だったが、練習に集中するためキャンセル。真弘と大月の先週の会見での発言に発奮したのだろうが、真弘との舌戦を回避したとも解釈できる。真弘と前回戦ったIKUSA GP決勝ではKO負け。「カッとすると頭が混乱してしまう」ことは石川本人も認めるところで、真弘もそれをわかった上での逆ビッグマウスだろう。この心理戦が準決勝の3Rに及ぼす影響は小さくないはずだ。

 一方の前田は「次の試合、新しいことが一つでも出せるように頑張る」と抱負。師匠の藤原敏男氏からは「攻撃の幅を広げろ」とのアドバイスを受けたという。藤原氏は「トーナメントに残った4人とも一流なので誰が勝ってもおかしくない。うちの選手どうこうじゃなく、見に来てくれたファンにキックの醍醐味を見せて欲しい」と話し、仮に同門決勝になれば「好きなようにやれとだけ言って、先に帰って(会場最寄りの)原宿駅の前で飲んでるよ」と笑っていた。

 夫人の出産予定日と試合の日が重なるという中村高明は「やる家事が増えて大変だけど、向こうも気を使ってくれてるので、今まで以上にいいコンディション」とのこと。藤原会長は「これもいい形の運。大きな会場で戦う記念すべき日が誕生日になればいい」と話していた。(井原芳徳)
 

前田尚紀「余裕の無さは変わらない」

(10/15 up) 代々木大会の出場全選手が12日、都内のホテルに集合し、試合に向けての意気込みを語った。

 大会の目玉は60kg契約の「Kick Return」トーナメントの準決勝〜決勝。8月の開幕戦では全日本キック所属の4選手が勝利し、中でも梶原龍児に逆転勝ちした前田尚紀の激闘はキックボクシングの歴史に残る名勝負となった。とはいえ2Rに2ダウンを奪われた前田本人は、全く内容に満足していない。「ファンの注目度がアップし、今までと違う気持ちやプレッシャーは無いか」という質問を、両目を閉じたまま聞き終わった前田は「そういうことを考える余裕は無い。余裕の無さは変わらない」と静かに答え、これまでと変わらない姿勢で大月晴明との準決勝とその先の決勝に臨む姿勢を示した。

 リザーバーに抜てきされた梶原のほうは「8月は稀にみるオシャレな試合をしてしまった」と前田との死闘を彼らしいクールな表現で振り返り、「今度は本当の歌舞伎龍・梶原龍児を見せる」「トーナメントにミラクルを起こしたい」と意気込みを語った。
 そんな梶原とリザーブファイトで戦うのは、J-NETの“炎のハイテンション野郎”ことファイヤー原田。この試合に選ばれ「恥ずかしいぐらいに舞い上がってしまって、会長に怒られた」と、試合前からテンションが上がっていることを明かし、「先のことは考えず、この一戦だけ死に物狂いで勝ちたい」と抱負を語った。記念撮影では小林聡GMが、ファイヤーの目を閉じて歯をむき出しにするファイティングポーズを物まねする一幕もあり、強烈なキャラクターは全日本の関係者にも浸透していた。

 トーナメントの前田×大月の反対ブロックで激突するのは、石川直生と山本真弘。石川は「2年前『俺たちの時代』をブチ上げたいと言って、その時と同じメンバーで代々木大会にたどり着けたことに喜びを感じている。それから僕はタイトルを獲り自主興行も実現した。今回も優勝して有言実行を果たしたい。軽量級のキックをステップアップさせたい」と饒舌に夢を語ったが、対する真弘は「昨日のボクシングで大口を叩いていた人(亀田大毅)が負けたので、10月28日はキック界で大口を叩いている人をひっぱたきたい」とチクリ。その後の石川は口数が減り、真弘が試合前の心理戦で先手を取っていた。
 石川と交友の深い大月は、石川×真弘について「3Rなので山本に分がある。石川は頭がいいけど、どれだけ真剣に考えているかによる。今まで通りなら山本が勝つ」とシビアな予想。開幕戦の村浜戦で本領を発揮できなかった石川が、「俺たち」からの言葉にどう感化されるかも注目したい。

 新たなカードとして、全日本ミドル級王者・中村高明 vs. キセレフ・キリル(ロシア/KOYUジム)が追加され、全カードが揃った(試合順とカード一覧)。今年結婚の中村は「予定通りだと試合の日が子供が産まれる日なので、勝って子供に勝利をプレゼントしたい」と抱負を語った。相手のキリルは全日本初参戦。ロシアの空手大会で優勝経験があり、キック戦績12戦12勝(11KO)無敗の25歳だ。
 オープニングファイトには卜部弘嵩、瀧谷渉太の新空手王者勢が登場。18時からの入場式では、小林GMによるパフォーマンスも予定されているとのこと。GMは腕を組んでのエリカ様ポーズで「特にないです」と誤摩化したが、果たしてその内容は?
 スーパーファイトに出場するチームドラゴンの尾崎圭司も入場でパフォーマンスを計画している。「K-1でつけられたトルネードスターのニックネームらしく、回転系の技でKOしたい」と話しており、試合でも全日本のファンにインパクトを残すつもりだ。迎え撃つ山本優弥は「魔裟斗選手のようなアッパーと、藤原あらし選手のような左ミドルを当てたい」と抱負を語った。ワンロップ・ウィラサクレックへのリベンジマッチに臨むあらしは「これぞ日本のバンタム級だと思ってもらえる試合をしたい」とアピールした。ワンロップは「たぶん蹴りかパンチで勝つ」と意気込みを語っている。

 大会の模様はスポーツチャンネルのGAORAにて、通常の2時間よりも長い約3時間の特別枠で放映される。初回OAは11/16(金)24:00〜26:45。再放送もある。(井原芳徳)

あらし×ワンロップ、梶原×原田決定

(9/26 up) 藤原あらし vs. ワンロップ・ウィラサクレック、梶原龍児 vs. ファイヤー原田の2試合が決定した。
  
 あらし×ワンロップは05年10月、日本 vs. タイ・5対5マッチの中堅戦で初対決。あらしが初回に縦肘でワンロップの額をカットしたが、2Rに逆襲の肘を受け逆転KO負け。この負傷により、あらしは約半年間の欠場を余儀なくされている。
 あらしはその後、今年4月にワンロップと同門のコムパヤックにKO負けしたものの、6月に本場タイのラジャダムナンスタジアムに渡りKO勝ち。8月には寺戸伸近を完封し、全日本バンタム級王座を防衛。着実に地力を上げてきた。
 対するワンロップは今年1月に階級上の石川直生と引き分けたものの、先日のM-1での、あらしのライバル・米田貴志とのリマッチでは2R TKO勝利をおさめ、同階級での盤石な強さを改めて見せつけた。
 
 梶原×ファイヤーはKick Returnトーナメントのリザーブファイトとして行われる。梶原は8月のトーナメント一回戦で、前田尚紀と激突。最後は壮絶KOに散ったものの、キック史上に残る大激闘を演じて大きく株を上げた。
 ファイヤーは「スクールウォーズ」のテーマ曲「ヒーロー」に乗って登場し、ハイテンションな闘いぶりで異彩を放つJ-NETの人気選手。現在J-NETライト級4位で、9月16日のJ-NETライト級王座決定トーナメント一回戦で敗退したばかりだが、梶原とは05年4月、J-NETライト級新人王決定トーナメントの一回戦で対決しており、敗れはしたものの延長にもつれる接戦を繰り広げている。

優弥、尾崎とMAXルールで激突

(8/27 up) 全日本ウェルター級王者・山本優弥が、チームドラゴンの尾崎圭司とK-1 MAXルール 70kg契約・3Rで対戦することが決まった。尾崎は全日本キック初参戦。テコンドー仕込みの強力な蹴り技で、去年のR.I.S.E. DoAトーナメントを制し、今年のMAXでは日本代表決定トーナメント世界最終選抜にも出場していることから、優弥にとってはMAX再上陸を目指す上で大きなアピールの機会となる。
 このカードは全日本キック8/25後楽園大会の休憩明けに発表され、両選手がリングイン。優弥は「(チームドラゴン代表の)前田憲作さんも尾崎さんも大好きです。そんな選手と対戦できるということは、凄くいい作品が作れると思います。山本優弥対尾崎圭司を見に来て下さい。山本優弥を応援して下さい」とアピール。尾崎は「10月25日は全日本キックのお客さんの前でいい試合をしたいです」と語った。
 なお、8/25後楽園大会でのKick Return開幕戦の結果を受け、10/25代々木第二大会での準決勝の組合せは山本真弘 vs. 石川直生、前田尚紀 vs. 大月晴明に決定した。一日で決勝まで行われる。
 チケット発売開始日が、当初予定の9月1日(土)から9月15日(土)に変更となった。(井原芳徳)

大会場進出!Kick Return決勝戦

(7/16 up) 全日本キックは1月に開催を予告していた、東京・国立代々木競技場第二体育館での新生設立20周年記念興行を、10月25日(木)に開催することを正式発表した。大会名は「浪漫」。8/25後楽園大会で開幕する60kg契約・肘有り・8選手出場の賞金トーナメント「Kick Return」の準決勝&決勝を大会の柱とし、国内外強豪選手の「スーパーファイト」ワンマッチ3〜4試合も実施。キックボクシングの浪漫を凝縮した興行となるだろう。
 Kick Returnの詳細は8/25後楽園の記事で詳しく記しているが、スーパーファイトに関して、全日本キックの宮田充興行部長は「7月29日の後楽園大会でウェルター〜スーパーウェルターのトップ勢の試合があるので、それ次第にもなる。9月頭を目処に、その時点でより良いサプライズのあるカードが実現できるよう、各方面にオファーしたい」と13日の開催発表会見で話した。
 代々木大会は全日本キックと株式会社アスレティック・エンタープライズの共催となる。スポーツ選手のマネジメントとイベント企画の会社で、ニコラス・ペタス、ピーター・グラハムも同社に所属する。上写真の右2人目は同社の石原洋代表、右端は渡辺真吾・企画渉外、左端は全日本キックの金田敏男代表。石原氏は「団体の垣根を越えた大会を実現したい」と話した。

GM劇場は「13日の金曜日」

 この会見の冒頭、宮田興行部長が挨拶をしていると、突然入り口から二人の覆面姿の男が取っ組み合いをしながら現れ、会場は緊迫したムードに。白いスーツの男が本格的な膝蹴りと右ミドル2発で縞模様のシャツの男を退治し、覆面を取ると、息を乱した小林聡GMの姿が現れた。第一声は「ああ…、すいません」。おどろおどろしい雰囲気と、素の第一声のギャップで、会場は爆笑の渦に包まれた。席についた小林GMは「今日は7月13日の金曜日だったんで。大会タイトルは…浪花でしたっけ?あ、浪漫だ」。10月の代々木まで、GM劇場は会見名物となるか?(井原芳徳)

 

全日本キックボクシング連盟 "浪漫 〜 Kick Return 〜 Kickboxer of the best 60 Tournament 決勝戦"
2007年10月25日(木) 東京・国立代々木競技場第二体育館
(JR山手線「原宿」駅・東京メトロ千代田線「明治神宮前」駅下車・徒歩5分)
開場・17:00 オープニングファイト開始・17:20 本戦開始・18:00

◆ Kick Returnトーナメント

第1試合 リザーブファイト 60kg契約 3分3R(延長1R)
ファイヤー原田(レグルス池袋/J-NETWORKライト級4位)
梶原龍児(チームドラゴン/WFCA世界ライト級王者)

第2試合 Aブロック準決勝 60kg契約 3分3R(延長1R)
石川直生(青春塾/全日本スーパーフェザー級王者)
山本真弘(藤原ジム/全日本フェザー級王者)

第3試合 Bブロック準決勝 60kg契約 3分3R(延長1R)
大月晴明(AJKF/WPKC世界ムエタイ・ライト級王者)
前田尚紀(藤原ジム/全日本フェザー級1位・元王者)

第7試合 決勝戦 60kg契約 3分5R(延長1R)
Aブロック準決勝・勝者
Bブロック準決勝・勝者

◆ スーパーファイト

第6試合 日本VSタイ国際戦 55kg契約 3分5R
藤原あらし(S.V.G./全日本バンタム級王者)
ワンロップ・ウィラサクレック(タイ/WSRフェアテックスジム/M-1バンタム級王者)

第5試合 K-1 WORLD MAXルール 70kg契約 3分3R(延長1R)
山本優弥(青春塾/全日本ウェルター級王者)
尾崎圭司(チームドラゴン/K-1 MAX日本代表決定トーナメント'07 3位)

第4試合 日本VSロシア国際戦 75kg契約 3分3R(延長1R)
中村高明(藤原ジム/全日本ミドル級王者)
キセレフ・キリル(ロシア/KOYUジム)

◆ オープニングファイト

第2試合 ライト級 3分3R
卜部弘嵩(西山道場/ISUMI GYM/2007年全日本新空手K-2軽中量級王者)
相馬一仁(DEION GYM)

第1試合 バンタム級 3分3R
瀧谷渉太(WSK/桜塾/2007年全日本新空手K-2軽量級王者)
原岡武志(STRUGGLE)

※出場選手はケガ等により変更となる場合がありますことをご了承ください



■料金:
SRS席¥20,000 RS席¥12,000 S席¥8,000 A席¥5,000
※当日券は各500円アップ

■チケット先行発売:全日本キック 8月25日(土)後楽園ホール大会・グッズ売場にて

■一般発売開始:9月15日(土)

■チケット発売場所  
チケットぴあ 0570-02-9999
イープラス http://eplus.jp/
ローソンチケット 0570-00-0777
CNプレイガイド 0570-08-9999
後楽園ホール 03-5800-9999
全日本キック 03-3365-1171
バウトレビュー Webのみ受付 (10/18(木)午前10時入金確認分締切)

■お問い合わせ
全日本キック 03-3365-1171

Last Update : 10/24 20:34

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