[UFC 58] 3.4 ベガス:70kgのライト級復活|TV解説は田村&高阪
Zuffa "UFC 58 : USA vs. Canada" 3月4日(土) ラスベガス 【→カード一覧】 [→掲示板スレッド]
▼ (2/28 up) UFC 58から、遂にライト級(155パウンド/70.31キロ以下)が復活する。
1月13日、大会主催者のズッファ社は今大会の開催発表とほぼ同時に、BJペン vs. ジョルジェ・サンピエールのスター対決、リッチ・フランクリン vs. デビット・ロワゾーのUFCミドル級タイトルマッチを発表。約2年振りのUFC復帰となるペンと、UFC 54でトリッグに何もさせずに完勝したサンピエールの闘い、そしてケーブルTVの人気リアリティ番組「TUF(ザ・アルティメット・ファイター)」のシーズン2でコーチ役を務め知名度が上がったフランクリンの防衛戦。発表と同時にチケットがほぼ完売したこの強力な二つのカードに、北米の総合ファンの注目が集まった。
そして2月10日、ズッファ社は追加カードを発表。その中にひっそりと含まれていたのがイーブス・エドワーズ vs. マーク・ホーミニックのライト級の試合である。 UFC 49以来御無沙汰だったライト級の試合だが、この階級での試合がこれからもUFCで組まれていくのかなどについては現時点では定かではない。 今年に入ってから、UFC本大会は毎月開催。更には、ケーブルTVチャンネルSPIKETVの生中継番組として約二ヶ月に一度のペースで開かれている「UFN(Ultimate Fight Night)」、そして年に2シーズンあるリアリティ番組の最終回となるTV用大会「TUFシーズン・フィナーレ」など、去年から今年にかけて大会数が飛躍的に増えた。約2年前にライト級を一時ストップしたときの理由が「大会数が足りないので階級を4つに絞る」だったが、これだけ大会も増えれば、当然ライト級の試合を組むだけの「余裕」が対戦カード上にできるはずである。
その反面、ホーミニックが通常145パウンド(65.77キロ)以下で試合をすることが多い選手なので、アメリカ側の確実な勝ち星を狙っただけのマッチメークであり、ライト級復活とまではいかないのでは?という見方もある。アメリカ対カナダという国別対抗フォーマット、しかもホームグラウンドであるベガスでの大会で負けることは絶対に許されない。そんな感覚が生み出した一時的カムバックということなのだ。 しかしUFC 51大会後の記者会見で、本誌記者の「ライト級を復活させるプランはあるのか?」という、大会とはまったく関係ないあまりにも唐突な問いに、ズッファのダナ・ホワイト社長は戸惑いながらも「いつかはまた(ライト級の試合を)組むつもりだ。わたしの考えでは、現時点でのライト級チャンピオンはイーブス・エドワーズだ」とコメント。そのときの発言を裏付けるかのように今回のライト級カムバック第一戦にイーブスを抜擢したことからも、やはりライト級の試合がこれからも組まれていく可能性は高いとみるのが妥当なところだろう。
カリフォルニア初進出となる4/15のUFC 59大会のチケットがすでに完売しているUFC。この勢いに乗り、世界中、いや、アメリカ国内だけでもまだまだ強い選手がゴロゴロいるこの155パウンド以下という階級の試合を、これからも組んでくれることを望みたい。(シュウ・ヒラタ/BoutReview USA)
WOWOW中継の解説は田村&高阪
この大会の模様はWOWOWで3月8日(水)午後10:00より放映される。解説にはおなじみ高阪剛のほかに、田村潔司が番組初登場。実況は高柳謙一アナと、かつてのリングス中継を思い起こさせる顔ぶれだ。 番組ホームページはこちら。
Zuffa "Ultimate Fighting Championship 58 : USA vs. Canada" 2006年3月4日(土) 米国ネバダ州ラスベガス:マンダレイ・ベイ・イベントセンター
メインイベント UFCミドル級タイトルマッチ 5分5R リッチ・フランクリン(アメリカ/ミート・トラック/王者) デビット・ロワゾー(カナダ/TKOマネージメント/挑戦者)
ウェルター級 5分3R BJペン(アメリカ/BJペンMMA) ジョルジェ・サンピエール(カナダ/トリスタージム)
ミドル級 5分3R ネイサン・マーコート(アメリカ/ハイ・アルティチュード) ジョー・ドークセン(カナダ/チーム・エクストリーム)
ウェルター級 5分3R マイク・スウィック(アメリカ/アメリカン・キックボクシング・アカデミー) スティーブ・ヴィニョー[Vigneault](カナダ/TKOマネージメント)
ライト級 5分3R イーブス・エドワーズ(アメリカ/サード・コラム) マーク・ホーミニック(カナダ/チーム・トンプキンズ)
ウェルター級 5分3R ケニー・フロリアン(アメリカ/ボストンBJJ) サム・スタウト(カナダ/チーム・トンプキンズ)
ライトヘビー級 5分3R ジェイソン・ランバート(アメリカ/ノース・カントリー・ファイトクラブ) ロブ・マクドナルド(カナダ/チーム・トンプキンズ)
ヘビー級 5分3R トム・マーフィー(アメリカ/レイル・シティMMA) クリストフ・ミドゥ(カナダ/トリスタージム)
ウェルター級 5分3R ディエゴ・サンチェズ(アメリカ/ジャクソンズ・サブミッション・ファイティング) ジョン・アレッシオ(アメリカ/ミレニア柔術)
Last Update : 02/28 12:09
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