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[ROF] 2.11 コロラド:ラドウィック、2005JTC優勝者・原田と対戦

(2/10 up) 「リング・オブ・ファイヤー(Ring Of Fire : ROF)」は、UFCの第一回大会が開催された伝説の地コロラド州を舞台に、2000年3月にスタートしたローカルの総合格闘技の大会。生え抜きのエ−スであるドゥエイン・ラドウィックが、2003年1月にはカナダのUCCで元UFC王者ジェンズ・パルヴァーをKO、同4月にはUFC42で須藤元気を判定で破るなど破竹の快進撃を見せたため、アメリカでも注目度の高い大会の一つにのし上がった。
 このROFが第21回目を迎える今大会から海外選手の招聘をスタート。その第1弾として、今大会のメインを飾るラドウィックの対戦相手に、2005年のJTC・全日本総合格闘技選手権全国大会75Kg以下級を制した原田敏克(空柔拳会館)を抜擢した。当初、ROFはヘビー級戦で、空柔拳会館所属のアレックス・ロバーツ(パンクラス・スーパーヘビー級5位)の参戦を打診。条件が折り合わなかったためロバーツの参戦は流れたが、ラドウィックの対戦相手にウェルター級のストライカーを探しているという話から、原田の存在がピックアップされ、マネージャーがダメ元で経歴と試合ビデオを送付した所、とんとん拍子の参戦決定に至ったという。原田は空手出身のストライカーで23歳。今回がプロデビューとなる。
 UFCでも結果を残し、K-1 MAXなどでワールドワイドの知名度を誇るラドウィック戦はキャリアから考えて圧倒的な試練となるだろう。ただ、かつてのラドウィックも、今回の原田同様“噛ませ犬”扱いのマッチメイクを一点突破する事で現在の地位を築いた選手。そのラドウィック相手に、無名の原田が予想通り“胸を借り”て終わるのか、それともまさかの“下克上”を見せるのか。
 一方、ラドウィックは先月16日のUFC UFN 3において、カナダの新鋭ジョナサン・グーレットを右ストレート一発でKO。約3年振りのオクタゴン復帰を白星で飾ったばかり。再度UFCウェルター級戦線への参入を目論むラドウィックにとっては絶対に落とせない一戦となる。(シュウ・ヒラタ)

RING OF FIRE "RING OF FIRE 21: FULL BLAST"
2006年2月11日(土) 米国コロラド州キャッスルロック:ダグラス・カウンティー・イベント・センター
開場・18:00 開始・19:30

メインイベント 74kg契約 5分3R
ドゥエイン・ラドウィック(アメリカ/ハイ・アルティチュード)
原田敏克(日本/空柔拳会館)


Last Update : 02/10 00:53

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