[大みそか視聴率] 紅白復調。Dynamite!!下落。PRIDE瞬間最高は金子賢

▼ (1/6 up) 2005年大みそかに開催されたDynamite!!の平均視聴率（TBS 21:00〜23:45）は14.8％（関西17.0％）、PRIDE男祭りは第２部（フジテレビ 20:00〜23:00）で17.0％（関西14.8％）を記録した。いずれもビデオリサーチ社調べ。昨年はDynamite!!が20.1％（関西21.0％）で、PRIDEは第２部（19:30〜21:30）で18.3％（関西12.2％）。一方でNHK紅白歌合戦は第１部（19:20〜21:25）は35.4％（前年30.8％）、第２部（21:30〜23:45）は42.9％（前年39.3％）を記録。歴代ワースト２位とはいえ、格闘技番組に奪われていた視聴率を取り返すことに成功している。
　Dynamite!!は東西で下落。メインのKID×須藤元気の放映された番組最後は、紅白の大トリのSMAPが登場と重なり、視聴者層がバッティングした。K-1ルールの注目カード・シュルト×ホーストをダイジェストでしか放映しなかったことも影響しただろう。瞬間最高視聴率は曙×ボビーの開始時の23時前に記録した25.8％（以下全て関東の数値）。だが以降、NHKで紅白初出演の松任谷由実が登場し、フジテレビで吉田×小川が放映されると、23時過ぎの3Rでは10％台前半まで下落した。
　フジテレビとDSEは、紅白の歌手登場順と第１部の後のニュースの入るタイミングが発表されるのを待ち、結局当日の開会式まで試合順を公にしない情報統制を実施。テレビ中継でも20:30過ぎから約１時間一度もCMを入れず視聴者を釘付けにする作戦を取り、紅白のニュースの終わる21:30に金子の一本負け（写真）を重ね、瞬間最高視聴率27.7％を獲得した。第0試合の金子戦を除く瞬間最高は23時過ぎの吉田×小川の試合中の25.5％。TBSの曙×ボビーが3R前のCMに入った時間と重なった。（井原芳徳）
　

Last Update : 01/06 15:16