[全日本キック] 4.16 後楽園:小林聡、優勝賞金で親孝行宣言
全日本キック "全日本ライト級最強決定トーナメント 2nd.STAGE" 4月16日(金) 後楽園ホール [→掲示板スレッド]
▼ (4/14 up) ライト級トーナメントに出場する小林聡と山本真弘が13日、所属の藤原ジムで練習を公開した。藤原敏男会長の指導の元、試合3日前にも関わらず30分近くハードな練習を披露。藤原会長は「二人とも仕上がりは70%ぐらいだな。小林はパンチの打ち合いに応じるようで応じないといったような戦い方ができるようにならないと。山本は一回戦の増田戦でもそうだったけど、蹴りをうまく使わないとダメだね」と評価。優勝候補について聞かれても「ぶっちぎりで大月君じゃないの?」と答えるなど、弟子たちの今の実力をシビアに分析していた。ちなみに小林に優勝賞金の使い道を尋ねたところ、長野の実家の屋根とトイレのリフォームをしたいという現実的な答えが。毎回試合を見に来る父に孝行するつもりだ。(井原芳徳)
大月、小林をKOした韓国人と対戦
▼ (4/9 up) 大月晴明の相手が韓国スーパーライト級王者のチェ・ヨンイク(崔永益:写真)に決まった。チェは85年デビューのベテランで現在34歳。95年には小林聡と2度対戦し、1度目はドロー、2度目はミドル一発で1R KO勝ちをおさめている。96年には会社社長に転身しリングを離れたが、キックへの想いを断ちきれず、昨年から練習を再開。9月に行われたK-1ルールの8人トーナメント「ミルメ・カップ」では準優勝を果たした。ちなみにその準決勝では02年10月のK-1 MAXで須藤元気と対戦したこともあるキム・ジンウをKOしている。 大月は8日、所属のAJジムで同じくトーナメントに出場する吉本光志とともに会見。チェとは昨年韓国に行ったときに練習したことがあるといい、「冷静で無理な打ち合いをしないタイプで、よけるのもうまい。正直やりたくない相手ですね」と語る。そのせいもあってか、「最初チェ選手とやると聞いた時、ガーンとなっちゃって。まだあんまりまだ燃えてきていない。試合が始まって、右のパンチをもらってからようやくスイッチが入るかも」というのだ。 15戦15勝14KO無敗の男にしては弱気だが、もともと大月はこういう性格。去年の優勝も「運が良かっただけ。実力で優勝したとは思っていない」と謙虚に自己評価し、もし今回勝ち上がれば小林聡と対戦する可能性があることを聞かれても、「生きてリングを降りられれば…。はっきり言って恐いんで」と完全に“羊”モードだ。
一方、吉本は“黒豹”モード全開。既に「モチベーションも高く、筋肉の張りもいい」とのこと。相手の西山誠人は吉本が以前いたJ-NETWORKの選手だが、「あまり練習はしたことがない」とのことで、やり辛さは感じていない。「大半のモチベーションは湟川選手の敵討ち」だといい、AJジムの一員として、外敵を狩るという心境のようだ。 他にも3R2試合が追加された。新加盟した仙台のDRAGON GYMの2選手が登場する。これで全カード決定。今回はオープニングファイトは行わず、6時半から大会がスタートする。(井原芳徳) (写真:チェは何故か裸に不釣り合いなサングラスをかけた写真を全日本キックに送ってきたが、これを始めて見た大月は笑いをこらえる。吉本も不思議そうな様子)
2回戦組合せ発表。大月はXと対戦
▼ (3/31 up) ライト級トーナメント二回戦の組合せが決定した。当初、二回戦はすべてシード選手 vs. 一回戦勝者の組み合わせを予定していたが、一部変更し、昨年覇者・大月晴明は後日発表のXと対戦。一回戦で唯一KO勝利を飾ったJ-NETWORKの西山誠人がシード扱いとなり、元J-NETの吉本光志と対戦する。また、小林聡はサトルヴァシコバと“小林”対決となり、復帰戦となる白鳥忍は山本真弘と激突する。 ブロック分けは[A] 大月 vs. X、[B] 小林 vs. ヴァシコバ、[C] 白鳥 vs. 山本、[D] 西山 vs. 吉本となっており、6.18後楽園の決勝大会では、準決勝で[A]勝者 vs. [B]勝者、[C]勝者 vs. [D]勝者の組合せとなる。よって大月と小林が二回戦を突破すれば、自動的に準決勝で待望の激突を果たすこととなる。
加藤督朗×小松隆也は中止
▼ (3/28 up) ウェルター級・加藤督朗 vs. 小松隆也が中止となった。加藤が4月17日にタイ・ルンピニースタジアムでのガオラン・カウイチット戦が決定したため。
MA王者木村、トーナメント出場せず
▼ (3/17 up) ライト級トーナメントへの出場意思を示していたMA日本ライト級王者・木村允(まこと)だが、スケジュールの都合を理由に出場しないことが明らかになった。全日本キック側は17日にプレスリリースを流し、木村に対し遺憾の意を表明している。 木村は3月14日のMAキック有明大会で前ルンピニースタジアム&元プロムエタイ協会Sライト級王者のフアサイ・S.K.V.アラビアジムを肘打ちでKO。強い相手に結果を残した自信からか、全日本のライト級トーナメントについて聞かれると「俺を呼ばなくていいのかと言いたい」と強気に言い放った。この発言を受け全日本は15日、MAの宮川拳吾理事長へ正式に木村のトーナメント出場オファーを出した。だが16日に返ってきたのは「NO」の返事だったという。 全日本の金田敏男代表は「この回答は誠に遺憾と言わざるを得ません」とし、「強さを争う格闘技の世界である以上、マスコミやファンに向けて、多少威勢の良いリップサービスは必要でしょう。しかしながら、自ら参戦表明ともいえる発言をしておきながら、いざ試合オファーを受けると不参加の返事ということは、最初から単なる“冷やかし”だったのか、もしくは敵に背中を見せたことと見なすしかありません」と木村を批判した。 MAの宮川理事長は本誌の取材に対し、試合スケジュール等の都合で木村が出場しないと説明した。木村は今年の始めの段階で、1・3・5・7月のMAの興行で試合をすることが決まっていた。なおかつ木村は建設業の現場監督をしており、4月10日頃まで大きな仕事があるため、4・6月のライト級トーナメントに出場することがそもそも困難だったという。宮川理事長は軽率に参戦を表明した木村に対して注意し、全日本側の遺憾の意についても「そのお話はこちらにもありました。おっしゃるとおりです」と語った。宮川理事長は今後も全日本との交流を続けていく意向で、条件が合えば木村の全日本参戦もあるとしている。 ライト級トーナメントの残り1枠は今後調整の上、後日発表される。(井原芳徳)
トーナメント2回戦。チケット3/22発売
▼ (3/17 up) 3.11後楽園大会で開幕した全日本ライト級最強決定トーナメントが二回戦に突入する。一回戦は西山誠人、吉本光志、山本真弘、サトルヴァシコバが突破。今回からシード選手の大月晴明、白鳥忍、小林聡、X(後日発表)が登場。シード選手 vs. 一回戦勝者の組合せで、二回戦4試合が行われ、勝ち残った4人が6.18後楽園の決勝トーナメントに進出する。Xおよび二回戦の組合せは近日発表される。 既にウェルター級選手のワンマッチ3試合が決定。全日本ウェルター級王者・山内裕太郎は韓国WKF異種格闘技トーナメント準優勝のハイパー・キック・リーと激突し、山本優弥×金沢久幸の新旧世代対決も実現。加藤督朗も参戦し、全日本ウェルター級5位の小松隆也と対戦する。
全日本キックボクシング連盟 "全日本ライト級最強決定トーナメント2004 2nd.STAGE/二回戦 2004年4月16日(金) 東京・後楽園ホール 開場・17:00 開始・18:30 ■予定カード (※サドンデスマッチは3分3R・最大延長2R)
第8試合 ライト級トーナメント二回戦 Aブロック サドンデスマッチ 大月晴明(AJジム/全日本ライト級王者) チェ・ヨンイク[崔 永益](韓国/韓国スーパーライト級王者)
第7試合 ライト級トーナメント二回戦 Bブロック サドンデスマッチ 小林 聡(藤原ジム/WKA&WPKC世界ムエタイ・ライト級王者) サトルヴァシコバ(勇心館/全日本フェザー級4位)
第6試合 ライト級トーナメント二回戦 Cブロック サドンデスマッチ 白鳥 忍(高橋道場/全日本ライト級1位) 山本真弘(藤原ジム/全日本フェザー級2位)
第5試合 ライト級トーナメント二回戦 Dブロック サドンデスマッチ 西山誠人(ソーチタラダ渋谷/J-NETWORKライト級王者) 吉本光志(AJジム/全日本ライト級4位)
第4試合 -67kg契約 サドンデスマッチ 山内裕太郎(AJジム/全日本ウェルター級王者) ハイパー・キック・リー(韓国/WKF異種格闘技トーナメント準優勝)
第3試合 全日本ウェルター級ランキング戦 サドンデスマッチ 山本優弥(空修会館/全日本ウェルター級1位) 金沢久幸(TEAM-1/元WPKC世界ムエタイ・スーパーライト級王者)
第2試合 ミドル級 3分3R 上林 剛(青春塾) 今野孝親(DRAGON GYM)
第1試合 バンタム級 3分3R 水原浩章(光ジム) リポビタンD(DRAGON GYM)
※出場選手はケガ等により変更となる場合がありますのでご了承ください。
■チケット料金 ※当日は\1,000アップ RS席 \10,000 S席 \7,000 A席 \5,000
■一般発売 3月20日(土・祝)〜 チケットぴあ 0570-02-9999 後楽園ホール 03-5800-9999 全日本キック 03-3365-1171 バウトレビュー(入金締切 4/9(金)午後3時で販売終了)
Last Update : 04/14
|