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第16回:2002年10月(10/15現在)

ヴァンダレイ・シウバ、ついにライトヘビー級1位に

▼"Mixed Martial Arts Media Top 10" は、世界中の総合格闘技ジャーナリストやウェブサイト運営者の投票により毎月決定される総合格闘家のランキング。2001年2月からスタートしており、本誌からも井田英登、井原芳徳が参加している。
 集計担当者の変更などが理由で更新を停止していたが、今月より再開。今回の参加者は16人のため、満票は160点。(解説:井原芳徳) [→投票基準]

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【凡例】今回の順位. (前回の順位) 名前 英語名 得点


ヘビー級  HEAVYWEIGHT 205 lbs. - 265 lbs. (92.9 kg-120kg)

  1. (1)アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ Nogueira, Rodrigo "Minotauro" 160
  2. (2) ジョシュ・バーネット Barnett, Josh 140
  3. (7) リコ・ロドリゲス Rodriguez, Ricco 120
  4. (3) ヒース・ヒーリング Herring, Heath 112
  5. (4) ランディ・クートゥア Couture, Randy 94
  6. (9) マリオ・スペーヒー Sperry, Mario 58
  7. (5) ペドロ・ヒーゾ Rizzo, Pedro 54
  8. (-) エメリヤーエンコ・ヒョードル Fedor, Emelianenko 27
  9. (8) イゴール・ボブチャンチン Vovchanchin, Igor 17
  10. (10) セーム・シュルト Schilt, Semmy 16

【解説】ノゲイラの首位は変わらず、しかも満票。クートゥアを破りUFC王者となったリコが3位にアップ。ヒョードルが初ランクイン。前6位のマーク・コールマンは1年以上試合をしていないため圏外へ。ちなみにボブ・サップはヘビー級の120kgのリミットを越えるため圏外へ。スーパーヘビー級ランキングのスタートも検討されたが、他に選手が少ないため却下された。


ライトヘビー級 LIGHT HEAVYWEIGHT 185 - 204.9 lbs. (83.9-92.9 kg.)

  1. (2) ヴァンダレイ・シウバ Silva, Vanderlei 150
  2. (1) ティト・オーティズ Tito Ortiz 147
  3. (3) チャック・リデル Liddel, Chuck 135
  4. (4) ヒカルド・アローナ Arona, Ricardo 107
  5. (5) ダン・ヘンダーソン Henderson, Dan 94
  6. (6) ムリーロ・ニンジャ Rua, Murilo "Ninja" 79
  7. (-) ビクトー・ベウフォート Belfort, Vitor 44
  8. (-) クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン Jackson, Quinton 42
  9. (10) エヴァン・タナー Tanner, Evan 26
  10. (9) ケビン・ランデルマン Randleman, Kevin 18

【解説】ついにティトが首位から陥落。ティトは1年以上試合をしていないが、11月にケン・シャムロック戦を控えているため特例としてランキングに残された。だが試合をコンスタントにこなしているヴァンダレイの実績が評価された格好で、僅差ながらもティトは首位を譲ることとなった。両者とも11月の対戦相手はランク外の選手だが、結果と内容が首位戦線に及ぼす影響は大きいと見られる。
 3位から6位は変わらず。ベウフォートは試合間隔が長く一時ランキングから外れていたが、リデル戦を経て7位に復帰。ヘビー級のボブチャンチンを破ったランペイジが初ランクイン。ヘビー級のノゲイラに敗れた前7位の菊田早苗、アンデウソン・シウバ&佐々木有生に敗れた前8位のアレックス・スティーブリングは圏外へ。


ミドル級 MIDDLEWEIGHT 170 - 184.9 lbs. (77.1 - 83.9 kg)

  1. (1) ムリーロ・ブスタマンチ Bustamante, Murilo 158
  2. (2) 桜庭和志 Sakuraba, Kazushi 129
  3. (4) マット・リンドランド Lindland, Matt 118
  4. (-) フィル・バローニ Baroni, Phil 100
  5. (5) パウロ・フィリョ Filho, Paulo 91
  6. (-) アンデウソン・シウバ Anderson Silva 80
  7. (3) デイブ・メネー Menne, Dave 61
  8. (8) ペレ Landi-Jons, Jose "Pele" 31
  9. (7) アイバン・サラベリー Salaverry, Ivan 21
  10. (6) ヘンゾ・グレイシー Gracie, Renzo 18

【解説】UFCでメネーをKOしたバローニが初ランクイン。前ウェルター級2位のアンデウソンが階級変更しランクイン。PRIDEで大山峻護に敗れたヘンゾが下降。前9位のアンドレ・シメノフ、前10位の美濃輪育久は圏外へ。


ウェルター級 WELTERWEIGHT 155 to 169.9 (70.3 - 77.1 kg)

  1. (1) マット・ヒューズ Hughes, Matt 160
  2. (4) 桜井“マッハ”速人 Sakurai, 'Mach' Hayato 132
  3. (3) カーロス・ニュートン Newton, Carlos 127
  4. (5) フランク・トリッグ Trigg, Frank 117
  5. (8) ショーン・シャーク Sherk, Sean 75
  6. (7) ギル・カスティーヨ Castillo,Gil 63
  7. (-) パット・ミレティッチ Miletich, Pat 57
  8. (6) 加藤鉄史 Kato, Tetsuji 44
  9. (10) ネイサン・マーコート Marquardt, Nathan 41
  10. (9) ショーニー・カーター Carter, Shonie 17

【解説】前2位のアンデウソンはミドル級に転向。UFCでヒューズに完敗したニュートンが点数を減らしマッハと入れ替わり。ミレティッチはミドル級に転向していたが再びウェルターにカムバック。ショーン・シャークはUFC39でベンジー・ラダックに勝利し着実にランクアップ。ちなみにマーコートはこの集計の後にパンクラスで竹内出に敗れている。


ライト級 LIGHTWEIGHT 145 to 155 lbs (65.9 - 70.3 kg)

  1. (1) ジェンズ・パルヴァー Pulver, Jens 160
  2. (2) B.J. ペン Penn, B.J. 140
  3. (3) 五味隆典 Gomi, Takanori 130
  4. (4) 宇野薫 Uno, Caol 111
  5. (5) ディン・トーマス Thomas, Din 81
  6. (6) 三島★ド根性ノ助 Mishima, Dokonjonosuke 78
  7. (9) マット・セラ Serra, Matt 51
  8. (-) ハビエル・バスケス Vasquez, Javier 38
  9. (8) ヴィトー・“シャオリン”・ヒベイル Ribeiro, Vitor 29
  10. (10) 須藤元気 Sudo, Genki 22

【解説】6位までは変動なし。修斗で実績を残したバスケスとシャオリン、UFCで鮮烈デビューを飾った須藤が初ランクイン。前7位の佐藤ルミナがバスケスに敗れた影響で圏外へ。前8位のライアン・ボウもフェザー級のジョン・ホーキに敗れた影響で圏外へ。前10位のファビアノ・イハは押し出される格好で圏外へ


フェザー級 FEATHERWEIGHT 135 to 145 lbs. (61.4 - 65.9kg.)

  1. (1) アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ Nogueira, Alexandre 156
  2. (4) ジョン・ホーキ Roque, Joao 120
  3. (2) 勝田哲夫 Katsuta, Tetsuo 108
  4. (-) 阿部裕幸 Hiroyuki, Abe 104
  5. (7) ステファン・パーリング Palling, Stephen 92
  6. (3) 戸井田カツヤ Toita, Katsuya 82
  7. (8) 山本 "KID" 徳郁 Yamamoto, Norifumi 81
  8. (5) バレット・ヨシダ Yoshida, Barret 28
  9. (-) ジェフ・カラン Curran, Jeff 22
  10. (10) 植松直哉 Uematsu, Noaya 20

【解説】ノゲイラ1位は変わらずだが、修斗で阿部にKO負けをしたことで、前回の満票160点からわずかに点を減らしている。阿部は初ランクイン。DEEPでライト級のライアン・ボウに勝ったホーキがランクアップ。パーリングと戸井田は最近の試合数の差が順位に反映している模様。カランはUCCハワイ大会でバレットをKOした選手で初ランクインだが、9位ということは、世界的にその名はあまり広く伝わっていないようだ。9月の修斗でバオ・クアーチに敗れた植松だが、かろうじて10位をキープ。
 なお前回までマモルが6位、大石真丈が9位、秋本じんが10位に付いていたが、この階級の下限が61.4に設定されたため、それより軽い60kg以下(修斗フェザー&バンタム級)で戦っている両者は対象外となった。


投票参加者 Voters who participated on the Poll:

Eduardo Alonso (Brazil) Full Contact Fighter
Aaron Crecy (USA) Full Contact Fighter
* Martins Denis (Brazil) ADCC News Thomas Gerbasi (USA) Maxfighting
Josh Gross (USA) Maxfighting/FightSport
Joe Hall (USA) Maxfighting
Hidetake "Shimauo" Hirashima (JAPAN) Shooto World Network
Yoshinori Ihara (JAPAN) BoutReview
Arnold Lim (CANADA) MMARingReport
Shinji Nishimura (Japan) STAND
* Scott Peterson (USA) MMA Weekly
Garret Poe (USA) Sherdog
Jake Rossen (USA) Maxfighting
Jeff Sherwood (USA) Sherdog
Mike Sloan (USA) Sherdog
* Russell Taylor (Canada) FightCenter

* = Newcomer


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