[PRIDE] 榊原代表、週刊現代報道を改めて否定。フジTVを擁護

▼ (6/9 up) DSEは8日、東京プリンスホテルにて記者会見を行い、フジテレビからの契約解除に関する見解を発表した。
　通告された契約解除理由について、榊原信行DSE代表は「フジテレビの信用、品位、イメージに対する保持、配慮をDSEが怠った」という内容だったと説明し、「そのような心当たりは無い。週刊現代の一連の記事は事実無根」「反社会勢力との付き合いはないし、法も犯していないし、犯罪も犯していない」と疑惑を全面否定した。既にDSE側は4/17に週刊現代側と川又誠矢氏を刑事告訴しているが、フジの契約解除騒動に伴い、民事訴訟も行う方針だ。
　フジ側とは弁護士を通じ話し合いをしている最中。「PRIDEを育ててくれたフジテレビに恨みは無い。むしろフジテレビさんも被害者かもしれない」と擁護する。「一緒にやってきたフジテレビさんの経験は代え難い」とも話したが、「必ずPRIDEを中継したいという局が現れてくれると思う」と他局への移転の可能性も示唆した。
　榊原代表の話によると、前年度の売り上げのうち、フジの放映権料は10〜15％、スカイパーフェクTVの収益は10〜15％。「チケット売り上げが一番大きい。海外の収益もアメリカ進出に伴い増える」と強気な姿勢は崩さない。しかし筆頭株主がフジであるスカパーまでもが撤退すれば大打撃となりかねない。スカパー側とも経営者レベルでの話し合いを行っている最中だという。
　既に発表済の大会は通常どおり開催すると明言。初のアメリカ大会を10/21 ラスベガスのトーマス＆マックセンターで開催すること、大晦日の男祭りも例年通り開催することも新たに発表された。

　会見は実質4部構成で行われ、第1部は榊原代表の事情説明、第2部は無差別級GP 2回戦のカード発表、第3部はPRIDEファイターの決意表明、第4部は代表と谷宜憲・顧問弁護士の囲み会見という流れに。
　第1部の最後には榊原代表がうっすらと涙を浮かべながら「応援してくれるファンがいる限りPRIDEは絶対に潰れない」と宣言。第3部で高田延彦PRIDE統括本部長は「今回の騒動で我々の意志がなお強く固まった」「PRIDEは永久に不滅です」、PRIDE広報でもある佐伯繁DEEP代表は「死ぬまでこのPRIDEで頑張る」等と力強くコメントした。
　無差別級GPに出場する藤田和之、吉田秀彦の他、五味隆典、桜井“マッハ”速人、郷野聡寛、長南亮ら武士道ファイターも決意を表明。50名以上の選手が登壇したが、帯谷信弘らDEEPを主戦場としPRIDEに参戦経験の無い選手も3分の1以上含まれ、女子のしなしさとこと藤井惠も出席していた。
　会見は一般のファンも無料で観覧可能だったが、整理券が配布開始から30分足らずで無くなり、やむなく引き返すファンも多く見られた。DSEによると会見場に入れたファンは600名。大半は2時間近く満員電車のような立ちっぱなしの状態を余儀なくされたが、無差別級GPカード発表の際には大きな歓声に包まれ、高田本部長らの決意表明時には拍手や歓声が巻き起こり、選手とファンと関係者の“決起集会”といったムードとなった。
　マスコミの出席者数は250名。一般のテレビ局や新聞社の社会部の記者も多く、この騒動に対する社会的な注目度の高さも伝わって来た。（井原芳徳）

フジTV中継中止問題に関し、木曜13時よりファン公開会見

▼ (6/7 up) DSEは8日13時からの東京プリンスホテルでの記者会見で、フジテレビの放送中止に関する見解、7/1 さいたまスーパーアリーナで開催する無差別級GP 2nd ROUNDの対戦カードを発表する。一般のファンも無料で参加可能な「公開記者会見」として行われる。受付は8日11:30〜12:45に、東京・港区の東京プリンスホテルの11F 高砂にて。出席者は榊原信行DSE代表、高田延彦PRIDE統括本部長、無差別級GP出場の吉田秀彦、藤田和之ほか。

フジテレビ、PRIDEの放映とイベントへの関与を中止

▼ (6/6 up) フジテレビは5日、PRIDEを主催するDSEとの契約を解除し、テレビ放映とイベントへの関与を中止することを発表した。
　同局は「契約を継続するにあたり、不適切な事象が起きているとの疑惑が強くなり、これが契約違反に当たると判断した」等と説明している。10日夕方のPRIDE武士道 - 其の十一 -の中継も中止となる。
　DSEは5日昼、東京・竹芝のPRIDE道場Dreamersの道場開きパーティーと、武士道の一夜明け会見を同所で行ったばかり。パーティーにはフジテレビの番組スタッフも出席していた。DSEは弁護士と相談し、状況を調査中だ。

Last Update : 06/09 11:54