[MFC] 11.5 米国:浜中・花澤・大久保ら参戦|観戦ツアー実施
MFC "USA vs. JAPAN" 2005年11月5日(土) アトランティックシティ 【→カード一覧】 [→掲示板]
▼ (10/6 up) MFC(旧・ユーフォリアMFC)第五回大会の全カードが発表された。2004年3月のスタート以来、アメリカ対ロシア、アメリカ対世界など対抗戦がテーマだったMFCの第五回大会では、アメリカ対日本の全面対抗戦が行われる。
メインを飾るのは先月のD.O.G第三回大会で約2年振りの日本カムバックを果たした浜中和宏(猪木事務所)とアメリカン・トップ・チーム(ATT)のウィルソン・ゴヴェイア。ゴヴェイアのプロ総合戦績は8勝3敗。2003年の3月にデビューして僅か4戦目にして横井宏考と闘った、アメリカ生まれブラジリアン柔術育ちの総合格闘家。その後もAFCやKOTCにも出場した、今やATTでは重鎮的存在の選手だ。
セミファイナルは、MFC第三回大会で池本誠知を強烈なアッパーの連打で下したエディ・アルバレズと、総合格闘技道場コブラ会の花澤大介13。アルバレズはまだ4勝0敗だが、高度なレスリング技術と多彩な打撃、そしてその甘いマスクで、今やアメリカでは人気絶頂のMFCの若きエース。対する花澤は第三回大会に引き続きこれが二度目のMFC参戦となる。前回はリッチ・クレメンティに判定負けを喫したが、多くのアメリカのファンの間は、あの試合はホームタウン・デシジョンだったという認識が高い。しかもこの試合で、下からの膝固めでクレメンティの膝を破壊し、一年の長期欠場に追い込んだ花澤には「クラッシャー」的な匂いを感じているのか、かなりの期待を抱いており、この試合をダブル・メインイベントの一つとして捉えているアメリカのファンも多い。
三試合用意されたセミ・ファイルの残り二試合は、大久保一樹対カート・ペリグリーノと阿部裕幸対ジョーイ“ノックダウン”ブラウン。 7月の武士道で吉田道場の村田に逆転一本勝ちを収めた大久保は、今回は77kg以下契約での試合となる。対戦相手のカート・ペリグリーノは、またプロ4戦しかしていないが、その素早いテイクダウン技術と正確無比な関節技で、アメリカの総合格闘技界では「ウェルター級期待の超新星」と称されている選手。ヘンゾ・グレイシー柔術所属時代に一度来日し、パンクラスのマットで北岡悟と対戦し、フロントチョークで敗れているが、その後ATTに移籍しメキメキと頭角を現してきているグラップリングのスペシャリストだ。 MFC第三回大会では、体重差のあるチーム・クエストのライアン・シュルツを相手に互角以上の打撃戦を演じた阿部の今回の対戦相手ブラウンは、ニューヨークのヘンゾ・グレイシー柔術の門番的な存在の選手。もちろんベースは柔術だが、分厚い上半身から繰り出す重いパンチも武器の殴り屋タイプでもある。
更にパンクラス・マットで活躍中のアレックス・ロバーツがチーム日本の一員として遂にアメリカ総合デビューを果たす。相手はチーム・クエストのジェイ・ホワイト。ADCC世界チャンピオンに返り咲いたジェフ・モンソンと、今年二度に渡る壮絶な打撃戦を繰り広げた喧嘩屋である。他にも昨年の修斗バンタム級新人王に輝いたAACCのBJなど、チーム日本は総勢10選手となる。
MFCは、今大会から、毎大会1、2試合の女子のスーパーファイトを組むことを決定。その記念すべてき第一戦となるのがタラ・ラローサ対アマンダ・ブキャナーだ。ラローサは今年の2月にG-SHOOTOで薮下めぐみに判定勝ちを収め、6月のADCC世界選手権では無差別級で準優勝に輝いたアメリカ女子総合のトップのひとり。アマンダ・ブキャナーは、スマックガールなどで日本のファンでもお馴染みの柔術系のベテラン選手だ。(シュウ・ヒラタ:BoutReview USA編集長)
観戦ツアー参加者募集
今回のアメリカ総合格闘技界では初めてとなるアメリカ対日本全面対抗戦を記念し、MFCはニューヨーク・トラベル社と共同で、日本のファン向けの「MFC 5 USA vs. JAPAN 観戦ツアー」を企画。MFCからのスペシャルプレゼントの他に、現金100ドルが当たるじゃんけん大会や、参戦した日本人選手から特別プレゼントがもらえる抽選などもある楽しいツアーとなっている。アトランテック・シティーで総合格闘技を観戦し、その後ニューヨークを満喫すのも可能なツアー。特に初めてアメリカに行く人にはお薦めだ。
Mixed Fighting Championship "MFC 5 - USA vs. JAPAN" 2005年11月5日(土) 米国ニュージャージー州アトランテックシティー:トランプ・タジ・マハール 開始・19:00
メインイベント 205パウンド(93.07キロ)契約 5分3R 浜中和宏(日本/猪木事務所) ウィルソン・ゴヴェイア(アメリカ/アメリカン・トップ・チーム)
セミファイナル 170パウンド(77.18キロ)契約 5分3R 花澤大介13(日本/コブラ会) エディ・アルバレズ(アメリカ/ファイト・ファクトリー)
セミファイナル 170パウンド(77.18 キロ)契約 5分3R 大久保一樹(日本/U-File Camp) カート・ペリグリーノ(アメリカ/アメリカン・トップ・チーム)
セミファイナル 155パウンド(70.37キロ)契約 5分3R 阿部裕幸(日本/AACC) ジョーイ・“ノックダウン”・ブラウン(アメリカ/ヘンゾ・グレイシー柔術)
ヘビー級 5分3R アレックス・ロバーツ(アメリカ/空柔拳会館) ジェイ・ホワイト(アメリカ/チーム・クエスト)
130パウンド(59.02キロ)契約 5分3R BJ(日本/AACC) クリス・マグラス(アメリカ/アドヴァンスト・ファイティング・システム)
170パウンド(77.18 キロ)契約 5分3R 宮崎裕治(日本/コブラ会) スティーブン・ハイ(アメリカ/ファイト・ファクトリー)
170パウンド(77.18 キロ)契約 5分3R 虎士(日本/AACC) クリス・リゴウリ(アメリカ/ピッツ・ペン)
185パウンド(83.99キロ)契約 5分3R 土田雄一郎(日本/空柔拳会館) ホゼ・ロドリゲス(アメリカ/ピッツ・ペン)
ヘビー級 5分3R 増田裕介(日本/AACC) マイク・パット(アメリカ/Meat Truck, Inc.)
女子135パウンド(61.29キロ)契約 5分3R タラ・ラローサ(アメリカ/Team ROC) アマンダ・ブキャナ−(アメリカ/Academyof MMA)
195パウンド(88.53キロ)契約 5分3R ブリストル・マルンデ(アメリカ/アメリカン・トップ・チーム) リッチ・アットニート(アメリカ/プラネットMMA)
ヘビー級 5分3R ジェイソン・グイダ(アメリカ/ギルバート・グラップリング) パット・スターノ(アメリカ/CORE Martial Arts)
170パウンド(77.18キロ)契約 5分3R スティーブ・ブルーノ(アメリカ/アメリカン・トップ・チーム) ジェイ・バック(アメリカ/Academy of MMA)
Last Update : 10/07 01:05
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