BoutReview
記事検索 by google
news

[柔術] RBアカデミーの小沼、ベヒーシモから黒帯授与される

(7/27 up) 横浜・市が尾でRBアカデミーを主宰する小沼(おぬま)一平が、ブラジリアン柔術の黒帯に昇格した。ハワイ・ホノルルのHMCで10日行われたノヴァ・ウニオン・ハワイのセミナー終了後、小沼が白帯時代から師事してきたヘナート・ベヒーシモより黒帯が授与された。ノヴァ・ウニオン・ハワイ所属選手では、BJペンに続いて2人目の黒帯保持者となった。(写真:左からBJ、小沼、ヘナート、レアンドレ・ニーザ、アンドレ・ペデネイラス)

 ハワイは知る人ぞ知る柔術王国。メインランドやブラジルの多くの柔術家がヴァカンスやセミナーで訪れる地だ。古くはエリオ・グレイシーの次男であるヘウソン・グレイシーが柔術の普及に努め、日本でもお馴染みのイーゲン井上、エンセン井上、バレット・ヨシダらの指導にあたった。一方でノヴァ・ウニオンの創始者であるペデネイラスが、最も信頼のおける弟子としてノヴァ・ウニオン・ハワイへ送り込んだのがベヒーシモ。ブラジル人以外で史上初のムンジアル(世界選手権)優勝という快挙を成し遂げたBJペンを育てた男だ。UFC 46ではカーロス・ニュートンからフルマークで勝利を奪い、UFC 48では残念ながら判定でマット・ヒューズに敗れはしたものの、そのグラウンドテクニックでは圧倒的な強さを見せ付けた。

 小沼が最初に門を叩いたのはJ-SECTアカデミー。現在はラスベガスに本拠を置くジョン・ルイスの道場だ。小沼はそこでベヒーシモに出会い、その指導力に心酔。ハワイと日本を往復しながら厳しい練習を耐え抜き、白帯から今回の黒帯までたどり着いた。色帯の許可には特別厳しいといわれるベヒーシモが、初めて黒帯を巻くことを許した柔術家である。(BJにはペデネイラスが授与した)

 小沼は試合中のアクシデントにより左膝に大怪我を負い、一時は引退も考えたというが、それでも柔術への夢は捨てられなかった。現在は不自由な左足と付き合い、障害者手帳を保持しながらも、横浜でRBアカデミーを主宰し、後進の指導に明け暮れている。ちなみにRBアカデミーのRは「ヘナート(Renato)」のR、Bは「バレット(Baret)」のBだ。今後は白帯たちと戯れながら、肩、腰、足を治していきたいとのこと。ブラジル人直伝とも日本人直伝とも違う、オリジナリティ溢れる戦いぶりに注目だ。(若葉り子)

Last Update : 07/27

[ Back (前の画面に戻る)]



TOPPAGE | NEWS | REPORT | CALENDAR | REVIEW | XX | EXpress | BBS | POLL | TOP10 | SHOP | STAFF

Copyright(c) 1997-2004 MuscleBrain's. All right reserved
BoutReviewに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権はマッスルブレインズに属します。