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[全日本キック] 5.23 後楽園:大宮司、計量後の会見でジョーク飛ばしまくり

全日本キック "全日本ライト級最強決定トーナメント〜決勝戦〜" 5月23日(金) 後楽園ホール   [→掲示板スレッド]

(5/23 up) ライト級トーナメント出場選手(リザーバ含む)の公開計量が都内ホテルで22日行われ、全選手が一発で計量をパスした。直後に行われた記者会見は、初戦の相手が隣に座り減量直後ということもあって、弱冠ピリピリしていたが、大宮司の巧みなジョークや、小林聡の皮肉たっぷりのコメントで、時々穏やかムードになることもあった。
 各選手のコメントは以下のとおり。なお、選手個別の質問以外にも、全選手に聞く形で「決勝で戦いたい相手は?」「初戦の相手に一言」「イム・チビンの欠場を聞いた時に思ったことは?」という質問もあった。[]内は計量体重で、契約体重は62kg。当日券はPM4時より発売。(井原芳徳)

  • 大月晴明[62.0kg]「恥ずかしくない試合をしたいです。(決勝の相手)まずは自分が勝ち上がることが大事で、誰が来るかも考えていません。(大宮司に)打ち合って欲しいです。(イムの欠場)戦いたかったので欠場は残念です」
  • 大宮司進[61.9kg]「明日(優勝賞金の)300万円が手に入ると思うとうれしいです。(決勝の相手)花戸選手に借りを返したいです。(大月に)今度ケーキを食わせて下さい(※大月の本職がケーキ職人のため)。(イムの欠場)最初SARSにかかったんだと思いました(笑)」
  • 小林 聡[61.9kg]「真面目にやります。(決勝の相手)別に特に。みんな怪我して欲しいですねぇ。(初戦の相手のモンゴル人の花戸には新日本プロレスの)スミヤバザルのように途中で怪我して欲しいです。」
  • 花戸 忍[61.7kg]「いい試合をします。頑張ります。(決勝の相手)大宮司選手とはやったことがあるんで、大月選手とやりたいです。(イムの欠場)イム選手とも対戦したかったけど、小林選手と戦うために全日本に来たので、問題ないです」
  • 山本優弥[61.8kg]「(決勝の相手)一回戦で負けたんで花戸選手です。(イムの欠場)その影響で小林選手との対戦がなくなったので残念でした。」
  • 藤牧孝仁[61.9kg]「熱い試合をしたいと思います。(決勝の相手)一回戦で負けた大月選手です」

坊主頭の小林聡、「破壊と創造」テーマに優勝目指す

▼ (4/29 up) イム・チビンの欠場で急遽準決勝に敗者復活した小林聡が24日、所属の藤原ジムで記者会見を行った。
 断トツの優勝候補と目されていた小林は、3月の一回戦でイムにまさかのKO負けを喫した。師匠の藤原敏男会長は、道場のテーブルに置かれた小林の復活を報じるスポーツ新聞を見て、「『真価が問われる』と書かれてるけど、もう一回戦で問われているよ。負けて以降、まだ俺の眼には小林の変化は映ってないな」と突き放した評価をする。
 だが会見に現れた小林は丸坊主頭。一回戦で負けて反省しているのかと思いきや、「そう思われたら嫌ですね」とうそぶく。坊主は高校を停学になった時以来だといい、「眠れなくてダウンタウンのビデオを見ていたら『自分も坊主にしないといけないなあ』なんて思った。『人生プレイ坊主』(週刊プレイボーイで松本人志が連載していた人生相談コーナーのタイトル)ということで」と笑顔でおどけてみせる。「試合までに伸びるかな?」といい、5月23日の試合までには元に近い状態に戻っていそうだが、衝動的に頭を丸めるあたり、小林の心に何か微妙な変化が訪れているのかもしれない。
 そして坊主にした直後、小林にさっそくトーナメント本戦復活という変化が訪れる。小林本人は「そんなにビックリしなかった。リザーバーにエントリーした時から『何かがあるだろう』という臭いがしてたんですよ。犬だから」と“野良犬”の嗅覚の鋭さをアピール。準決勝の花戸忍との初対決についても「やっと捕まっちゃった」とおどけて語る。だが、一回戦で「ちょっと打たれると焦りが出る悪い癖が出た」上、「2Rでダウンをすることが多い」ため、「今度は墓穴を掘らないように気をつける」と警戒心は忘れない。決勝に上がれば大月晴明 vs. 大宮司進の勝者と当たるが「どっちが登って来ても大丈夫なように対策を立てる。まあ、勝負事だから、何が起こるかわからないんでね」と気を引き締めた。
 「生き返りと言われるけど、トーナメントの途中で負けちゃったら生き返ったことになんないんでね」と語る小林にとって、今回のトーナメントのテーマは「破壊して創造すること」。「優勝して全てを終らせて、自分の世界を創造する。好きなようにやらせてもらう」ためにも、今度こそミスは許されない。
 なお、リザーブマッチの山本優弥の相手は、一回戦で大月に敗れた藤牧孝仁に決まった。両者は01年10月に対戦しており、藤牧が判定勝ちしている。(井原芳徳)

小林聡、韓国選手欠場で敗者復活。準決勝で花戸と対戦!

▼ (4/22 up) トーナメント準決勝にエントリーされていた韓国の任治彬(イム・チビン)が欠場し、第1リザーバーの小林聡がモンゴル人の花戸忍と対戦することになった。
 連盟によると、任は4月12日にソウルで行われたキックボクシング大会でタイ人選手と対戦し、2Rまでは互角の試合を展開していたが、3Rに右足の甲を痛め、セコンドからのタオル投入により3R TKO負けを喫してしまったという。連盟ではKOおよびTKOで敗れた選手は45日間の試合出場を禁止する規約がある。さらに5月大会は最大2試合行う過酷なトーナメント戦のため、負傷を抱えた選手の出場はより大きな負傷を招きかねないという判断から、連盟は任の欠場を決定した。
 任はこれまで31戦30勝(21KO)1分と無敗街道を突き進んでいたが、このソウルの試合で初黒星を喫したこととなる。3.8後楽園大会のトーナメント一回戦で小林聡をノックアウトし、優勝候補の筆頭にのし上がったが、花戸との無敗対決にも注目が集まっていただけに、欠場は実に残念だ。しかし花戸にしてみれば、「打倒・小林」のためにMAキックの王座を返上し全日本に乗り込んで来ただけに、これはラッキーな展開だろう。もちろんラッキーなのは小林も同じ。野良犬が最後に笑う展開に、着々となりつつあるようだ。得意の首相撲が禁止のルールため、花戸が一回戦では思わぬ苦戦を強いられたが、それをどこまで克服するかがこの試合のポイントとなりそうだ。
 なお、第2リザーバーの山本優弥の相手は後日発表される。(井原芳徳)

大月晴明、豪腕フックが今回も炸裂か?

▼ (4/10 up) 全日本ライト級最強決定トーナメントの準決勝と決勝が今大会の目玉だ。3.8後楽園大会の一回戦では小林聡がKOで敗退するなど波乱が続発したが、準決勝に残った4人はいずれも実力者揃い。大月晴明(写真)は豪腕フックで11戦11勝(10KO)無敗の脅威のKO率を誇り、準決勝で対する大宮司進も同門の魔裟斗を彷佛とさせる素早いコンビネーションが売りものだ。もう片方のブロックで相対する任治彬は韓国、花戸忍はモンゴル出身の選手。この2人も無敗で、23歳ど揃って若く、イキのいいファイトが期待できる。(※上記のとおり任は欠場)
 
小林聡、リザーブマッチで再起

▼ (4/10 up) トーナメントでまさかの一回戦敗退を喫した小林聡が、リザーブマッチに出場し、ライト級最強の座奪還に向け最後の望みをつなぐこととなった。相手は山本優弥。弱冠18歳ながら一回戦であの花戸忍に全く物怖じせず攻め込み、延長戦まで持ち込んだ選手だけに、今度も小林は油断は許されない。
 リザーブマッチの勝者は、準決勝終了後、決勝進出者のどちらかが負傷等で出場不能となった場合のみ決勝出場権を得る。大会以前に準決勝出場選手に欠員が出た場合、小林、山本の順に出場権を得る。

ワンマッチも注目カード続出。武蔵弟が初参戦!

▼ (4/10 up) トーナメントだけでなくワンマッチも注目カードが続々と決まっている。安部康博は、韓国の10戦10勝(9KO)無敗の脅威の22歳・柳良來[ユ・ヤンレ]との日韓ヘビー級王者対決に臨む。ここのところ強豪ヨーロッパ勢と激しく打ち合う試合を続け、会場を湧かせている安部だが、勝ち星にはなかなか恵まれておらず、今度こそ内容と結果が伴うことを期待したい。
 また、K-1ジャパンのエース・武蔵の実の弟・森知行が全日本初参戦を果たす。森は5戦5勝(2KO)無敗で「素質は兄以上」「K-1 MAXの隠し玉」とも言われている。昨年10月K-1有明大会のフレッシュマンファイトでは全日本の江口真吾を判定で下しており、今度は敵地に乗り込みミドル級2位の中村高明と激突。中村はオランダメジロジムでの武者修行を経て、2月28日・オランダで、日本人初の快挙となるAクラスマッチ勝利を収め、今回が凱旋試合と気合いが入っている。
 他にもフェザー級ランキング戦2試合、竹村健二 vs. 山本真弘、石川直生 vs. 村山良和が決定。イキのいいファイトで6戦無敗の成長株・山本と、王者・前田尚紀へのリベンジ&タイトル奪取を目指すイケメン石川に特に注目だ。(井原芳徳)
 

全日本キック "ALL JAPAN KICKBOXING 2003 全日本ライト級最強決定トーナメント〜決勝戦〜"
2003年5月23日(金) 東京・後楽園ホール
開場・17時 フレッシュマンファイト開始・17時30分 本戦開始・18時30分

【全日本ライト級最強決定トーナメント】
 ★日程:一回戦/3月8日(土)後楽園  準決勝・決勝/5月23日(金)後楽園
 ★優勝賞金:総額・500万円 優勝・300万円 準優勝・100万円 KO賞・15万円
 ★ルール:全試合サドンデス形式の3分3R。ヒジ・首相撲禁止の特別ルール
 ★契約ウェイト:62.00kg

メインイベント トーナメント決勝戦 サドンデスマッチ
大月 vs. 大宮司の勝者
花戸 vs. 小林の勝者

第7試合 日本・韓国国際戦 ヘビー級 サドンデスマッチ
安部康博(建武館/全日本ヘビー級王者)
柳 良來[ユ・ヤンレ](韓国/2003韓国ヘビー級トーナメント王者)

第6試合 ミドル級 サドンデスマッチ
中村高明(藤原ジム/全日本ミドル級2位)
森 知行(正道会館)

第5試合 トーナメント準決勝 サドンデスマッチ
花戸 忍(高橋道場/全日本ライト2位,COMBAT2002王者)
小林 聡(藤原ジム/WKA&WPKC世界ムエタイ・ライト級王者)

第4試合 トーナメント準決勝 サドンデスマッチ
大月晴明(AJパブリックジム/全日本ライト級王者)
大宮司進(シルバーウルフ/ISKA世界スーパーフェザー級王者)

第3試合 トーナメント・リザーブ戦 サドンデスマッチ
山本優弥(空修会館/新空手2001全日本軽量級王者)
藤牧孝仁(はまっこムエタイジム/全日本ライト級3位)

第2試合 全日本フェザー級ランキング戦 サドンデスマッチ
竹村健二(名古屋J・Kファクトリー/1位)
山本真弘(藤原ジム/7位)

第1試合 全日本フェザー級ランキング戦 サドンデスマッチ
石川直生(青春塾/2位)
村山良和(はまっこムエタイジム)

フレッシュマンファイト第3試合 ヘビー級 3R
Suzuki3:26(GENESIS/4位)
出畑力也(正道会館/正道会館1999&2000全日本ウェイト制重量級優勝)

フレッシュマンファイト第2試合 ウェルター級 3R
近藤高広(建武館)
池田将之(はまっこムエタイジム)

フレッシュマンファイト第1試合 ライト級 3R
凱斗亮羽(S.V.G.)
伊部敦雄(月心会)



■チケット料金  ※当日は\1,000アップ
 RS席 \10,000 S席 \7,000
(A席 \5,000は完売しました)

■チケット発売所:
 チケットぴあ(0570-02-9999),後楽園ホール(03-5800-9999),全日本キック(03-3365-1171),

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 バウトレビューでもこの大会のチケットを販売します
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ご購入希望の方はメールで、標題に「全日本キックチケット購入申込」と書き、
    席種、枚数、送付先住所、氏名、電話番号
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送料350円(税込み)を加算した合計金額を下記口座にお振込ください。
(例:S席 \7,000が2枚の場合、14,350円)
入金確認次第、全日本キックからチケットを送付します。
(入金締切 5/16(金)午後3時。席種によって売り切れも予想されますので、早めの入金をお願いします)
 UFJ銀行 梅田支店 普通口座 5631880 (有)マッスルブレインズ

<注意事項>
・原則として購入後の返金、変更は一切できません。
・チケットはいかなる場合(紛失、焼失、破損等)でも再発行いたしません。
・不可効力により興行を中止する場合の払い戻しは、所定の期間内に限り所定の場所で行います。
・出場選手はケガなどにより変更となる場合があります。
・振り込み手数料はお客様のご負担となります。

Last Update : 05/23

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