![]() |
セミファイナル(ライトヘビー級3回戦)
今年の郷野は、リングスのバトル・ジェネシス、そしてシュート・ボクシングとの共同興行シュートダブルクロスと、修斗の外で持ち前のセンスを生かした思いきりのいい闘いを幾つも見せてくれた。「重量級で一番バランスのいいのは僕」。郷野のこういった台詞 も、ああいった試合を見せてくれるのなら、実に気もちよく聞こえる。 そして、久しぶりにシューターとしてのホームグラウンド後楽園ホール登場である。
ゴングと共に、スーザは、その片りんを見せて、軽々と身を翻すと側転のようなキックを見舞っていく。これが噂のカポエイラ殺法であろうか?
試合は続行。
試合後、敗れたスーザはリングを占拠。めげずにゆる〜い感じの側転やバク転その他の体操を披露してくれた。思わず勝ち名乗りを忘れて、郷野もそのパフォーマンスにエールを送ってしまう。エンターテナーとしては一枚上手なところを見せたスーザであった。 ![]() (山名尚志) HTML編集:井原芳徳 |