第2回 出会い編:突然携帯でマッチメーク希望! |
写真・構成 TEAM”ガチン娘” |
●“TEAMガチン娘”結成のひみつ● 私的な話で恐縮だが、初めて会った人に「格闘技が好きです」と言うと、いぶかしげな顔をされる事がある。 しかし、この現象は何なのだ。 ...と、こういったワケの分からん情熱が、私たち“TEAMガチン娘”を突き動かす「核」になっている。 ●タカハシくんとの出会い● さて。前置きはこれくらいにして、高橋くんが何故私たち“TEAMガチン娘”と知り合うようになったのか。今回はそこに焦点を当てたい。 その発端は、一本の電話であった。 「あの〜、インターネットで“対戦相手募集”とか出来るんでしょうか?」 バウレビスタッフであるガチン娘・Yの携帯にいきなり電話をかけてきた高橋洋子は、開口一番こう言った。 ガチン娘・Y(以下Y)「ちょ、ちょっと待って下さい、どーゆう事ですか??」 「L-1」に出場した高橋洋子の事は、事前取材やインタビューなどで面識もあって、私たちの頭の中には入っていた。でも、こんなふうに本人から直接コンタクトがあるとは夢にも思っていず、正直言ってうろたえた。 そう、最初は『高橋洋子の対戦相手募集』という企画のはずだった。ところが取材を重ねるうちに、私たちは高橋くんの魅力に引き込まれてしまった。 まるで“恋”のはじまりのように。 私たちはお近づきになる第一歩として、一緒に修斗を見に行くことにした。バーリトゥードに出たタカハシ君の活動範囲を考えると、修斗が一番勉強になるだろう、感性を刺激されるであろう、と踏んでのことだ。 会場に入るなり、 高橋「すごいですねぇー、こんなにお客さんが入ってる!」 彼女がレフェリーとして所属するJd’をはじめ、女子プロレスの興行は、全体的に客入りが寂しい。その中でやっている高橋くんとしては、この日の修斗の盛り上がりぶりは驚きだったのだろう。実際この日は激しい試合の連続、会場は沸きに沸いていた。 Y「うわ〜〜〜っ!!凄いよ速いよ!!見た?見た?」 あの満員御礼の後楽園ホールで、私たちは、そんな間抜けな会話を交わしたのだった。
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