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Report

Women's Boxing日本女子ボクシング協会 "LADY GO! 2000 〜PART4〜"
2000年12月12日(火) 東京・北沢タウンホール

「ライカ、八島、初の国際戦、韓国勢に圧勝」

 

第6試合 日韓国際戦 57.15kg契約/2分6回戦 
日本フェザー級
ライカ
(山木)
判定3-0

60-53,60-54,60-56
韓国フェザー級
安知薫(アンジ・ヘ)
(韓国)
×

 序盤からライカ(上写真左)がパンチで攻勢をかけるが、アンジは本日がボクシングデビューとなるものの、キックでは既に10戦を経験しており、18歳という若さも手伝ってかなかなかに打たれ強い。2R右クロスでアンジが腰を落とし4カウントまで数えられたが、ノーダウン扱いとなる。その後もアンジのクリンチに阻まれながらもダメージを与え続け、6Rにはようやくコーナーに詰めてのボディ連打でスタンディングダウンを奪う。バッティングでライカは鼻骨を骨折するというダメージを負ったものの、大差の判定勝ち。試合後「来年はもっとKOで倒せるよう、リングに上がっていきたい」と語り、現王者菊川未紀とのタイトルマッチを希望した。

第5試合 日韓国際戦 50.8kg契約/2分6回戦 

日本フライ級
八島有美
(プロフィット馬車道)
4R1分41秒

TKO (タオル投入)
韓国フライ級
金 仁淑(キム・インスク)
(韓国)
×

 メインのアンジ同様、本来キックボクサーであるというキムは、実はこの試合がボクシングデビュー戦。キック事態の経験もまだ三戦のみという経験不足を露呈してしまった。一方、八島(下写真右)も今夜が初の6回戦だが、キムのがら空きの顔面に確実にストレートを放ち続け、2Rにダウンを奪う。顔面を真っ赤に腫らしながら気力で立ち続けるキムだが、4R顔面を連打され棒立ちになったところでキム陣営がタオルを投入。八島は試合後リング上で「相手は変わったけどどんな相手でも対応できるようハードな練習を積んできた。フライ級も選手が増えてきたので、腕を磨いてチャンピオンを目指したい」と語った。かつては大道塾に所属して空手を学び、進級に伴って導入された顔面対策のために始めたボクシングではあったが、現在は昼はOL、夜は11時までジムに籠ってのトレーニングというハードスケジュールをこなすほどののめり込みようで、すっかり空手を忘れてボクシング一筋になってしまったという八島。セミ起用という大役をこなした事を機に、存在が大きくクローズアップされていきそうだ。



第4試合 53.52kg契約/2分4回戦
日本バンタム級    日本バンタム級
竹内鮎美(山木) 対 石本貴子(龍生塾)
勝者:石本貴子 判定0-3[38-40,37-40,38-40]

第3試合 50.8kg契約/2分4回戦
日本フライ級      日本フライ級
金子真理(禅道会) 対 土田奈緒子(入谷)
勝者:土田奈緒子 判定0-3[37-40,37-40,38-40]

第2試合 47.61kg契約/2分4回戦
日本ミニフライ級      日本ミニフライ級
ジプシータエコ(山木) 対 布施雪野(JMN)
ドロー 判定0-1[39-39,38-40,40-40]

第1試合 50kg契約/2分4回戦
日本フライ級     日本フライ級
勝哉(スピード) 対 小山江利子(山木)
勝者:小山江利子 判定0-3[38-40,39-40,38-40]

レポート:井原芳徳  写真:井田英登

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