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Report

修斗パレストラTOKYO主催 "SHOOTO GIG EAST Vol.1"
4月28日(土)東京・北沢タウンホール

「アベカズ、1年半ぶりの復帰戦はドロー。松根デビュー4連勝も苦い表情」

レポート:井原芳徳  写真:飯島美奈子

第7試合 ライト級 5分2R 

阿部和也
(パレストラTOKYO)
判定0-1

19:19,19:19,19:20

井上和浩
(インプレス)

 修斗のエース候補と目されていたアベカズこと阿部和也が1年半ぶりのプロ公式戦に挑む。ウェルターからライトに絞っての復帰だ。ファイトスタイルもパンチ中心と変わった。だが3月のコンバットレスリング69kg級準優勝(優勝は五味)の井上のグラップリングに苦戦。アベカズも昨年の同級優勝者で組みのテクはお墨付きのはずだが、巧みに手足を効かせる井上のガードをパスできない。2Rには「下手に打ちあわないようにした」井上がアベカズのパンチにタックルを合わせテイクダウン。アベカズはスイープを再三試みるが失敗。アベカズは「負けだと思った」が結果はドロー。苦い復帰戦となったが悲壮感は無く、「いろいろ試しながら試合をした。休んでいる間は焦りは無かった。今年はあと3試合やりたい」と早くも次に照準を絞っている様子だった。

 なお、阿部、井上の両選手は29日付けでクラスAに昇格した。

第6試合 ウェルター級 5分2R 

藤原正人
(パレストラTOKYO)
1R 1'01"

TKO

倉持昌和
(無所属)
×

 藤原が今をときめくライアン・ボウの膝蹴りに沈み病院送りとなったのがちょうど1年前の北沢大会。それ以来の試合となる藤原の相手は、そのライアンと同じ横浜ジム出身の93年デビューのベテラン・倉持だ。倉持のセコンドにライアンが付く。因縁対決に期待がかかったが、あまりにも短くあっけない幕切れとなった。序盤藤原のパンチを顔面に喰らった倉持が出血。最初は出血がわかりにくかったが、藤原がそのまま飛び付きの三角絞めに入ると、倉持の鼻から滝のように血が流れ落ちる。倉持の顔と藤原の胴回りが真っ赤に染まり、ドクターストップ。アクシデントながら勝った藤原は血まみれのまま大喜び。倉持は行き場のない怒りを堪えていた

第5試合 ブラジリアン柔術アダルト紫帯ペナ級(66.9kg以下) 7分一本勝負 

朝倉孝二
(パレストラTOKYO)
ポイント

4-0

梅村寛
(ALIVE)
×

 パレストラ初の主催のプロ興行となるこの大会。独自色を出すためにと、1興行に最低1試合BJJマッチを用意することになった。休憩前には早川光由、宍戸勇が挨拶。試合前には選手をリングに上げてのルール説明が行われ、試合中もポイントが入ればアナウンスされ、柔術観戦の初心者にもわかりやすい配慮がなされていた。試合は朝倉がリバーサル、ニー・イン・ザ・ベリーで2ポイントずつ獲得し勝利した。
 なお次回5/22北沢でのパレストラ興行の柔術マッチでは早川光由、小室宏二らの出場が決定している



第4試合 フェザー級 5分2R 

松根良太
(パレストラMATSUDO)
判定3-0

20:19,20:19,20:18

HIRO
(総合格闘技STF)
×

 今日がデビュー戦のHIROこと小寺洋安は昨年の東日本アマ修斗オープンのフェザー級決勝で松根と対戦しており、松根がわずか1ポイント差ながら判定勝ちをおさめている。先にデビューし、すっかり下北常連となった松根が今日も熱いファイトで観客を沸かせる。序盤きれいな右ハイを見せ、テイクダウンを狙うHIROからうまく逃れサイドポジションを取ると歓声が起こる。ハーフガードで膠着が続くが、肩パンチと顎でプレッシャーをかけ続ける。2Rになると大振りのフックを見せる。HIROもタックルでしつこく倒しにかかるが松根は倒れずHIROがロープに押し込んだ状態で膠着する。結果は判定で松根の勝利。松根はデビュー以来負け無しの4連勝をとげたが、試合内容に納得がいかなかったのか苦い表情で客席に手を合わせお辞儀をしていた。

第3試合 フェザー級 5分2R 

藤田善弘
(パレストラHIROSHIMA)
1R 5'00"

ストレート・アーム・バー

赤崎勝久
(SHOOTO GYM K'z FACTORY)
×

 開始早々赤崎のパンチで藤田がダウン。藤田はその後もタックルを切られガードポジションを強いられるが、下からアームバーを狙い形勢逆転。赤崎も耐え続けるがゴング間際にタップ。藤田が2月の大阪大会に続く一本勝ちをおさめた。

第2試合 ミドル級 5分2R 

岩瀬茂俊
(総合格闘技TOPS)
判定3-0

19:18,20:18,20:19

堂垣善史
(パレストラKAKOGAWA)
×

 1年ぶりの試合となる岩瀬がガードの低い堂垣にカウンターパンチを的確に当て勝利。

第1試合 ミドル級 5分2R 

徳岡靖之
(パレストラKAKOGAWA)
判定3-0

20:18,20:18,20:19

中山 徹
(インプレス)
×

 2Rにマウントポジションを奪った徳岡が勝利。

レポート:井原芳徳  写真:飯島美奈子

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