植松はライト級王者のノゲイラから次期挑戦者に指名されている。近いうちに実現するであろう対戦に向けコルドッソを軽く一蹴したいところだったが、予想外の苦戦となった。
植松はいつものロングスパッツではなく、「M16」と縫い込まれたトランクス姿。打撃の先生である"ランバー"ソムデート・M16にあやかったという。
だが打撃が出るシーンは少なく、植松が関節技で攻めるが、アブダビコンバット-65kg級米国予選優勝選手のコルドッソがことごとく逃げ切るという展開が繰り返される。アリ猪木状態で植松が立ち上がり、パンチを落とすシーンも何度か見られる。なかなか極められない植松に観客のフラストレーションが溜まる一方。3Rにはコルドッソのカウンターをもらい植松が鼻血を大量に出す。後半は植松がガードポジションのまま膠着が続きそのまま試合終了。大会開始6時10分、終了10時20分という長丁場だったことも相まって、判定結果を聞かずに席を立つ観客も多かった。
植松は勝利者インタビューを受けることもなく、四方にお辞儀をして退場。控室でのインタビューでも今日の苦戦に反省しきりだった。
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